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剣戟使いは魔法とともに  作者: 小田 翔
初心 壱の型
2/2

始まり

あなたは守り続けているものはありますか?

それは家族でしょうか?、友人でしょうか?

それとも大切な約束?

守ることは良いことです。

それを守ることで何かを失わずに済むのなら………







どうも俺の名前は神刀 龍馬(しんとうりゅうま)だ。今日から高校生だ。第一魔法高等学校に入学する。

「フッ!ハッ!ヤァァ!」

今は、日課の素振りをしている。

毎朝道場で5時から6時まで、出来るだけ振っている。俺の家系は千年以上続く侍の名家らしい。そのため、神刀流という刀の流派の道場をやっているんだ。でも《魔粒子》が見つかってから、道場を建て替えたらしく、今では刀だけでなく、剣や弓、薙刀等の武器が揃っている。もちろん魔法を練習する場所もある。


「龍舞!6時だよ、ご飯だって」


俺を呼びに来たのは俺の幼馴染ってやつだ。刈矢 真弓(かりやまゆみ)という。

家が隣で親同士が仲がいいので、俺と一緒に毎朝基礎練習をしている。

俺は刀を使っているのだが、真弓は弓を使っている。小さい頃俺の真似をして刀を使ったことがあるらしいが、どうやら合わなかったらしい。身長は164cmで高いほうだ。ちなみに俺は175cmある。スリーサイズの詳細は知らないが、言っちゃえば大きい、何がとは言わないが。


「おう、今行く」


その前に汗拭かないとな。汗臭いまま飯なんて食えるかよ。


「おっやっと来たか龍舞」


リビングについたら話しかけられた。


「遅くなった。ちょっと集中しすぎた」


「熱心なのは良いことだ」


この人は俺の祖父の神刀 龍之介(しんとうりゅうのすけ)だ。

俺の名前は祖父から取ったって父親から聞いていてる。ちなみに俺の親は仕事で両方いない。父母ともに強いからな、忙しんだろう。それなりに有名らしいし。


「ほら、ちゃんとお食べ」


「ありがとうございます。美夢さん」


「ありがと!ばぁちゃん」


「フフッ元気ね二人とも」


毎朝ご飯を作ってくれるのは祖母の神刀 美夢(しんとうみゆ)だ。優しさの化身だと思っている。だけど、日課を忘れたり約束を破るとすごく叱られる。あのとき誓った。

絶対にばぁちゃんを怒らせないと。


「「「「ごちそうさまでした」」」」


「真弓。外で待っててくれ」


「早くきてよね。毎回遅いんだから」 


「分かってるって」


「分かってないから言ってるのに…」






「ばぁちゃん、じぃちゃん行ってきます!」


「おう、頑張れよ」


「頑張ってね」


じぃちゃんとばぁちゃんと別れ、待っててくれている真弓のところに行く。


「今日は早いじゃん」


「流石に初日に遅刻するのはな」


「それを毎日続けてください」


「頑張ります……」


他愛のない話をしながら俺たちは、学校へと歩き始めた。





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