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勉強会?

おっそくなりました!やっぱ長すぎる分けよ!!!!!

 スマホのピロンっと言う音と共に目が覚める。時刻は九時半。土曜日なので久々にゆっくり寝れた気がする。だが、涼介たちと勉強会をする、と約束してしまった以上、明日はゆっくりなんて出来なさそうだ。


 スマホのロック画面にはLIMEから通知が来たことが記されていた。涼介からだった。


『明日、お前の家で勉強会とか無理?無理ならいいけど』


……まぁ、薄々分かってはいたものの俺の家なんだな。まぁいいけど。


和仁 『別にいいよ。二人には言った?』

涼介 『言ってねぇわ』

和仁 『なんでグループ使わねーんだよ…』

涼介 『わり、忘れてた。てか俺は尾崎さんに言えそうにないからさ、お前が伝えといてくれ』

和仁 『何も緊張することねぇのに……まぁいいよ』

涼介 『アザッス!』


 はぁ、と一息ついてから「ふゆは全然怖かねぇだろうに」と呟く。

 正直、あんないい子で、可愛くて美人な子居ねぇだろ、とも思うが、涼介にとっては少し緊張するものなのだろう。真希だって同じくらい可愛いからあんまし変わんないと思うけど。


 それはそうと、真希には連絡を入れて置いてくれたみたいなので、俺は安堵する。これで『どっちにも送ってね〜』とか言ってたら無能極めてるのでは?というか俺の負担が凄い。


『明日、俺の家で勉強会やるってよ。来れる?』


(ま、土曜日の朝だしそんなに早く既読はつかな──)


『行く』

『何時?』

『私はいつでも行ける!』


(──返事はっや)


和仁 『わかった。でも時間については聞いてなかったわ』

ふゆ 『そうなの?別にいいけど』

和仁 『俺は九時ぐらいに起きてるから、それ以降なら』

ふゆ 『わかった』


 あまりにも既読、返信が早いのと、淡白な会話だったので少し驚いた。


まぁでもこのくらい返信早かったらいつも安心だな、と思い、二度寝することにした。



────


──





「……てー?」


「……きてー?」


「おきてー?」


 どこか聞き覚えのある声だ。安心出来る。このままずっと眠っていたいくらいに。


「起きないと襲うよ」

「ごめ……いてててて……」


うぅんと唸りながら起きる。体の節々が痛むが大きく伸びをする。


「やっほ。やっと起きてくれた」

「あれ……?ふゆ? なんでここに……?」

「なんでって、聞かれても……インターホン鳴らしても出てきてくれなかったし、オマケに鍵あいてたから勝手に来ちゃった。ごめんね……?」


 胸の前で両手を合わせてウィンクしながら謝ってくる。別に怒ってもいなければむしろ嬉しいくらいだ。


「や、別に怒ってないから……てか今何時?」

「今?今は十時ちょうどだよ」

「うお……十時間以上寝てたわ」

「えっ」


……まぁ普段から規則正しい生活をしていたらこんなにはならないんだけどな。正直なところ、寝すぎたら寝すぎたで頭が痛くなる。


 そんなことも忘れ去るような出来事があるんですけどね。例を挙げるなら今。


「まぁ大丈夫大丈夫。てか涼介達はいつ来るのか……」

「それならさっき和仁くんのスマホに連絡が」

「あぁ、ロック画面に写ってたのか……えっと……?」


『真希と昼ごはん食べてからいくから一時とかになる!ま、それまでにイチャイチャしとけよ!』


よし、奴はシバく。超シバく。つかこのザマだからふゆに警戒されるのでは?


「……それで、何時に?」

「一時らしい。流石に遅刻はしないから大丈夫だろ」

「ってかふゆはお腹すいてない? 大丈夫?」

「ちょっとだけ。私、作ろうか……?」

「いや、前にも作ってもらったし今回は俺がやるよ。何がいい?」


 俺は前にふゆに手料理を作ってもらったことがある。俺はそれに対する恩返しが出来てなかったから丁度いい。流石にふゆのように上手になんて出来はしないだろうが、失敗料理(ダークマター)にはならないだろう。


「あっ、じゃあ卵焼きお願いしてもいい……?」

「そんなんでいいなら作るけど」

「ありがと!」


彼女の顔が一層晴れる。彼女が嬉しそうで何よりだ。

 俺は少し浮かれた気分になりながら台所へ向かった。


 卵を取り出す前にサラダ油を敷いた卵焼き器を温めておく。ちなみに強火。温めている間に卵を数回()してきめ細かくしておく。温まった所に卵液をドロッと入れる。あとは数回に分けて卵液を入れ、折ったら完成だ。あ、粗熱は取ろうね?


───



味噌汁も作ってみたが、ふゆと比べたらやはり下位互換のような気がする。まぁ、喜んでもらえれば一番だが。

 そう思って支度を終えて食卓に順に並べる。お昼時ということもあって、ふゆの目がキラキラしている。……そんなに凄いか?これ。まぁいいや。


「お待たせ。卵焼きと味噌汁。ご飯はこっちにあるから好きなだけどうぞ」

「あ、ありがと……じゃ、いただきます」

「いただきます」


行儀よく手を合わせて礼をすると、真っ先に卵焼きにかぶりついた。……そんなに好きなのか。


「……!おいひい!」

「そう? ならよかった」

「これめっちゃふわふわじゃん!どうやって作ったの!?」


 目が怖い目が怖い。割とマジの目をしている。喰われそうなんだけど。


「え、いや普通に……」

「普通にやってこんなにふわふわに出来ないから!絶対なんかあるでしょ」

「ないって。てか落ち着いて」


 少し冷静さを欠いていたことにようやく気がついたのか「あっ……ごめん」と小さく謝る。


それでも彼女の歓喜の表情は消えることは無かった。ご飯美味しい。


ちなみに卵焼きはマジでふわっふわになるので試してね。

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