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【第十限】 影の申し子

おはようございました☆


ありとあらゆることが忙しい今日この頃・・・・

文章の確認はしておりませんので、何かありましたらご指摘等よろしくお願いしますノ


ではではどうぞ^^

「結界の干渉なおも進行・・・・! 何か来ます!!」


みんなが南東の一点を見つめる中、鈍い音を響かせて空に黒い穴が開いた。

一斉に警戒態勢をとる。すると何かが出てくるのが見えた。

中から出てきたアレは・・・・人?

否。人にはあんなごつい尻尾は生えてないだろうし、そもそも人が時空穴から出てくることなんてまず無い。じゃあ・・・・なんだ?


「・・・・影蠍フリギア・・・・まさか・・・・まさか初っ端からあんな奴と当たってしまうとは・・・・」


「あれ? 先生あの人(?)知り合いなんですか?」


「知り合いも何も・・・・」


といったところで先生は一ノ瀬さんに目配せをし、説明させた。

一ノ瀬さんは黙って頷き、淡々と話し始める。


「彼女はフリギア・ノーブレル・エルシモーレン。通り名を”影蠍フリギア”。反乱軍レジスタンスの幹部の一角を担う。所持能力は、シャドウ麻痺毒パラライザ・・・・先生がご存知なのはむしろ当然かと思われます」


なるほど、あのごつい尻尾は蠍のものか・・・・

・・・・え? KANBU? 昆布じゃなくて? 幹部?


まぁその辺は聞かなかったことにしておいて、改めてそのフリギアとやらに視線を・・・・

・・・・いない。ざっと見渡してもどこにもいない。


「貴方が新しい『コマンダー』さんですの?」


「うわっ!?」


急に後ろから話しかけられた・・・・!?


「あら・・・・驚かせてしまいましたわ・・・・これは失礼致しました」


振り返ると、そこにいたのは漆黒のドレスを纏った少女。

・・・・背中には馬鹿でかい蠍の尻尾。


「まさか・・・・君がフリギア・・・・」


「あらまぁ、ご存知でしたの? 光栄ですわ」


いや、たった今知ったんだけどね。

フリギアは俺に向かってにっこりと微笑んだ。

か、可愛い・・・・敵なのに。

だが笑い返すのは無理だ。なんというか可愛いのだが・・・・怖い。恐怖を覚える。

強者の笑顔はなんとやらというが、その言葉はどうやら本当のようだ・・・・


「ディナさんも、ご機嫌麗しゅう」


そういってフリギアは軽くお辞儀をした。


「・・・・・・! フリギア・・・・麗しゅうじゃないのですよ!! あなた達の所為で私は夜も眠れないのですよ!」


「まぁ! だからいつまで経ってもそんなに可愛らしい背丈でいられますのね! 寝ない子は育ちませんわよ?」


「なっ・・・・!」


挑発なのか本心なのかさっぱりわからん。

早くも先生がぷっちんしちゃいそうだ・・・・

もう完全に冷静さを欠いている。これも敵の策の内か・・・・?


「ディナちゃん落ち着いて! こいつなんかおかしいよ!」


リンが呼びかけ、先生を呼び戻す。


「うむ・・・・俺も同意だ。何か企んでいそうだな」


「確かに変ですねぇ? 何が変かはわかりませんけど・・・・」


「戦装代わりにメイド服着てるお前の方がよっぽど変だけどなー」


「はうぅっ」


ダルがり君・・・・それは言わないお約束だと俺は思うんだが。


だが、言われてみれば確かにおかしい。

この世界は俺が死ねば終わるらしい。そして今、彼女は俺を誰にも妨害されず殺せる距離まで接近している。


・・・・なのに・・・・なぜ殺そうとしない・・・・?


「・・・・何が目的か言ってもらいましょうか? アンタ・・・・」


アリサが問い詰めるように訊く。


「クスクス・・・・」


するとフリギアは先ほどよりも露骨に怖い笑いを浮かべた。


「『コマンダー』の蒼瑠・炎龍のアリサ・雷刃の刹那・黒龍のゼノ・エレメントマスターのリリア・機人の奈津・白天の鈴音・・・・・・そして黒天の琴音」


「・・・・・・・・・・ッ!?」


「な・・・・!?」


琴音の存在が・・・・バレてる!?

本当に何なんだこいつらは・・・・・・


「何方も頭脳は明晰。ワタクシ頭のよろしい方はキライじゃなくってよ」


「んなことどーでもいーからよー、さっさと目的話して帰れよ」


ゼノと呼ばれた男子(ダルがr(ry)が話を逸らさせまいとする。


「・・・・でも貴方方はまだ気づいていない・・・・」


「おま・・・・人の話聞けや!」


「儚く散ったワタクシの・・・・メシア様の仲間・・・・」


メシア・・・・? 様付けってことは反乱軍レジスタンスのボスのことか・・・・・・?

あるいは幹部の中でも序列の高い奴か・・・・


「それが今・・・・返り咲く。影の恩恵を受け継いで・・・・」


・・・・なんのこっちゃ?

みんなの頭上に疑問符が浮かんだ。


「・・・・! しまったのです!!!」


突然先生が叫んだ。


「え? どうしました先生?」


「中谷君!! 急い『ボ ォ オ オ オ ォ オ ォ オ オ ォ ォ オ ォ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・』・・・・!!!」


何かが鳴いた・・・・いや・・・・吼えた!?

あまりの重低音に、校舎の窓がいくらか割れたようだ・・・・!?


しかし本当に何事だ!?


「蒼瑠様! 先ほどの『災獣』が!!」


「!?」


さっきのは琴音が上手に焼いてくれたはずなんだ・・・・・・が・・・・・・・・


『ボ オ オ オ ォ オ オ ォ オ ォ ォ ォ オ オ オ オ』


そこにいたのはさっきのローションネッシーとは程遠い、だが原型は留めている。

そんな、漆黒に染まった『災獣』が天に向かって咆哮していた。

コゲ肉になってしまった・・・・


「『UNKNOWN』・・・・・・・・お・・・・終わったのです・・・・・・」


アンノーン、シンボルポケ○ン。


めざパの代名詞。!と?のジト目がなんともいえない。

少なくともあんなにデカくてヤバそうなアンノーンは居ない。


「なるほど、突然変異種か☆」


「あら、『コマンダー』の方は洞察力もよろしいんですのね! ほぼ正解ですわ!」


「んぁ?」


正解? めざパ野郎の突然変異ってとこ? まぁさぁかぁ☆


『ボ オ オ ォ ォ オ オ ォ オ オ ォ オ オ ォ ・ ・ ・ ・ ・ ・』


「いけませんわ・・・・説明している暇は無いようですわ」


さっきの復讐とでも言わんばかりに『UNKNOWN』が俺たちを激しく威嚇している。

今にも襲い掛かってきそう・・・・・・というか・・・・


「みんな!! 来るぞ!!!」


「クスクス、ではまたの機会にごきげんよう♪ まぁないとは思いますけども」


「待つのですッ!! あなたこんな面倒じゃ済まないヤツをほったらかして・・・・・・!」


先生が文句を垂れている間に、フリギアは再び時空穴をくぐって消えてしまった。


「ヘッ、腕が鳴るぜコノヤロー」


「ゼノ君!? 貴方正気なのですか!? 『死』が怖くないのd・・・・」


「細かいことは言いっこ無しよ先生!」


「だな・・・・どうせやらなきゃやられるんだ。やるしかねぇだろ」


「おー、いいこと言うねぇ落ち武者君!」


「誰が落ち武者・・・・むぅ・・・・女子に反論はできねぇ」


「・・・・彼・・・・・・ヘタレ?」


「もぐもぐ」


「よし! 行くぞみんな!! ヤツを倒すぞ!!!」


『よっしゃぁ!!』




「このやる気なら・・・・この戦力なら・・・・本当になんとかなるかもしれないのです・・・・!」




第二ラウンド開始・・・・・・

まぁただ余裕勝ちっていうのも出来レース化しますからねぇ


ということで強化してみましたw

まぁ次話もいつも通りゆっくり待っていってね!!!ということで・・・・


毎度毎度サーセン・・・・


ではではノシ

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