表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/35

エイプリルフール

 その日、教室は重苦しい空気に包まれていた。先生が人目も憚らずに泣き崩れたのだ。頭を抱えて悲痛な声をあげる先生は、見るのもつらい。


 「よっぴー……」

 「言わないで……」

 「でも……」

 「お願いだから……」

 「先生の育毛剤が脱毛剤に――」

 「やめてぇ!?」




 ひとしきり笑ってスッキリした。


 「先生、元気だそ?」

 「仏門が俺を呼んでるんだ」

 「……大事なのは見た目じゃなくて心だよ? 先生は奥さんを体で選んだの?」


 瞬間、先生がクワっと目を見開いた。思わず後ろにVサイン。


 「先生! アイスでも食べて元気出しましょ!」

 「あぁ! 迷惑をかけた、奢ってやろう」

 「やったぁ! それじゃハーゲ(・・・)ンダ……」


 崩れ落ちる先生。


 ……駄目だった。

私「今日が4月1日でよかったぁ」

よっぴー「こいつ、一言でぶち壊しに……!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ