紫竜の花嫁 ＊登場人物紹介＊

登場人物紹介 ～白鳥編2～

芙蓉（ふよう）

　人族・27歳・水連町の薬屋の娘・龍希の妻で龍陽、竜琴、龍風の母

　龍風妊娠中にココの手下に殺されかけたことをきっかけに隠し事ばかりの夫に不満を持っている

龍希（りゅうき）

　紫竜族・29歳・紫竜族長・父は先代族長の龍峰、母は孔雀族のキーラ

　子どもたちは可愛いが妻と2人きりになれないことが不満

龍陽（りゅうよう）

　紫竜族・6歳・龍希と芙蓉の第一子・誕生の実はマンゴー

　紫竜族に14年ぶりにうまれた竜の子。守番は竜紗。鱗の生え代わりにより完全な二足形になった。

竜琴（りゅうきん）

　紫竜族・4歳・龍希と芙蓉の第二子・誕生の実は苺

　守番は竜紗。龍示の巫女を務める。

龍風（りゅうふう）

　紫竜族・1歳・龍希と芙蓉の第三子・誕生の実は日向夏

　守番は竜冠。上の2人より身体が弱くよく風邪をひく。

龍栄（りゅうえい）

　紫竜族・34歳・族長補佐官・父は先代族長の龍峰で母は熊族のエイナ・朱鳳と藍亀の取引担当

　一族からも使用人からも親バカと呆れられていることを本人だけが知らない。

　白猫族の妻ニャアと長男の龍明を亡くし、巣の鶯亭も炎上して放心中。

竜縁（りゅうえん）

　紫竜族・5歳・龍栄とニャアの第一子

　龍久、龍明、龍風、龍墨、竜理の巫女を務める。鶯亭炎上により意識不明

龍雲（りゅううん）

　紫竜族・37歳・住まいは雲雀（ひばり）亭・母はオラウータン族

　父は龍峰と並ぶ後継候補だったが、龍雲は力が強くなく竜神から役割も与えられていないので序列は低め。成獣直後にジャガー族から妻を迎えたが、妻は一度も妊娠せず結婚14年目に急死した。

竜和（りゅうわ）

　紫竜族・48歳・龍示の守番

　成獣前に龍雲の巫女を務め、龍雲の守番死亡後に龍雲の世話役をしている。龍雲の父が大嫌い。

龍緑（りゅうりょく）

　紫竜族・25歳・龍海の一人息子・母はワニ族のスイスイ（故獣人）・住まいは睡蓮亭

　カバ族との縁談を断固拒否して龍景に強引に押し付け、三輪と結婚した。

三輪（みわ）

　人族・25歳・清水町の酒屋の三女・龍緑の妻

　クールだと思っていた夫に最近幻滅しているが、まあ嫌いではないかな。

龍景（りゅうけい）

　紫竜族・26歳・族長補佐官（末席）・龍賢の次男・母は狼族で龍韻は実兄・住まいは朝顔亭

　妻はカバ族長の長女キララだが、結婚一ヶ月で家庭内別居中。毎週、龍希に離婚を懇願している。

竜湖（りゅうこ）

　紫竜族・65歳・族長の相談役・龍栄と龍希の伯母

　龍希と龍景の守番。夫は朱鳳族の鳳剣（ほうけん）で4人の子ども（いずれも朱鳳族）は全員成獣している。

龍示（りゅうじ）

　紫竜族・0歳・龍算の長男・母は狼族のシーヨ・守番は竜和

　竜琴が巫女となって名を伝えた。竜神より道を示す役割を与えられる。

龍韻(りゅういん)

　紫竜族・36歳・龍賢の長男で龍景の実兄・母は狼族

　年の離れた弟の龍景とは仲が悪い。

アヤ

　カラス族・カラス族長・カラス族の夫との間に2子がいる

　実妹が3人おり、カヤはワシ族に、タヤは鴨族に嫁いでいる。サヤは龍希の最初の妻で、離婚後、実家に戻ってアヤの族長補佐官をしている。

レイラ

　熊族・熊族長・先代熊族長の長女で、龍峰の妻エイナ（故獣人）の姪

　レイラがまだ幼いころに実家に戻っていたエイナに才能を見出され、エイナの英才教育を受けて成獣と同時に後継候補になった。4人の兄弟がいるが、後継候補になったのはレイラだけで4人は他族と結婚している。

カリナ

　熊族・先代熊族長のいとこの娘・龍海の後妻

　実兄を族長にするために龍海に嫁いだが、レイラと紫竜の裏取引により兄は失脚して熊領の隅で蟄居となった。

ヤヤ

　鴨族・龍兎の妻

　嫁ぐ際に実家に侍女を着けてもらえず、龍兎との旅行先の猪領で拾った孤児の鴨雛コーチを侍女に迎えて喜んでいたが、そのコーチに毒を盛られ、ナイフで刺殺された。

コーチ

　鴨族・成獣前に死亡

　白鳥ココと鴨族の父の長女。三輪に返り討ちにされた。

　実妹の鴨雛は白猫領の地下室で龍景に殺された。

ココ

　白鳥族・龍栄の元妻

　実は白鳥族長（当時）の養女で、実父の仇である龍栄を憎んで長年復讐をしていた。龍栄との離婚後に孵化した子どもはワシのイーロとその兄を除いて死亡。ココは清水町跡地の池で死亡した。

スイスイ

　ワニ族・龍海の元妻で龍緑の実母

　龍希への復讐のためにココや司令官と手を組んでいたが、白猫領の地下室に潜伏していたところを龍緑に殺された。

孔究(くきゅう)

　孔雀族・孔雀族長・母は孔雀族のキーラ、父はワシ族

龍希の異父兄で龍希の後ろ楯をえて孔雀族長となった。

ハセ

　カラス族

　アヤがカラス族長になり、紫竜との縁談を打ち切ったことに不満を持って反族長派となった。司令官の助言で、先代カラス族長の葬儀に参列した龍希にクーデターへの協力を求めたが、あっさり拒否されて失脚。白猫領の地下室で凰鈴に捕まり、事情聴取後に処刑された。

司令官

　人族の女・解放軍のトップ

　ワニ族の奴隷にされていたジュウゴを助けた。

ジュウゴ

　人族の男・解放軍の幹部で元囚人兵

　ワニ族の奴隷だった。前職の薬屋の知識をいかし、解放軍や獣人の治療、ワニ毒の改良を行っている。

参謀

　人族・司令官の側近

　ワニ領からジュウゴを助けた男。白猫領の地下室で龍希に殺された。

海(かい)

　人族・解放軍の雑用係でジュウゴの監視役だった

　故郷の港町はカモメの獣人と戦争をしていたが、カモメの族滅で鳥族の恨みを買って滅ぼされた。そのことから紫竜に恨みをもって解放軍に参加したが、白猫領の地下室で龍景に殺された。

イーロ

　ワシ族・白鳥ココとワシの父の次男

　実兄とともに鶯亭に侵入してニャアを殺害し、龍明に鶯亭を炎上させた。現在、行方不明

凰鈴(おうりん)

　朱鳳族・竜湖と鳳剣の次女

　数年前から紫竜本家で龍希と竜湖にこき使われているが、そこで得た紫竜の内部情報を朱鳳に売り、一族内での地位を回復しつつある。