表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/35

始まりの日

 初詣! ゆく年くる年、恋の年! 最初の逢瀬で最初のトキメキ! 憧れのあの人に、届け! 私の……


 『この電話番号は、現在使われて……』


 駄目だった……。






 冬はほのぼの。炬燵でココアを一杯……


 「よ゛っ゛ぴ゛い゛い゛い゛」

 「でたあ!?」


 庭に佇む不審な影。いや、ほんと何やってんの!


 あいつは当然のように窓から部屋に、そして炬燵にも侵入してきた。


 「貰った電話番号、間違ってた」

 「……これ、8じゃなくて6じゃない?」


 あいつはいそいそと電話をかけ直す。で、


 「駄目だった……」

 「なんで!?」

 「もう行ったって」


 ……。


 「アイス――」

 「――よし」


 そして、あいつは言った。


 「それじゃ、初詣行こっか?」


 ……あぁ、もう。これだから、こいつは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  駄目だった、でわかるわたしちゃん。ココアを飲む、ときたらよっぴーですね笑  本当にキャラ作りがお上手で、素敵です(๑•ω•๑)  300文字にするとリズムも軽くなって、読みやすいという利…
[良い点] 最後にふさわしい締めですね。 よっぴぃ~~~~~~♪ まだまだ読んでいたいよっぴーストーリーです。 [一言] 一年間ご一緒させていただき、素敵なお話をたくさん読ませていただきました。…
[良い点] やはり締めもこのコンビでしたねww この絡みを見られなくなるのは寂しいですね。 中上さんには単独で書き続けて欲しいっ!! ともあれ、一年間、本当にありがとうございました。 お陰様で良い刺…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ