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防災

 「しずくー、入るぞー」


 ドキドキしながら、幼馴染みの部屋をノック。……実は俺、雫に惚れていたり。


 扉を開けると、雫は窓の外を見ながら項垂れていた。


 「2週間も雨が降ってない、つらい……」

 「やっぱり学校で配られた防災グッズ、使ってなかったな」


 三度の飯より雨が好きな雫は、いつもこんな感じ。


 「ほら、一人二本ずつ配られたろ?」


 突っ張り棒は、雫の鞄から無造作に伸びていた。……クローゼットと本棚が一つずつ。一つにつき二本必要だから四本か。ピッタリだな。どれさっそく……そこで、雫が不思議そうな顔で俺を見ていることに気づいた。


 「……俺はいいんだよ」


 防災で最も大事なのは、落ち着くことだ。俺は、お前の前なら落ち着ける。

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