表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/35

父の日

 「よっぴー助けてええ」

 「でたな」

 「父の日なので、プレゼントで喜ばそうと思うの」

 「ふーん。で、何を贈るの」

 「よっぴー」

 「!?」






 「うぅ、初孫は嬉しいって聞いたんだけど、間に合わないし彼氏で妥協して」

 「いやいや、喜びの種類が違うでしょ」

 「でもそれも無理で」

 「……泣くな」


 しぶしぶ学ランで男装して向かっていたら、気づいてしまった。通りの向こうで男がこっちを睨んでる。ってこっち来たー!


 「お前、俺の女に手を出すとはいい度胸だ」

 「へぁ!?」

 「あ、パパ!」


 この人が!?  マズイ、声が……


 「女!? ってことは、彼氏じゃない? そいつぁ嬉しい知らせだ」

 「よし、計画通り」


 かくして、父の日は大成功に終わった。……釈然としない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ