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登場人物紹介 ~望郷編~

望郷編までのネタバレを含みます。

芙蓉ふよう

 人族・28歳・水連町の薬屋の娘・龍希の妻で龍陽、竜琴、龍風の母

 最近、故郷や不幸な過去のことを思い出すことが増えて元気がないので子どもたちに心配されている。



龍希りゅうき

 紫竜族・30歳・紫竜族長・父は先代族長の龍峰、母は孔雀族のキーラ

 相変わらず忙しい族長職に不満だが、異母兄が復活し、本家住まいなので度々仕事を押し付けている。



龍陽りゅうよう

 紫竜族・7歳・龍希と芙蓉の長男・誕生の実はマンゴー

 紫竜族に14年ぶりにうまれた竜の子。守番は竜紗。

 最近、父の龍希のせいで大好きなママが泣くことが増えたと怒っている。



竜琴りゅうきん

 紫竜族・5歳・龍希と芙蓉の第二子・誕生の実は苺

 守番は竜紗。龍示の巫女を務め、鱗も生え代わり得意気。

 


龍風りゅうふう

 紫竜族・2歳・龍希と芙蓉の第三子・誕生の実は日向夏

 守番は竜冠。白鳥領で食べた綿菓子がお気に入り。本家でよく龍景に遊んでもらっている。



龍栄りゅうえい

 紫竜族・35歳・族長補佐官・父は先代族長の龍峰で母は熊族のエイナ・朱鳳と藍亀の取引担当

 最近ようやく放心状態から復活したが、愛娘の成長に戸惑いを隠せない。

 鶯亭炎上で白猫妻のニャアと息子の龍明りゅうめいを亡くしている。



竜縁りゅうえん

 紫竜族・6歳・龍栄とニャアの第一子

 龍久、龍明、龍風、龍墨、竜理の巫女を務める。

 年下の竜琴が先に鱗の生え代わりをむかえ、自分より成獣おとな扱いされていると不満。

 人間でいう思春期を迎え、父親が嫌いになっている。



龍雲りゅううん

 紫竜族・38歳・住まいは雲雀亭・母はオラウータン族

 急死したジャガーの妻は不妊だった可能性があるが真偽は不明。後妻のカバ妻チリリは不妊の上、結婚を知らずに実父のカバ族長に攫われてきたことが判明して短期間で離婚した。

 お人好しの不幸体質だが、意外と強か。



龍緑りゅうりょく

 紫竜族・26歳・母はワニ族のスイスイ(故獣人)・住まいは睡蓮亭

 父の龍海と同じく完全に妻の尻に敷かれているが、紫竜一族も使用人たちもあえて龍緑本人には指摘しないようにしている。

 妻の三輪は懐妊中だが、体調不良が続き、巣に籠りがちになっている。

 


三輪みわ

 人族・26歳・清水町の酒屋の三女・龍緑の妻

 故郷の清水町はマムシ族との戦争で滅ぼされ、家族は全員獣人に殺された。

 長く苦しんだつわりが終わり、睡蓮亭の庭を毎日夫と散歩するのが楽しみになっている。

 


龍景りゅうけい

 紫竜族・27歳・族長補佐官(末席)・龍賢の次男・母は狼族で龍韻は実兄・住まいは朝顔亭

 念願かなってかば族のキララとの離婚が成立した。守番の竜湖が持ってくる縁談をかわして独身生活を楽しんでいる。放心中の父の巣には定期的に通っている。



龍灯りゅうとう

 紫竜族・37歳・族長補佐官・父は龍範・龍兎は異母弟・黄虎と象の取引担当

 象族の妻との間に娘の竜理りゅうりがいるが、妻は育児放棄してしまった。



竜色りゅうし

 紫竜族・40歳・父は亡龍大・竜紗は実姉・重度のシスコン

 熊族の夫との間に熊の子2人が居るが、長女のシーランはワシに誘拐されて、ジャガー領にて死体で発見された。



龍兎りゅうと

 紫竜族・27歳・龍範の次男・龍灯は異母兄・住まいはススキ亭

 前妻の鴨妻ヤヤは、ココの娘コーチに殺されたが、死の直前、ヤヤ本人も死ぬことを望んでいたため、自殺と公表された。しばらく放心状態だったものの回復した後は仕事に邁進していた。しかし、姪の竜理を見ていて自分の子どもが欲しくなり、マムシ族の商人の娘と再婚した。結納金とススキ亭の改修費でほぼ貯金がなくなったのでまた仕事に追われている。



レイラ

 熊族・熊族長・先代熊族長の長女で、龍峰の妻エイナ(故獣人)の姪

 紫竜と距離を置きたいのに、紫竜の厄介ごとに巻き込まれて頭を抱えている。

 熊族では紫竜族長の怒気に何時間も耐えたとして英雄視されるようになった。



キララ

 カバ族・先代カバ族長の娘・龍景の元妻

 父のカバ族長がクーデターで殺され、新族長の妻になるために龍景と離婚させられた。

 しかしカバ領に戻った直後に正体不明のワシに誘拐されて行方不明になっている。



チリリ

 カバ族・新カバ族長の娘・龍雲の元妻

 母は、新カバ族長の側室をしていたが、幼少期に離婚し、母とともにジャガー領に移り住んだ。

 成獣後はヌーと結婚し、ヌーの子を出産後に不妊となる。

 龍雲と離婚後はジャガー領で働いている。



ソゾム

 鹿族・鹿族長

 龍算の妻ソラ(ソル)が替玉であった事件発覚後にクーデターを起こして鹿族長になった。

 それ以前は鹿族の戦士で、ソルやその弟の戦友でもある。



カヤ

 カラス族・カラス族長アヤの実妹で、サヤとタヤの実姉

 ワシ族に嫁いでいたが、イーロに誘拐され、白猫領の地下に監禁されていたところを偶然、龍希たちに救助された。その後はワシの夫と離婚してカラス本家で療養中。

 現在は、イーロとの間の娘ワシ雛を育てている。



明日香あすか

 人族・31歳・水連町の雑貨屋の娘

 水連町の実家に娘のすずと出戻った後、水連町の年上の商人と再婚した。

 三輪が水連町の薬屋に嫁いでいた時の唯一の友人で、三輪に朱鳳の羽を渡した。



司令官

 人族の女・解放軍のトップ



北の隊長

 人族・20代・解放軍10名を率いる北部隊の隊長

 タンチョウの宿で龍希たちに捕まり、紫竜本家での尋問中に自殺した。

 下級商人の息子で、困窮した両親が実妹の真矢を白鳥に奴隷として売ったことに反発し、家出して解放軍に参加した。



真矢まや

 人族・14歳・解放軍の見習い兵・北の隊長の妹

 12歳の時、両親によって白鳥に奴隷として売られたが、成人前だったので白鳥商人の屋敷で雑用をさせられていた。13歳の秋に解放軍の兄たちに助けられて、北部隊の一員として見習い兼留守番をしていたが、その翌年の2月にタンチョウの宿付近で兄たちを探しているところを紫竜本家の使用人に捕まった。



かん

 人族・28歳・水連町の和菓子屋の次男

 芙蓉の幼なじみで小・中学校を一緒に通学した仲

 中学校卒業後に水洞町の菓子工場に就職して水連町を出た。23歳で工場を辞め、屋台を引いて方々の町でりんご飴や飴細工を売っている。


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