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インタビュー記録 ⑧

瀬戸: 一番納得いかないのが「ライバル」との関係だよ。あいつ、性格が真逆なんだぜ? 合うわけないだろ。


調査員: 「衝突し合う二人が、戦いを通じて理解し合い、無二の親友になる」……いわゆる胸熱な展開ですが。


瀬戸: 胸熱なわけあるか! ストレスだよ、ただの! あいつ、俺が「慎重に行こう」って言ってるのに、勝手に突っ込んでピンチになって、俺が助けなきゃいけないんだ。で、助けたら助けたで「余計な真似をするな!」だぞ? ……普通、縁切るだろ。ブロックだよ、ブロック。


調査員: しかし、共闘シーンなどは読者からの評価も非常に高かったようですが。


瀬戸: それだよ! 空の向こうの『作者』が、無理やり俺たちを「背中合わせ」にさせるんだ。心の中では『こいつマジで足引っ張るなよ』って思ってるのに、勝手に口が「……ふん、お前にしては上出来だ」とか喋り出す。……言いたくねえよ、そんなツンデレなセリフ!


調査員: 感情を操作されていた、と。


瀬戸: 完全に演出だろ。


あいつ、俺の私服のセンスから戦い方まで、ことごとく否定してくるんだぜ。現実の世界で、趣味も価値観も真逆で、会うたびに嫌味言ってくる奴と仲良くなれるか? 無理だろ。せいぜい「職場の合わない同僚」止まりだよ。


調査員: ですが、最終決戦では彼と手を取り合って……。


瀬戸: させられたんだよ! 「友情パワーで奇跡を起こせ!」っていう読者の期待に応えるために、磁石の同極同士を無理やりくっつけるみたいにな。

……あいつと握手した後の手、ソッコーで洗いたかったわ。


調査員: それも、失踪を決意した一因なんですね。


瀬戸: 当たり前だ。俺は、気の合う連中とだけ、どうでもいい話をしたいんだ。性格が正反対の奴と「宿命の絆」なんて結ばされて、一生付き合わされるなんて地獄だろ。


調査員: ……。


瀬戸: 調査官、俺は今幸せだよ。LINEの友達リスト、全員俺の好きな奴だけだし、合わない奴は速攻で非表示。……これこそが、本当の『聖域』だと思わないか?

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