『夏のかけら』イメージソング:歌詞
『夏のかけら』 序章
真夏のひとときは、ヒグラシの愁いを誘う声が充たした。
折り重なった白いかけらを箸で摘まんでみる。すると、かけらは、くずれ落ちてしまう。
いくら摘まんでみても、掴み取ることはできない。けれど、哀しくなるほど愛おしい。
無念を噛みしめ、かけらを見つめる。だが、白いかけらは応えることを知らない。ふるえるだけだ。
今年もヒグラシの鳴き声は耳に届き、二人で過ごした記憶はめぐってくる。
夏のかけらは、まばゆい木漏れ日になった。
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『小説:イメージソング』歌詞
(Aメロ)
真夏のひとときは
ヒグラシの愁いを誘う声が充たした
折り重なった白いかけらを
箸で摘まんでみる
すると かけらはくずれ落ちてしまう
(Bメロ)
白いかけらをいくら摘まんでみても
掴み取ることはできない
かけらはくずれるだけだ
けれど 哀しくなるほど愛おしい
(サビ)
ヒグラシが鳴く季節に
記憶はめぐってくる
ふたりで描いた未来は
真夏の木漏れ日のように 輝いていたはずなのに
泪のしずくが ふたりの夢を砕いた
かけらはふるえる かけらはふるえる
貴女は 夏のかけらになった
(間奏)
(Bメロ)
白いかけらをいくら摘まんでみても
掴み取ることはできない
かけらは離れるだけだ
けれど 切なくなるほど愛おしい
(サビ)
ヒグラシが鳴く季節に
記憶はめぐってくる
ふたりで過ごした日々は
真夏の木漏れ日のように 輝いていたはずなのに
命のはかなさに ふたりの夢は砕かれた
かけらはふるえる かけらはふるえる
貴女は 夏のかけらになった
鍛練用作品です。感想を頂けると幸いです。