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強敵、オーク現る

 私の旅は始まり、ワルズ村から離れ、ただいま真夜中の森の中をフーデンさん達率いる討伐隊と一緒に王国まで歩を進めていた。

 真夜中の森は静かであり、何処からか魔獣が出てくるかもしれない恐怖もあって、討伐隊は松明を使い、周りを注意深く警戒しながら着実に王国へ進んでいる。

 私も周りを警戒しているが、まだ戦い慣れてないなので、もし戦う事になった場合、魔獣と戦えるかどうか分からず、緊張より恐怖が勝っていた。


 そんな不安そうな顔をしているのがバレたのか、隣で馬に乗っているフーデンさんは、

 「大丈夫だ。俺達はかなり強い部隊だから、魔獣との戦闘は任せてくれ。」

 と話してくれる。

 そんなフーデンさんの声は自信が溢れており、不思議と恐怖が少し和らいだ感じがした。

 こんな隊長なら他の隊員も恐怖や不安など吹っ切れ、付いていきたいと思うんだろうなと私は感じていた。


 討伐隊の人員は10人程で、前に3人、後ろに3人、そして、私とフーデンさんの2人、魔導士達4人は真ん中の陣形で進んでいた。

 この陣形は前後から出てくる敵に注意し、中衛から魔導士の魔法の支援がしやすくする為で、前衛役を3人という少なくするのは、魔導士の魔法が被弾しないようにする為であるとフーデンさんから聞いた。

 

 「そんな呪いを受けた身体なのに旅したいってほんとあんたはバカじゃないの?」

 と隣から魔導士の少女が私に対してそう言ってくる。

 「アン、そう言うのやめなよ。レーヴェンさんはやりたい事があるからこうして付いてきたんだからさ」

 反対側からラウさんがその長髪赤髪の少女、アン・パドウィンへ注意をするが、アンは

 「ラウ先輩もなんでこんな人の旅に付いていくのかんがえているんですか!!あのまま村に留まった方がいいのに!!」

 とラウさんへ抗議する。

 私はまさかこんな人と言われたのは流石にショックを受け、少し凹んでしまう。


 「知りたいという気持ちは大事な事だと僕は感じるからだ。それよりもアンはいつまでそんな怒りぽい性格直せるの?」

 「なんですって!!この女男!!」

 でアンさんとラウさんの言い合いが始まってしまった。

 まさかこんな時に言い争いが始まると思わず、大丈夫か不安になってくる。


 2人の言い争いに皆は一度立ち止まり、隊長であるフーデンさんが「お前達やめろ!!」と止めに入る。

 そんなやり取りをしている中、アンの隣にいたもう1人の魔導士の少女が

 「アンがごめんなさい、あんな性格だけど結構真面目で素直じゃない子なんだ。きっとレーヴェンさんの受けた呪いが酷いのを知ってて、それであんなふうに言ったの。」

 とアンの代わりに謝りに来てくれた。


 アンがそんな考えをして、あんなふうに言った事を聞いて意外と思い、「へぇ、優しいんだね」と言ってしまった。

 そう優しいと言った時、その桃髪の少女は「そう優しいの!」とアンの事を分かってくれたのが嬉しくて顔を明るくする。


 「アンはね、弱虫で寂しがりの私と唯一の友達で、困ったときに助けてくれるの!しかも、魔導士として才もあって本当に凄いんだ!」

 「あ!申し遅れてすいません!私、ミラ・ラスタって言います!」

 と彼女、ミラ・ラスタは喜びながらアンの自慢をし、自己紹介をしてくる。

 余程アンの事が好きなのが伝わり、クスッとし、私も自身の紹介をする。

 「私はレーヴェン・ジーナ。私は沢山の人の生きる理由を知りたいと思い、旅を始めた身だ。」


 「へぇ〜…生きる理由か…」

 と私の旅を始めた理由を聞いて、ミラは興味があるように反応し考え始める。

 何を考えているのか気になり、聞こうとした。


 そんな時…


 バキバキバキっと木が折れていく音が聞こえた。


 何者かが近づいてくるのを分かり、先程言い争いしていたアンとラウはすぐに警戒し、バラバラだった陣形もあっという間に直した。

 私も音が聞こえた方向へ顔を向けて、双鎌を取り出せる用意をする。


 やがて目の前の木が折れ、現れたのは…


 どんな生き物を食らう事で有名で、ブラットウルフよりも強力な魔物、オークが現れた。

 しかも2匹。

 彼らオークは2メートルの大きさで、顔は豚のような顔、しかも鋭い牙が見え、その牙で捕らえた獲物の骨を噛み砕いて食べる。

 その食べる獲物はなんでも良く、人間でも食べてしまう恐ろしい魔物だ。


 まさかのオークの出現に討伐隊は驚く。

 「なんでオークがこの森にいるんだ!?」

 「聞いてないよ!!」

 と討伐隊の皆は焦り始めるが、隊長であるフーデンさんは「落ち着け!!」と活を入れる。


 「慎重に対応するぞ!!オーク2体、俺達でも行ける!!盾持ちの前衛達は守りながら戦い、魔導士達はその支援!」

 オーク2匹相手でもフーデンさんはすぐに指示を出す。

 急な強敵相手にしっかりと指示出来る姿は凄いと私は感じる。

 「レーヴェンさんはここで待っていてください」

 とフーデンさんは言い、馬に乗りながら立ち向かった。

 私も何か力になろうと思ったが、やはり戦闘を出来る自信が無く、もしこのまま私も立ち向かったら、あのオークの剛腕に潰されてしまうかもという最悪な未来が見えてしまい、足が震えてしまった。


 「行くよミラ!」

 「う…うん!!」

 アンとミラは前衛の人達のサポートをしようと、魔法の詠唱を始める。


 しかし、茂みから一匹何が2人へ飛びかかる。


 あのブラットウルフだった。

 「登場人物紹介」

アン・パドウィン

 討伐隊の魔導士の少女、ラウの後輩であり、魔導士としてかなりの実力はある。

 ミラとは幼い頃の友達で、ミラが困った事があると助けてくれる優しい一面もある。

 だが素直になれない子なので、強い口調になってしまい、先輩であるラウと口喧嘩しやすい。

 つまりツンデレの少女である。


ミラ・ラスタ

 討伐隊の少女、アンとは幼い頃の友達であるおっとりやな少女。

 アンが討伐隊に入ると聞いて、私もアンみたいに力になりたいと思い、アンと一緒に討伐隊へ入った。

 のほほんとした性格な為、討伐隊から妹のように可愛がられている。

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