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日常が好き。『後日談』  作者: スマイルさん
1/1

ハーレム

どうもみなさんスマイルさんです。

今回も『日常が好き。』を書かせていただきました!

よろしければ読んでいってくださいませ!

※この小説は続編です。シリーズを最初から読まないと話がわかりません。

日常が好き。『後日談』



*どこが変わった*


 あれからの後日談。というか、その後。……一緒か。

 僕、山田悠(やまだ ゆう)と、僕の唯一の女子の友達の柊友梨(ひいらぎ ゆり)は、恋人同士になった。それから僕は、いろいろな彼女を知った。

 まず一つ。

 彼女は、いわゆる『音ゲー』がくっそうまいことを知った。僕は度々ゲームセンターに連れて生かされた。その度に足がガクガクになったけど、毎回プリクラを撮った。週4ぐらいで行っていたから、「うわこいつら何回撮るんだよ」と思われるのがすごい恥ずかしかったが、案外世界はいい人がいっぱいいるみたいだ。まあ、その他いっぱい知ったけど、また今度の機会にでも。

「ねえ友梨ちゃん。そろそろ僕の財布がやばくなりそうなんですが……」

 まだ余裕はあるが、このままのペースだと、近い未来、僕のサイフはすっからかんになるだろう。

「え、まだ大丈夫でしょ」

「いやほら、見てみなよこれ」

「うわ、結構使ってるね。」

 まあ、あと2・3週間は持つだろうけど、全部使うのは好きじゃない。

「うーん、ちょっと音ゲーは休憩しようか。ここ1ヶ月通い詰めだったからね」

 僕のお財布事情的にも、肉体的にもそう提案する。運動しない僕としては結構疲れる。

 僕の提案に、友梨ちゃんは素直に頷いてくれた。

「じゃあ、今日は最後にプリクラだけ撮って帰ろっか」

 僕もそれで賛成だ。

 さて、400円入れてプリクラを開始……。

 あ、あれ? 400円入れても始まらな……。

 ………………。

 500円に値が上がっている……だとぉっ!?

 おかしいでしょこれ! つい昨日まで400円だったじゃないか! 何が変わったんだおいこら! 外見は変わってないぞ! というか、前から言おうと思っていたけど、この機械、詐欺装置じゃないか! どう考えても400円で写真(シールにもなる)だけっておかしいでしょ! もっとなんかあるべきでしょ! 400円でたいたつ8曲できるよ! そこにさらに+100円だとぉっ!?

 ……まあ、野暮なこと言ってないで、素直にもう100円入れてやる。

 お、動いた。何が違うんだこれ?

 中身も同じだった。

 ふざけんなぁっ! 僕の100円返せっ!


 ……まあ、こんな感じで、僕の日常は、大分と変わってしまったけど、変わってしまった日常を、僕はこれまでと変わらず愛している。



*バイトの日常*


 僕の日常は、バイト先では変わらなかった。相変わらず僕はサボり、寧ちゃんがかわいく、夢叶ちゃんが眠そうに有能で、義人くんは元気すぎる。相変わらず麗華さんが商品を盗って食うが、まあ、勝手にしたまえよ。

 バイトでの日常が変わらないのは、僕としては非常に助かる。急に環境が変わったりしたら、僕がサボりにくくなってしまう。

「寧ちゃんこっちにおいでー」

「なんでしょうか先輩?」

 のこのことやってきた後輩を、僕は食う勢いで捕まえる。そのまま抱き寄せて頭を撫で回す。

「あ~かわいいなぁ寧ちゃんは。なんでそんなにかわいいんだ」

「ぅあ……」

 バイト先の変化は、というか、僕自身が変わったのだが……。いい加減、後輩好きを認めた。

「夢叶ちゃんもおいで~ぇ」

「は、はい……」

 のこのこやってくる夢叶ちゃんを僕は寧ちゃんと同じ容量で抱き寄せて撫で回す。

「ふぇ~」

「あー二人ともかわいいなぁ」

「おじゃましま……っ!?」

 いいタイミングで、友梨ちゃんが入ってきた。放課後、よく友梨ちゃんはここに来て遊んでいる。

「悠くん? なにしてるの?」

 見て分からないのだろうか?

「後輩を撫で回している」

「っ…………私もっ!」

「よしこいっ!」

 友梨ちゃんが抱きついてくるので、僕は友梨ちゃんまでもを撫で回す。

「はひゃぁ……」

 三人ともかわいいなぁ。

「な、なあ、私はないのか?」

 麗華さん、僕は26のお姉さんを撫で回す趣味はな……い……。

 飛びかかってきている。

 結局僕は、ふたりの後輩、彼女、26のお姉さんに押しつぶされる羽目になった。本望です。

 すると義人くんが、

「先輩僕は~ぁ?」

 男は帰れ!!

どうもみなさんスマイルさんです。

今回も『日常が好き。』を書かせていただきました!

え、前回最終回じゃないのか?だって?

いやぁ、書きたくなりました。

ということで、今回のテーマは『不変』と『ハーレム』です。悠くんの日常は変わってしまったわけですが、その中でも変わらないものもあるのだという感じに書かせていただきました。代表としてはプリクラですね。値段は変わっても中身は変わっていない。あとがきを読んでいただいているならわかると思いますが、普通なら怒り狂いますよね。まあ、そんな感じです。で、『ハーレム』の方ですが、これはただただ思いつきです。書きたかっただけです。はい。

それでは、このあたりで目を休ませてあげてください。


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