三話 能力
今回、結構短めです。
三話 能力
2年前、僕はある能力に目覚めた。
普通ならば、能力に目覚めた主人公はヒーローみたいに正義のために能力を使うのだろう。
だが、僕は正義なんかのために使おうなど、思わなかった。理由としては、正義のためにせっかく目覚めた能力を使うなどバカバカしいと考えたからだ。
は?とか思うかもしれないが、それが僕の本心だ。
では、なにに使うのか?それは、もちろん悪のために使うのさ。このままの闇でも充分なのだが、僕はこれでは物足りないのだ。
もっと刺激が欲しい。もっと闇に染めたい。もっと残酷な世の中にしたい。もっと、もっと、もっと、もっと、
僕の心は、欲しているのだ。この世の中を闇に染めることを。
だからこそ、僕の能力を使って更に闇の進行を早めるのだ。
闇の進行を早めるために、僕は今の今までこの能力を高めてきたのだから。
「さぁ、もうすぐだ。」
そんな彼の言葉は、闇に吸い込まれていくかのように、誰の耳にも届かなかった。
ただ一人を除いて。
昨日、投稿しようと思っていたのに、できませんでした。
申し訳ありません。
どうかこの愚か者をお許しください。
次回は、明日かと思われます。