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あのころの風景

* 1: 通学


 いよいよ新学期が始まる。

 私の名前は野村千里。私は高校2年生の女子。千代田線の柏駅から北松戸駅まで電車通学をしている。通学は一人ではなく親友の美子と明美とさゆりとの3人でいろいろなことを話しながら登校している。

 今日もいつものように、柏駅の千代田線ホームのいつもの乗車位置で待ち合わせ。

 私が通っている学校は女子校です。兄が2人いて、私は末っ子なのです。だから父親が厳しくて女子校に入れられてしまいました。

 柏駅は常磐線、千代田線、東武線のターミナル駅なので、通勤時間帯は、なぜこんなに多くの人がいるのかと思えるほどの人の数です。


  今日もいつもどおりに家を出て、美子と明美とさゆりと一緒に柏駅に向かった。相変わらず通勤や通学の人たちでいっぱいです。

 4人でいつもの乗車位置までホームを歩いて行くと、またあの人が先に来ていました。あの人とは、男子高校生。たぶん新松戸にある普通科高校に通っていると思う。あの黒の学生服って結構かっこいいのよね。中学生と違って高校生になると一段とかっこ良く思える。そして清潔感も抜群。

 「あの人、またいるよ」と美子。

 「だって、私達がここの乗車位置に変える前からここを使っているんじゃないの?」とさゆり。

 「そうだね。私達のほうが後からここに来たんだよね」と私。

 「たぶん、K高校だよね。新松戸で降りるもん」と明美。

 電車が来た。

 あの人以外にも沢山の人が順番に電車に乗った。私達は反対側のドアの前に立っておしゃべりしていた。

 毎日が楽しかった。電車通学も楽しかった。ひとつだけ残念なことは女子校だということだ。でも、今度の日曜日は学園祭なので、一般の人たちに構内を開放する。クラスやクラブ、そして委員会のそれぞれでいろいろな出し物を企画している。私たち4人はクラスで喫茶店を開くことになっている。


* 2: 学園祭


 今日は学園祭。空は晴れている。学園祭日和だ。

 いつもと同じように4人で学校へ向かう。でも、駅のホームに、あの人はいない。今日は日曜日だもんね。 

 「あの人、学園祭に来るかな?」と私。

 「え? あの人って?」とさゆり。

 「いつもここにいる男子高校生」と私。

 「どーかな。結構真面目っぽいもんね」と美子。

 「それに、K校って共学でしょ。わざわざ女子校の学園祭に来ないんじゃない」と明美。

 「そーだよねー」と私。

 「なに? 千里、あの人のこと気になるの?」とさゆり。

 「ちょっと、ね」と私。


 いよいよ学園祭が始まった。開園からぞくぞくと一般の人達がやって来る。私のクラスは喫茶店をやるので、お茶やお菓子の準備、そして接客をやっていた。手が開いた時に、あの人が来るかどうか確認しに入園者受付に行ってみた。でも、来てないみたい。

 お昼になった。私はいつもの3人と一緒にお昼ごはんを食べた。

 「千里。 あの人来てないね」と美子。

 「え? あ、そうみたいだね」と私。

 「お昼ごはん食べたら、みんなで受付に行ってみない」とさゆり。

 「そうしようよ」と明美。

 「見に行ってみようよ、千里」と美子。

 「そうだね」と私。


 クラスの喫茶店の担当は午後からは交代するので、お昼ごはんを食べた後は私達4人は自由行動できる。ご飯を食べた後、4人で入園者受付に行ってみた。やっぱり来ないみたい。でも、もう少し待ってみようとさゆりが言うので、待ってみた。すると、あの人が友達数人とやって来た。受付で名前を書いている。どうしたらいいのかな。

 私達があの人のことを見ていると、あの人も私達に気がついたみたい。そして、あの人は一人で私達の方へ歩いてきた。どうしよう、と、私の心臓は爆発しそうだった。あの人は、私の前に来て言った。

 「あのー、トイレはどこにありますか?」

 「この廊下の先の左側にあります」と、私は答えた。

 そして、あの人は友達たちとトイレへと向かって行った。

 「来たね。あの人」と美子。

 「うん。来たね」と私。

 「千里に聞いたね。私達4人いたのにね」とさゆり。

 「そうだね。千里に聞いたね」と明美。

 そのあと、あの人の姿を見かけることはなかった。私達4人はいろいろなクラブやクラスの出し物を見学して、学園祭が終わった。



* 3: 突然の出来事


 月曜日は学園祭の振替休日で学校はお休み。のんびりと一日を過ごした。

 次の日の朝、いつもどおり4人で柏駅のホームに向かった。いつもの乗車位置。あの人がいた。でも、あの人はチラッとこちらを見ただけだった。

 いつもどおり電車に乗って、私達はいつもどおりおしゃべりを始めた。来週の火曜日から修学旅行なのです。だから修学旅行の話ばかり。修学旅行では関西から中国地方を1周間回る予定だ。結構長い旅行だと思う。だから、持ち物も多くなる。また、私服での自由行動時間もあるので、さらに荷物が増えそうだ。4人で、そんなことを話していた。

 

 修学旅行出発日の前日になった。今日もいつもどおり4人で柏駅のホームに向かった。いつもの乗車位置に、あの人はいた。電車が来た。

 車内では、私達は明日からの修学旅行の話をしていた。あの人は反対側のドアのとこで、ずっと外を見ている。もうすぐ新松戸の駅だ。その時だった。あの人が私の前に来て言った。

 「これ、読んでもらえませんか?」

 そう言って、封筒を差し出した。

 私は、それを受け取った。

 ほぼ同時にドアが開いた。あの人は電車を降りていった。

 え? なに? この手紙。わたしの心臓の鼓動が激しくなっている。

 「千里。それ、ラブレターかな?」と美子。

 「きっとそうだよ」とさゆり。

 「早く開けてみなよ」と明美。

 「うん。開けてみる」と私。

 手紙には、『ずっと私のことを見ていました。私のことが気になってどうしようもないです。僕とお付き合いしていただけませんか。』という内容が長々と書かれていた。私は、手紙を読んで、あの人って、ずいぶん真面目な人なんだなという印象をもった。こういう手紙をもらったのは生まれて初めてだった。でも、これからどうしよう。

 「ねえ。私達にも見せて」と美子。

 「お願い」とさゆりと明美も言った。

 「うん。いいよ」と言って、私はみんなに手紙を見せた。

 「うわー。すごいね」と明美とさゆりが言った。

 「どうするの?」と美子。

 「どうしようかな」と私。

 「明日から修学旅行だから、その間にゆっくり考えたら」と美子。

 「それがいいよ」とさゆり。

 「そうだね。ゆっくり考えてみるよ」と私。


 修学旅行の間、ずっと私は考えてみた。結構真面目そうな人だし、お付き合いしてみてもいいかな、なんて。お付き合いしてみないと、ほんとはどういう人だかわからないもんね。そう、結論を出すと、結構気が楽になった。そうだ、修学旅行のおみやげを買って行ってあげようかな、なんて考えも浮かんできた。そうだよね、私は1周間も柏駅のホームに行かないんだものね。あの人にどう思われたかな。

 

 楽しい修学旅行が終わった。家に帰ってきたら、くたくただった。1周間の修学旅行って結構疲れるな。明日はあの人におみやげを渡そう。今日はぐっすり眠れそうだ。


 朝が来た。空は快晴。いい気分だ。今日もいつもの4人で柏駅に向かった。

 「あの人いるかな?」と美子が言った。

 「もう諦めて、来ないんじゃない」とさゆり。

 「もしかしたら、いるかもよ」と明美。

 私の心臓はだんだんドキドキしてきた。改札口を通り、階段を降りて千代田線のホームに着くと、いつもの乗車位置にあの人が立っていた。

 「千里、行ってきなよ」と美子が言った。

 「はやく」とさゆりと明美が言った。

 「うん」と私。

 私はあの人に向かって歩いて行った。

 あの人は、私に気がつくと、ちょっと驚いていたようだ。

 「おはよう」と私はあの人に言った。

 「おはよう」とあの人が言った。

 「はい、これおみやげ」と私。

 「おみやげ? なんの?」とあの人。

 「修学旅行に行ってたの。1周間」と私。

 「そうだったの?」とあの人。

 「あのー。それで、このあいだの手紙、読んでもらえましたか?」とあの人。

 「はい。私とお付き合いしていただけますか?」と私。

 「ありがとう」とあの人はにっこり微笑んだ。

 私は、回りにいる人達がみんな私達を見ているのに気がついて、恥ずかしくなった。

 電車が来た。私達は電車に乗った。美子とさゆりと明美はむこう側のドアのところにいつもどおり乗っている。私とあの人はこちら側のドアのところでいろいろと話した。

 「手紙を渡して、次の日からきみ達が来なくなってしまったので、てっきり断られたのかと思っていました」とあの人。

 「ごめんなさい」と私。

 「いや、きみが謝ることはないよ。修学旅行の前日に手紙を渡したぼくが悪いんだから。それよりも、おみやげありがとう。それから、こちらこそよろしくお願いします」とあの人。

 「こちらこそ、よろしくおねがいします。あのー、何年生ですか?」と私。

 「ぼくは、K高校の3年生です」とあの人。

 「じゃ、受験勉強、大変ですね。私はM女子校の2年生です」と私。



* 4: 別れ


 あの人との楽しい通学が始まった。でもあの人は3年生で受験勉強がたいへん。

 「どこの大学を受験するんですか?」と私。

 「うち、貧乏なんで国立大学しか受験を許してもらえないんだ」とあの人。

 「それじゃ、他のみんなより勉強、たいへんですね」と私。

 もうすぐクリスマスだものね。入試の日まであまり時間がないよ。受験勉強たいへんなときだよね。

 「よかったら、今度の日曜日に有楽町へ映画を見に行きませんか」とあの人。

 「はい」と私。


 日曜日がやってきた。ちょっと寒いけど、いい天気だ。デート日和かな。私は待ち合わせの時間に間に合うように家を出た。待ち合わせ場所は、柏駅の改札口の前。日曜日の朝なのに駅には人がたくさんいる。改札口のところにあの人がいた。

 「おはよう」と私。

 「おはよう」とあの人。

 「待たせちゃったかな」と私。

 「いや。ぼくも今来たところさ。それじゃ、行こうか」とあの人。

 「はい」と私。

 有楽町は人がたくさんいて賑わっていた。カップルも多い。映画を見終わって、あの人が言った。

 「どこかで、お昼ごはんを食べよう」

 「はい」と私。

 私達は喫茶店に入って、サンドイッチとコーヒーを頼んだ。

 「はい、これ」とあの人はポケットからリボンのついた箱を取り出した。

 「なに、これ?」と私。

 「クリスマスプレゼント」とあの人。

 「えー。ありがとう」と私。

 「気に入ってもらえるといいんだけど」とあの人。

 「私からのクリスマスプレゼントは、まだ出来上がってないの。ごめんなさい」と私。

 「え? いいよ、きにしなくて。でも、出来上がってないって、なに?」とあの人。

 「手編みのマフラー」と私。

 「え。すごいな。手編みのマフラーなんて生まれて初めてだよ。うれしいな」とあの人。

 私達は、お昼ごはんを食べてから銀座をぶらぶらとウィンドウショッピングしてから帰途についた。

 今日は楽しかったなー。早くマフラーを完成させなくちゃ。


 数日後、マフラーが出来上がった。なんとかクリスマスイブに間に合った。明日は2学期の終業式の日だ。

 明日渡そう。喜んでくれるといいな。


 「おはよう」と私。

 「おはよう」とあの人。

 「今日で2学期も終わりだね」と私が言うと、あの人は言った。

 「そうだね。これから受験勉強の追い込みが大変だよ」

 「はい、これ。クリスマスプレゼント」

 「手編みのマフラーだね。ありがとう。あのさー、3学期からほとんど自宅学習になるんだ。だから、当分会えなくなると思う」

 「うん。受験勉強、がんばってね」

 私は、寂しくなった。

 「大学合格したら、また会えるもんね。絶対合格してね」


 年が明けた。あの人頑張っているかな。

 「千里。ちょっと来なさい」

 「なに? お父さん」

 「早く来なさい」

 「はい。なんですか?」

 「さっき、男子から電話あった。杉山とか言ってたが、どこの誰だ」

 「え? 杉山さんから電話があったの? どうして呼んでくれなかったの?」

 「誰なんだと、聞いているんだ」

 「お友達です」

 「友達だと? お前は女子校に行ってるのだぞ。それが何故、男子の友達なのだ」

 「いいでしょ。男子のお友達がいたって」

 「いかん。おまえは今年3年生になるんだから、勉強に励め」

 「電話で、杉山さんはなんて言ってたの?」

 「そんなことはどうでもいい。もう会うことはならん」

 「ひどい」

 私は自分部屋に戻って泣いた。うちの父は、二人の兄には自由にさせていて、私にはすごく厳しい。一体何故?


 あれ依頼、あの人から電話は来なかった。

 国立大学の合格発表は一昨日だったはずだけど。どうだったのかな。電話してみようかな。

 私は思い切ってあの人の家に電話をしてみた。

 「もしもし、杉山さんのお宅でしょうか? わたし、野村と申しますが、健一郎さんいますでしょうか?」

 「健一郎ですか? 健一郎は昨日から東京で働きながら予備校に通うことになって、東京に引っ越しましたけど」

 「お母さんでらっしゃいますか?」

 「いいえ、妹そです。母は勤めに出ております」

 「健一郎さん、大学、合格できなかったんですか?」

 「残念ながら、落ちちゃいました。国立しか受けてませんでしたからね」

 「電話番号とか、おしえていただけませんか」

 「住み込みなんです。電話番号は、私にはわかりません」

 「そうですか。どうもありがとうございました」

 私は電話を切った。

 その後、あの人からの連絡はなかった。


* 5: 再開


 あれから3年半経った。私は高校を卒業してから2年制のビジネススクールに入学して、卒業後に大手企業のM商事に就職した。

 風のうわさで聞いたとことによると、あの人は2浪して地方の国立大学の電子工学科に入学したとのことだ。ちょうど今は夏休みだと思う。思い切ってあの人の家に電話してみることにした。休みで、家に帰っているといいのだけれど。

 「もしもし、杉山さんのお宅ですか? わたくし、野村と申しますが、健一郎さんいらっしゃいますでしょうか?」

 「はい。少々お待ちください」

 「もしもし、健一郎ですが」

 「わたしです。千里です。会っていただけませんか?」

 「連絡しなくてごめんね。いろいろとあって。合った時に全部話すよ。いつ会おうか?」

 「いまは、会社勤めなので、土曜日がお休みなの。今度の土曜日でいいですか?」

 「それじゃ、こんどの土曜日に会おう。場所は何処にしたらいいかな?」

 「柏駅前のファミリーレストランに11時でどうかしら?」

 「OK。じゃその時に」


 約束の土曜日がやってきた。やっとあの人に会える。あの人は2年間浪人しているので今は大学2年生だ。卒業まであと2年半もある。

 待ち合わせの場所に15分前についた。

 あの人がやってきた。

 「やあ。久しぶりだね」

 「そうだね」

 私達二人はコーヒーを飲みながら話した。

 「2年半ものあいだどうして連絡してくれなかったの?」

 「恥ずかしくてね。そして自分が惨めで。大学落ちて、おまけに予備校に行くお金がないから、住み込みで新聞配達をしながら予備校に通った。そして、挙句の果てにまた不合格。2年目は宅浪だよ。宅浪の時は気が変になるかと思ったよ。やっと地方の国立大学に入れたけど、ここから電車で3時間だよ、とても通えないから向こうで下宿生活をしているんだ。貧乏って、ほんとにやだね」

 「頑張ってたんだね。私は、高校卒業してからビジネススクールに行ったの。そして、今年の4月から会社勤めで今は社会人」

 「おめでとう。これ、就職祝い。気に入ってもらえるといいけど。コンパクトだよ」

 「ありがとう」

 「ぼくは君のことすごく好きだけど、君と僕とでは住む世界が違うみたいだ。君のお父さんにそう言われたよ。君のお父さんは会社の社長なんだろ。うちは貧乏だからね」

 「うちの父がそう言ったの?」

 「ぼくは、きみのおとうさんに嫌われたみたいだ。おそらく、きみとの交際は認めてもらえないと思うよ」

 「父に話してみるわ。その結果を電話で連絡します。それじゃだめ?」

 「ああ、いいよ。いい連絡を待っているよ」

 その後、あの人は去っていった。


 帰宅後、父に話してみた。

 「おまえは仕事だけしていればいいんだ。男と付き合うなんてまだ早い」

 「でも私は、もう社会人よ。男の人と付き合ってもいいじゃないの」

 「だめだ。おまえの婿は私が見つけてやる。どかの会社の社長なんかがいいんじゃないか」

 「お父さんなんて大嫌い」

 私は自分の部屋に行って泣いた。



* 6: そして今


 その後、あの人に電話しようと思っても、電話することができなかった。

 あの人が言っていたとおり、父はあの人をよく想っていないようだ。残念ながらお付き合いできませんなんてとてもあの人に言えない。

 そうしてる間に時が流れ、あの人の夏休みが終わった。

 あの人の実家の近所に住む友人から、あの人は下宿に戻ったようだと聞いた。

 その後もあの人に電話することはできなかった。

 私の素行は荒れた。父への反発もあったのかもしれない。

 言い寄ってくる男たちと、次から次へと付き合った。でも、虚しいだけだった。なんなのかな、この虚しさは。


 あれから何年が経ったのだろう。

 風の噂で、あの人が結婚したと聞いた。

 私の人生は、いったい誰が決めているのだろう。

 誰かに決められて、生かされているようにしか思えない。

 電車通学の高校生時代が懐かしい。

 あのころの風景が思い浮かんでくる。


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