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精霊剣士の物語〜Sauvenile〜  作者: 伊藤睡蓮
精霊剣士の物語〜Sauvenile〜
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精霊剣士の休憩時間〜Sauvenile編〜其の壱

Twitterでもお知らせしましたが、簡単な振り返り編の前半が出来たので投稿しました。本当に軽い気持ちで見てください

1,特別回

真冬「私がここに呼ばれた理由を聞いてもいいかしら。」


秋翔「いや、夏音がここにいて一緒に喋るのは本編的に変かなーと思ったから今回は俺と春香、真冬で精霊剣士の休憩時間(ブレイクタイム)やろうかなと。」


春香「しゅう先輩、流石です。それに作者さんも長い間お休みしていたので正直なところ物語を覚えていないので振り返るのはとてもいいことだと思います。」


秋翔&真冬「…………。」


秋翔「それじゃあ早速振り返っていくか。」


真冬「そうね、そうしましょう。たしかこの物語の初めは武精(アルファ)学園の始業式から始まるのよね。」


春香「そうでしたね。私も約1年ぶりにみなさんの前に顔を出すことになって、あの時は本当に緊張しました〜。」


秋翔「入学式……全然覚えてないな。」


真冬「当たり前でしょ。あんたその時いなかったんだから。」


秋翔「………そうだった。俺たしか、赤城さんのとこで特訓してて寝坊しちゃったんだっけか。」


春香「真冬先輩と心配してたんですからね。」


秋翔「すまん。」


真冬「私は別に心配なんてしてないわよ。それより、次いきましょ。その後はたしか………」


秋翔「俺が鬼月先生に怒られた後に、吹雪先生から呼び出しくらったな。そこでまた怒られるかと思いきや、“新入生の3人を調査してもらいたい。”なんて言われるから最初は意味わかんなかったぜ。」


春香「その3人の新入生のうちの2人、私と真冬先輩、実は廊下ですれ違ってたんですよね。私はトイレから出て来たときにその1人とぶつかってしまって。その子の名前は天津風音(あまつかざね)さん。薄緑の髪色でショートヘアの女の子でした。第一印象は不思議な感じの子、そんな感じでした。」


真冬「私が出会ったのは児玉氷架(こだまひょうか)。水色の髪色をしたロングヘアの女の子よ。あの子もちょっと変わってて、すれ違いざまに“退屈”なんて言われたからちょっとびっくりしたわね。」


秋翔「そうだったのか。山崎炎真(やまざきえんま)は、直接出会うのはもうちょい後だが、写真では見てたな。赤黒い髪色の男子で別に特段これといって変わった感じはしなかったな。そして、吹雪先生と話し終えた後に、春香たちと会ったんだ。」


春香「たしかあの時、側に私の友達、今井美希(いまいみき)もいましたね。とっても優しくて、明るい私の親友です。しゅう先輩たちの前ではちょっと緊張気味でしたけど、普段はとても明るいですよ。」


秋翔「まぁ、俺も1年の時は先輩と話すときは緊張してたし、分からなくもないな。」


真冬「そんな印象ないわね。少なくとも元生徒会長の神崎零架(かんざきれいか)先生とは普通に話せてたじゃない。」


秋翔「あの人は例外だよ。なんか普通に話してる時だと緊張が全くないんだよあの人。って、今は神崎先生のことは少し置いといて、続き続き。」


春香「は、はい!私と美希、しゅう先輩、真冬先輩と一緒に屋上でご飯を食べる約束をしました。」


真冬「私は唐突に言われてたけどね。」


秋翔「でも来たじゃねぇか。」


真冬「……………。暇だったからよ。」


春香「この辺りで其の壱は終わりましたね。其の弐はなんと、武精(アルファ)都市の特務部隊本部が襲撃されるところから始まりました。」


秋翔「あぁ、まさかたった1人の敵によって本部が壊滅させられるなんて……それに赤城さんも手も足も出なかったみたいだぜ。」


真冬「それは当然よ。襲撃したきたのは以前とは全く別物の魔力を身体に宿した、葉月夏音(はづきかのん)だったから。」


春香「赤城さんの話だと夏音先輩は悪魔の居場所を“確定づける”ために襲撃したんでしたよね。」


秋翔「あぁ、俺たちは屋上で昼飯食べようとしてて、春香が武精都市中心のの異変に気付いたんだったな。風で形作られた馬鹿でかい剣が地面にぶっ刺さってるの見た時はまじびびったぜ。」


真冬「そうね。その後、武精学園全生徒に放送で教室待機の指示があったけれど、私たちは赤城さんたちの救出に向かおうとしたのよね。」


春香「はい。ですが、私たちの学園の学園長であり真冬先輩のお母様、時雨吹雪学園長に止められてしまいました。」


真冬「美希さんには巻き込んでしまったみたいで申し訳なかったわね。」


秋翔「たしかにそうだな。後で謝っとかないと。」


春香「大丈夫ですよ。美希ならきっと分かってくれます。」


秋翔「そうだな。その後はたしか、俺を特務部隊の本部に行かせようと、お前たち2人が頑張ってくれたんだよな。まじ感謝だぜ。」


真冬「大変だったんだからね。退学させられるかもしれなかったんだから。強すぎるし。」


春香「いくら特訓したとはいえ、動きを全部読まれて最小限のダメージにされてましたからね。まぁ、初めから秋翔先輩を行かせるつもりだったみたいですけど。」


秋翔「らしいな。俺もその頃赤城さんたちの所について話を聞いてたんだ。飾麻耶(かざりまや)さんからもその時に新しく作ってもらった刀をもらったんだ。そして、赤城さんからその場にいた全員無事って聞いた時は不謹慎かもしれんがありえないと思った。けど、夏音がわざとそうした可能性があることを赤城さんから聞いた時、少し安心した。あいつにもまだ優しさが残ってるんだって。それから俺は夏音が向かった悪魔のいる場所に向かったんだ。」


春香「私たちも吹雪学園長から新入生のこと、赤城さんたち特務部隊が掴んだ悪魔の居場所を学園長から聞いて急いで向かいました。」


真冬「あの場にいた悪魔は、1年前に武精祭で襲って来た、レオとリブラ、それから新しく現れたジェミニ。だったわね。」


秋翔「あぁ、それから新しく分かったことといえば、悪魔にはそれぞれ特殊な力があったんだよな。ジェミニは一度触れた魔法を何倍もの力にして模倣することが出来た。まじチートすぎるぜ。」


春香「リブラは分かりませんでしたが、レオは自分の力、魔力を倍にするというものでした。単純な能力に見えて結構恐ろしい能力でした。」


秋翔「けど、お前らはレオを倒したじゃないか。俺と夏音は逃げられちまった。」


真冬「私たちも正直相手の隙を突いてなんとか倒せただけで真正面からぶつかってたら危なかったわよ。生きてるだけでもよかったじゃない。まぁ、くたくたで疲れた私たちの前に、例の新入生が現れて、其の弐は終わったんだったかしらね。」


春香「そうです、そうです。あの時は本当に驚きました。でも、とっても優しい子たちでしたね。私たちを学園に戻してくれたり、影で戦闘のサポートもしてくれましたから。」


秋翔「学園に戻った俺たちに待ってたのが、生徒会の役員決めだ。零架先生ノリノリで大変だったぜ。春香も半強制的に副会長に任命されてたけど、本当によかったのか?」


春香「はい、私が自分で選んだ事ですから。それに、真冬先輩や炎真くんも書記として手伝ってくれるので助かります。まぁ、就任早々双葉会長からお説教されましたけど。」


真冬「その炎真くんなんだけど、私たちにはない特別な力を持ってるのよね。ざっくり言うと〔常に全力〕。まぁ、何事にも全力で取り組む能力ってこと?勉強熱心?自分で言ってても訳が分からないわ。」


炎真「まぁそうですよね。ここは僕が少し話しますね。」


秋翔「うわっ!急に出てきやがった。来るなら来るって連絡しろよ。」


春香「というわけで、今日のゲストの山崎炎真くんです。よろしくね。」


真冬「よろしく。」


秋翔「お前らは知ってたのか!俺にもそのこと伝えとけよ………。炎真、いいぞ。話してみろ。」


炎真「は、はい。僕や風音、氷架はそれぞれ精霊を武器に宿しています。その精霊たちが特別なのかは分かりませんが、神崎先生や他の特務部隊の方と同伴で契約させてもらいました。その結果、僕はあらゆることに全力で取り組めます。そして、日々全力で取り組めば取り組むほどに僕の全力度も変わってくる。意味がわかりますか、秋翔先輩?」


秋翔「つまり、全力ってことだろ?」


真冬「…………。昨日まで100%でやってたことが、今日は90%で出来るようになって、残り10%分多く昨日より出来るようになるってこと。」


炎真「さすが真冬先輩。」


秋翔「バカにされたのか、今。俺はあいつにバカにされたのか?」


春香「大丈夫です。私も最初は分かってなかったので、私もバカですから。」


秋翔「つまり俺はバカにされたんだな。」


真冬「春、いいアシストだったわよ。」


炎真「の、残りの2人のことも紹介しておきますね。まずは天津風音。風音が契約した内容は〔人の心の真実〕つまり相手が言ったことが嘘か本当か見抜くことが出来る。秋翔先輩も体験しましたよね?」


秋翔「あぁ。あれ本当にすごいな。まじで見抜かれた。」


炎真「戦闘の時にもかなり役立つ力だと思ってます。そして最後に、児玉氷架。彼女の契約した内容には僕も驚きましたね。〔世界の終わりを見る〕その結果、彼女は今現在不死身です。」


春香「すごいですね。それこそ精霊使い向きじゃないですか?」


炎真「それがそうとも限りません。これはまた別の機会に話しますね。まぁ、3人の特殊な力の説明はこれくらいですかね。後は引き続き物語の振り返りをどうぞ。」


真冬「秋翔よりよっぽど礼儀正しいし、頼りになるわね。」


秋翔「俺もその辺は自覚してるから、敢えて言葉にしないでくれ………春香、続き頼む。」


春香「わ、分かりました。それでは、今ここにいる私たちと、詩織さん、美希のの5人でイプシロンに言った話をしますかね。其の漆から拾肆まで一気にいきましょう。まず始めに、私たち5人で何でも願いが叶うという神社に、お願いごとをしに行きましたよね。それから、しゅう先輩と詩織先輩を2人きりにして、2人で話す時間を作りました。」


秋翔「やっぱりわざとだったか。最初の方、まじで気まずかったんだからな。まぁ、でもおかげで詩織といつも通りの関係に戻れたわけだけど。その時、詩織に夏音の本当の事を伝えたんだ。詩織も動揺してくれたけど、全部聞いてくれた上で俺たちと夏音を助けるために協力するって言ってくれた。」


真冬「美希さんと詩織さん、2人がこのタイミングで192

に入ったのよね。2人の覚悟も充分伝わったし、詩織さんに関してはいつの間にか精霊と契約してたしね。」


春香「そういえばそうでしたね。まだあんまり見たことないですけど、どんな魔法使うのか、今後が楽しみですね。」


秋翔「それから俺と真冬が戦うことになって、最後は引き分け、でいいのかあれ?」


真冬「最後までやってれば私が勝ってたけどね。この間のは特別に引き分けでいいわ。」


秋翔「おい、真冬。今度またあれやるぞ。」


真冬「望むところ、返り討ちにしてやるわ。」


春香「その時は私も混ぜて下さい。」


秋翔&真冬(最高速で突っ込まれたら即終了じゃね?)


真冬「この話はまた今度にしましょ。話を戻して、悪魔との戦闘が始まる其の拾からまた話し始めましょ。」


秋翔「確か、最初にイプシロンにいた悪魔って5体だったよな。ジェミニに加えてその幹部4人だったか。ジェミニの近くに1人、それから4学園会議が開かれてるビルに結界張りやがった3体の悪魔だったな。」


春香「はい。それからジェミニがしゅう先輩をまた別の結界に閉じ込めた後に、真冬先輩と詩織先輩がジェミニの隣にいた、ステラと戦うことになりました。私と春香で4学園会議のビルに向かって、ラーナと戦いました。とっても強くて私の新技と美希さんとアクアさんのコンビネーションで結界諸共なんとか倒せたと思ったんですけど残りの2体の悪魔が合流してしまって大ピンチに陥ったんです。その時、雲雀学園長が助けに来てくれて、一瞬で3体の悪魔を倒しちゃいました。」


秋翔「流石って感じだな。1年前にレオと戦ってた時も感じたけど、やっぱり段違いの強さだ。世界精霊使いに選ばれるだけはあるって目の当たりにしたな。」


真冬「春達が無事で良かった。私は詩織さんと一緒にステラとの戦闘に入って、まぁ大したことはなかったわね。余裕よ、余裕。」


秋翔「簡単に終わらせんなよ。まぁ、俺に関してはずっとジェミニと喋ってばかりだったからな。実は仲間になりたがってたとか、最初聞いた時は信じられなかったぜ。」


真冬「そうやって話してる間に、疑問を持った12星座のレオがイプシロンに戻って来たってわけね。さすがに私と詩織さんの2人だけじゃどうにもならなかった。」


春香「すみません、私たちも戻ろうとは思ったんですけど、雲雀学園長からまだ休んでなさいと言われてしまい……。」


真冬「別に春を責めてるわけじゃないわ。強いていえば、そうね。秋翔ね、こいつのせい。」


秋翔「言われると思ったよ。けど、俺だってレオが来たのにはビビったんだからな。ジェミニが体を張って守ってくれなきゃ、イグニが死んでたかもしれない。そこで気づいた、ジェミニが本当に良い奴なんだって。そこからはもう、勢いで向かって行ったな。真冬たちもやられたと思ってたし。」


真冬「勝手に殺すんじゃないわよ。詩織さんが残りの魔力でなんとか防御魔法を展開してくれたおかげで助かったの。その後あなたと合流したのよ。」


秋翔「あぁ。そこで俺の新必殺技、精霊の加護・炎舞(ベラーダ・えんぶ)を発動したわけだ。父さんが見せてくれた精霊の加護を自分なりにアレンジしてみたけど、上手くいってよかったぜ。」


真冬「確かに、あれは凄かった。能力で増えた3体のレオ、2体の部下悪魔たちを相手にして戦えてたし。あんなの普通の精霊使いじゃ無理よ。」


秋翔「そんな事ねぇよ。流石にあの人数でずっと押されてたらいつか精霊の加護が解けてタコ殴りにされる。人数減らしてくれたのは、真冬だろ。マジ助かった、ありがとな。」


真冬「べ、別に私だけじゃないわよ。精霊の加護が解けた時、ジェミニが助けてくれたでしょ。私はその時完全に魔力なかったから。」


秋翔「だな。それに、レオを倒した後は俺もジェミニも魔力切れて絶賛落下中だった所に春香が助けてくれた。春香もありがとう。」


春香「はい、どういたしましてです。確かその後すぐに神崎先生と花蓮ちゃんが到着したんですよね。それからはそのお二人が合流するまでのお話を聞きました。」


秋翔「2人とも、今日はこの辺にしておこうぜ。続きはまた今度ってことで。」


春香「分かりました。今日は全然ゲスト呼べなかったですからね。」


真冬「この後からなら彼女も呼べそうだし、ちょうどいいかもね。」


秋翔「おい、ちゃんと俺にも誰が来るか説明しとけよ。」


春香「ということで、今日の振り返りコーナーは以上です。それではまた!」


はい、以上です。(何も言うことがない。)

来週辺りに後半を投稿する予定です


本編はもうしばらくお待ちください。頑張って書いてます。それではまた…………。

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