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第3話 ふおおおおおおおお!!

うっぜー!!マジうぜーよ、あの犬!!

次の日、俺は小石を蹴りながら、学校に向かった。

「おはよー。」

って、は?

俺は教室に入った瞬間、足が止まった。

「・・・。」

ドアを閉めた。

何だ?今のむさっ苦しい教室風景は?

「おはよー。」

俺は改めて、教室に入った。

「あ、メガネ!!おはよー!!」

「遼太・・・これは一体、どういう事だい?」

「は?どういう事って?いつもと変わんないよ?」

何処が?何処が変わってないっていうの?

「女子は?」

女子が・・・いない!!ふおおおおおおおおおおおおおお!!

あの、女子のたわむれている姿・・・俺の目の保養になっていた・・・のに!!

「女子?普通にいるじゃん。其処に。」

「何処?あの無駄にガタイが良く、むさっ苦しい奴等の何処が、女子!?」

ただの筋肉の集まりではないか!!

「何言ってんの?お前。」

お前の方が、何言って・・・?

ああ・・・筋肉の集まりが、こっちに来る!!

「メガネ君、ひどーい!!聞こえたわよお?むさっ苦しいなんて、超ー失礼!!」

気持ち悪りいいいいいぃぃぃぃ!!カマ(オカマ)ーーーーーーー!!!!!

「って・・・望月もちづき 千里ちさと?」

「何?変なメガネ君!!」

嘘だろおおおおおおおおお!?クラスのマドンナ、千里ちゃんが・・・あんな姿になり果てて!!ああ、さようなら!!俺の青春!!

「あの、可愛かった千里ちゃん、カムバック!!」

・・・って、待てよ?

「わしは、お前を呪うぞ?」(エコー)

「わしは、お前を・・・?」(エコー)

「わしは、お・・・・・?」(エコー)

アイツかーーーーー!!あの、クソ犬の所為かああああ!!

「ふざけんなよ!?」

道理で朝から、男しか居ねえと思ったんだよ!!って事はなんだ?今、世界中、何処見渡しても、男しか居ねえってか!?

「ぎゃああああああああ!!俺まだ、大人の階段、上ってねーぞお!?どうしてくれんだよ!?」


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