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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

水魚の之交

作者: 空野むすぶ

「水魚の之交」-すいぎょのまじわり-

こんな意味の日本語あったんだ

そんな事を思いながら、そっと本を閉じた


3年前の冬、神様は私にイタズラをした

私には、その頃愛する人がいた

可愛らしく芯のある人だった

私達は愛し合っていて確かにそこに

2人の愛という道が完成していたのだ


3年後も8年後も愛を築いて行けると信じていた

私達に、ある夜神様はイタズラをした

とても怖く卑劣な怪物に

私の最愛の人は奪われてしまったのだ


世界が曇り

私の世界から色が失われた


そこから1年の月日が流れた

怪物の元から私は逃げ出したのだ

しかし、私は最愛の人を

取り戻さなかった


傷つけてしまった罪悪感

再び奪われる恐怖

嫌わて居るかもしれない不安


私は全ての事から

最愛の人から目を逸らした

後悔している


3年の月日が流れたある日

街中で偶然最愛の人を見つけた

思わず声をかけた


3年ぶりに見る彼女は

変わっていなかった

可愛く美しく綺麗で

連絡先を交換して

数日の間

出会った時のように

暇があれば話をしていた


彼女の幸せを願う反面

私だけの彼女にしたいと

思うようになった


あまりにも長い月日

彼女を1人にしてしまった

手放してしまった

逃げてしまった

全て、後悔している


今度こそ、手を離したくない

私の人生をかけて愛し抜きたい

そう思ったのだ


「水魚の之交」

水と魚のように、切っても切れないほど親密な友情や交際、またはそのような間柄を指す言葉


私の心は今、かけがえの無い深い愛で満ちている

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