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用語解説 Part2

用語解説というよりは紫竜の生態解説がメインになってます

竜の子


竜の子は父竜の巣で生まれ、成獣するまでは父竜の巣で過ごすことになっている。特に鱗の生え代わりまでは竜の子は病気やけがで死ぬこともあるので、父竜と一緒でなければ父竜の巣から出られない(ただし巣から出てしまえば父竜が不在でも外出は可能)。

 鱗の生え代わりを終えた後の雌の子については、父竜の再婚などで同居が困難となった場合には本家に住まいを移して守番をはじめとする雌竜に育てられ、仕事を教わることもある。かつては竜冠が父龍光の再婚により本家住まいとなり、現在は竜理が本家住まいとなっている。

 雄の子は父竜からシリュウ香作り等を学ぶため、成獣するまで父竜の巣を出ることはなく、龍助りゅうすけのように父竜が死亡した場合には養父の巣で育てられることになる。

 妻は自分の子でない竜の子との同居を嫌がるため、龍算のように再婚相手が見つからないことは珍しくない。また龍光のように(亡妻から生まれた)龍久が後妻と衝突することを懸念して再婚を渋る例もある。




鱗の生え代わり


竜の子は転変により紫竜の鱗を得るが、生涯で一度だけ鱗が生え代わる。鱗の生え代わりにより、竜の子は母の種族の姿になることはなくなり、二足形にそくけいで過ごすようになる。

 また鱗の生え代わりまでは、竜の子は母の種族の姿、二足形、転変した竜の姿に自分の意思とは関係なくコロコロ変わるが、鱗の生え代わり後は、自分の意思で転変した竜の姿になることができる。ただし竜の姿はとても疲れるうえ、身体が大きくて動きづらいので皆嫌がっている。

 鱗の生え代わり後は身体の一部だけを竜の姿に戻すこともできるが、とても難しいらしい。




成獣せいじゅう


人間でいえば成人(大人の仲間入りをすること)を指す。

 雌竜は生まれて初めて無精卵を産卵すると成獣と認められる(人間でいう初潮)。個体差はあるが、おおむね15~20歳で成獣となる。

 雄竜はリュウレイ山でリュウカを見つけて初めて成獣と認められるので、18~30歳までと幅広い。なお、30歳過ぎても成獣できなかった雄は弱者・怠惰と見なされて殺されるルール。

 また雄竜は身体的には繫殖可能となっても成獣するまで子作りは禁止されており、これを破ると問答無用で殺される。

 力の強い雄ほど一回で破壊できるシリュウ石の量が多いので成獣は早いとされており、龍栄は20歳、龍希は18歳で成獣しているが、龍灯のように後継候補となるほど力が強いのに25歳まで成獣できないこともある。リュウカ探しは運の要素も強いが、龍韻のように力の強い父竜に手伝ってもらいリュウカを見つけることはルール違反ではない(ただし父竜が見つけたリュウカを流用するのはダメ)。




独立


雄竜も雌竜も成獣すると父竜の巣を出る。これは雄竜の習性として例え親子であっても自分の巣に他の成獣がいることは受け入れられないからである。

 雌竜は成獣と同時に本家に部屋が与えられ、婚姻後は夫の家と本家の部屋を行き来する。ただし最近は本家での守番が増えたため、竜夢のように静かな余生を希望する雌竜は一族所有の別荘を借りたり、空いている雄竜の巣を間借りするようになった。

 雄竜は成獣すると自分の巣を持つ。これは本家は族長の住まいという側面があるため、ナワバリ意識の強い雄竜は本家住まいが不可能だからである。

 龍希のように巣を相続する場合もあれば、龍韻・龍景兄弟のように父竜から使っていない巣を買い取る場合もある(生存している父竜から巣を無償でもらうのは自立できていない証とされ、禁止されている)。

 なお、巣の大きさや立地などには雄竜ごとに好みがあり、龍緑は父龍海の向日葵亭を買い取ることもできたが、好みにあわず、結果的に龍大の巣を買い取ることにした。

 巣の購入資金は成獣までにシリュウ香売買で貯金しておくことが望ましいが、龍兎りゅうとのように自己資金が足りない場合には、巣を借りて移り住み、代金を分割で支払うこともある。




シリュウ香


 雄竜の血とシリュウ石でつくられる秘薬。本来は獣人の妻の本能をゆがめて雄竜と子作りできるようにするための物だが、獣人同士の繫殖能力を高める効用もあるため獣人に高値で売るようになった。

 血が原料となっているため雄竜は10歳を超えて初めてシリュウ石作りを教わるようになる。

 シリュウ香は、作成竜により香りや効き目が異なるとされており、シリュウ香のガラス瓶には作成竜の紋を入れている。この紋は雄竜の屋敷の名前にもなっており、龍景は自分の屋敷を朝顔亭と名付けたので、シリュウ香のガラス瓶には朝顔の花を描いている。

 ただし、成獣するまではシリュウ香の単独販売は禁止されており、竜の子が作成したシリュウ香は父竜が自分の紋を入れて販売し、代金を竜の子に渡すルールになっている。

 なお、龍陽のように無印のシリュウ香をプレゼントすることは認められているが、受け取った獣人はそれを販売することはできない。




シリュウ石


リュウレイ山でのみ採取できるキラキラと紫色に輝く石で、シリュウ香の原材料の一つ。

リュウレイ山で死んだ紫竜の死体が地下水により時間をかけて石化したものと考えられているが、紫竜ですらリュウレイ山の地下には入れないので真偽は不明。

大きな塊になっているので、雷で砕いて持ち帰る。雄の子は鱗が生え代わると父竜に連れられてシリュウ石採取を始めるが、シリュウ石を砕けるほどの雷が出せるようになるのはおおむね14歳以降とされており、竜の子は雷の練習を繰り返す。




リュウカ


シリュウ石の山からごくまれに発見される大輪の花の形をしたシリュウ石のこと。

 大きな塊の根元近くから発見されることから、雄竜はこれを見つけて初めて成獣と認められるが、父竜の助けを得て大きな塊を砕き、根元近くを竜の子が単独で破壊した結果、リュウカを見つけても有効とされている。

 リュウカは婚姻時に夫竜が妻に贈ることとされ、紫竜の妻はリュウカをネックレスやベルトの飾り等にして身につけることが義務付けられている。妻には夫竜の匂いがついているが、匂いだけでは使用人と区別がつかない場合があるのでリュウカが妻の身分証明書の役割を果たしている。

 離婚した場合にはリュウカを夫竜に返還することも義務付けられており、リュウカの返還により離婚成立とされているため、龍希とサヤの離婚が遅れた。




リュウレイ山


紫竜領で最も高い山であり、地下に竜神が眠る神聖な場所とされ紫竜一族以外は立ち入りできない。

死期を悟った竜は自らリュウレイ山に籠り、死んだ後はリュウレイ山で葬儀が行われた後、死体は地下へと続く滝に流される。

 紫竜一族が立ち入れるのはリュウレイ山の山頂のごく一部だけであり、それ以外の場所に迷い込むと生きて帰っていた竜はいない。

 リュウレイ山は本来、竜の住む場所ではないが、妻と死別して病み、死を覚悟した龍流がリュウレイ山に入ったものの奇跡的に回復したことから、竜神に特別に生かされた存在としてリュウレイ山に住み込み管理人となることを許された。




リュウカの部屋


雄竜の巣の中にある妻専用の部屋の名前。リュウカが妻の証であることからこの名がつけられた。

どの巣でも雄竜の寝室、執務室に次いで巣の奥側に置かれている。

 部屋の内装は妻ごとに作り直すことになっており、縁談相手が決まると妻の要望を聞いて雄竜が改装を行う。結納金の支払い、リュウカの部屋の改装が終わってからようやく妻を巣に迎え入れることができる。

 なお、芙蓉が妻として枇杷亭に連れてこられたにもかかわらず、すぐにリュウカの部屋に入れなかったのは、タタが芙蓉が妻だと知らされていなかったので使用人用の部屋を用意してしまった上、妻の自覚がない芙蓉が使用人用の部屋でも広すぎると龍希に伝えたために、龍希が枇杷亭のリュウカの部屋の縮小工事を行うか悩んでいたためである(なお、縮小工事は鶴のばあやの反対で実現しなかった)。

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