登場人物紹介 ~代理戦争編~
芙蓉
人族・32歳・水連町の薬屋の娘 ・龍希の妻で龍陽、竜琴、龍風の母
兄に遊廓に売られ遊女として一晩をともにした龍希に身請けされて気づいたら妻にされていた。
向日葵亭で仮住まいをしながら水連町の実父との再会を心待ちにしている。
龍希
紫竜族・34歳・紫竜族長・父は先代族長の龍峰、母は孔雀族のキーラ
人のふりをして入った遊廓で芙蓉と出会って再婚した。族長になることを嫌がっていたのはもう昔のことだが、龍栄の守番が終わったら仕事を押し付けようと思っている。
龍陽
紫竜族・11歳・龍希と芙蓉の長男
竜の子の最年長で、竜神から役割を与えられているため成獣したら後継候補になる予定だが、獣人との縁談を嫌がっている。
竜琴
紫竜族・9歳・龍希と芙蓉の第二子
ようやく巫女の役割から解放された。向日葵亭での生活を楽しんでいる。朱鳳の鳳匠と黄虎の虎達に求婚されている。
龍風
紫竜族・6歳・龍希と芙蓉の第三子
鱗が生え代わったが、まだまだ甘えん坊。同い年の竜理より身体が小さいことを密かに気にしている。
イグアナの神林で迷子になっていたところを助けてくれたユリに懐いている。
龍栄
紫竜族・39歳・族長補佐官・父は龍峰で母は熊族のエイナ・朱鳳と藍亀の取引担当・住まいは桔梗亭
再婚した狸妻との間に息子の龍応が産まれて、現在は別荘の守番中。
竜縁
紫竜族・10歳・龍栄とニャアの第一子
実母と実弟とは死別し、継母の狸には嫌われ、異母弟ともあまり仲がよくない模様。
朱鳳の婚約者がいる。
サンデー
狸族・狸族長の三女・龍栄の妻で龍応の母
狸族の神官に嫁いで狸の娘がいたが、父親である狸族長の命で離婚して、龍栄に嫁いだ。
父親の命令で芙蓉の素性を探っていた。
龍緑
紫竜族・30歳・族長補佐官・龍海の一人息子・妻は三輪・住まいは睡蓮亭
かつては芙蓉に片思いしていたが、竜湖の策略に気付いて龍景と結婚させられそうになっていた三輪と結婚した。
娘の竜琳に続き双子の息子が産まれて、仕事に育児に忙しい。
三輪
人族・30歳・清水町酒屋の三女・龍緑の妻
獣人に家族を皆殺しにされ、藍亀の島で行き倒れていたところを龍陽に発見され、芙蓉の侍女をしていたが、竜湖に脅されて龍緑に嫁いだ。
現在は双子の息子と、娘の育児に追われて疲れぎみ。
芙蓉と打ち解けているユリに嫉妬している。
龍光
紫竜族・46歳・竜冠と龍久の父・住まいはスミレ亭
龍久の母であるシマヘビ族のクシャナと死別後、しばらく独身生活を続けていたが、龍景の後始末を引き受ける形でタンチョウ族長の娘と再婚予定。
娘の竜冠は成獣して白鳥族に嫁いだので、息子の龍久と暮らしている。
龍峰
紫竜族・69歳・先代族長・龍栄と龍希の父
妻2人とは死別し、族長引退後は枇杷亭を借りて住んでいる。初孫の龍陽を溺愛しているが、孫全員に等しくプレゼントを贈っている。
龍賢
紫竜族・63歳・族長の相談役・龍韻と龍景の父
狼妻のカーベルと死別後、再婚せず楓亭に1人で暮らしている。
龍韻の妻が妊娠していなかったことが分かって落ち込んでいたが、ユリの妊娠が分かって龍景に関してお節介になっている。
龍景
紫竜族・31歳・末席補佐官・龍賢の次男・母は狼族・住まいは朝顔亭
タンチョウ族長の娘との縁談があったが、龍希から預かっていたユリにシリュウ香を嗅がせて一夜を共にし、翌朝、父や龍栄の助力を得てユリと再婚した。
ユリ
人族・32歳・元解放軍の南部隊員
中学卒業後に北の殿町の漬物屋に嫁ぎ、息子の結太を産んだが、家業が傾いてきた夫と義両親に遊廓に売られた。解放軍に助け出されて、夫家族を殺し、行方不明の息子を探して解放軍のメンバーになった。
竜礼との取引で龍景との再婚を承諾した。
龍浜
紫竜族・57歳・竜夢の異母弟
若い頃にできた息子を亡くし、以降は妻を変えても子ができないまま、今の犬妻からも離婚を求められている。
姉の竜夢に頭が上がらないが、実は龍海派で龍希が族長になることを支持していた。
シーヨ
狼族・狼族長補佐官の妹・龍算の妻で龍示と竜深の母
龍賢の妻の死期が近づき、狼妻を絶やさないために龍算に嫁いだ。
数少なくなった龍希が族長になる前から居る妻。
ナーリ
狐族・狐族長補佐官の娘・龍空の妻
謹慎明けの龍空に嫁いだ。元はナーリの妹にきた縁談だったが、妹が嫌がったのでナーリが立候補して代わりに嫁いだ。
しかし、その妹が解放軍の豊に殺されたので敵討ちをすると意気込んでいる。
明日香
人族・38歳・雑貨屋の娘・水連町町長補佐の妻
芙蓉の幼なじみで三輪の親友
香流渓で偶然芙蓉と再会したところを目撃した鳳雁がわざと落とした羽を明日香が拾ったため、明日香は知らないうちに羽の加護をうけ、娘と故郷の水連町に出戻ることができた。
後に、その鳳雁の羽を明日香から受け取った三輪もこの羽のおかげで何度も命拾いしている。
豊
人族・解放軍北の隊長
元は広報担当だったが、前任の北の隊長が隊員ともどもタンチョウ領で失踪したため北の隊長になった。
経歴は不明だが、銃の扱いに長けた武道派
アースト
カラス族・元カラス軍隊長で元カラス族長夫
解放軍のカラス族計画の折り、東部軍のカエデに勧誘されてカラス族を裏切り解放軍に参加
ナイフを用いた戦闘が得意
カラス族では指名手配されているので、カラス族が避ける北部を拠点とする豊たちと行動を共にしている。




