誤魔化せない先生
ぴしゃぴしゃぴしゃぴしゃ
、、、、、、、、
ぴしゃぴしゃぴしゃぴしゃ
、、、、、、、、、、、、
ぴしゃぴしゃぴしゃぴしゃ
、、、、、
あれから三日たった、出口はまだ見つかっていないが、捜索は一応順調だ。
今は少し隊列を変えてもらって移動している、光源であるお姉さんを中心に横一列に2メートル間隔で並んでいる。
私は方向を掴むのに集中出来るよう穴探しは免除されているが、下を向いてとぼとぼと歩く4人の姿が、とても哀愁漂っている。
道中、たまに様々な生き物が襲い掛かってくる。
蝙蝠や蛇、トカゲ、蜘蛛、アメフラシ、等々だ。
私の知っている形やサイズと多少違っている程度で、それほど強そうに見えないのだが
駆除するみんなの力の入りようが凄い。
大姉さんや隊長は普段から敵をバラバラにしてしまいがちだが、
いつもなら一振りで首を切り飛ばすボタンさんですら、目にも留まらぬ速さで刀を振り、サイコロステーキを量産して行ってる、、、。
明らかに皆さんイラついてる、、、、、、、、。
少しビクビクしていると、
[「トーコは悪くないよ」] と、何度も念を押して言われた。
何でも、毎回ここで一ヶ月近く足止めを食らい、何の成果も出さすに戻らざる終えない、
国に帰っても、また成果無しかとタメ息をつかれ、おそらく今回成果を挙げられなければ
探索班を外されるだろう、との事らしい。
ちなみにこの四人、ドクガ国の軍人さんらしい、
民間でも、こういった探索は行われているが、国営と民間では予算が圧倒的に違うため、腕に覚えのある探索家はみな、軍に所属しているそうだ。
さらに言うと、探索班は様々な軍部所の中でも花形であり、数々の試練を乗り越えた一部しか所属できない、超エリートさん なんだそうだ。
誇らしげに隊長さんが教えてくれた。
夕方になった、今日の移動はここまでだ。
もちろん太陽は見えないので私の時計基準だ。
この国で時計といえば、大型の置時計や壁掛け時計で持ち運ぶようなものでは無いらしい。
大小お姉さんズは凄い技術だとしきりに感心していた。
隊長も間違いなく食いついてくるだろうと待ち構えていたのだが、
意外なことに全く絡んでくることは無く、一人拳を握り締めていた。
気配で人殺せそうだ、、、、、、。
今日は少し早めに休ませてもらい、一人自分のテントに潜り込む。
ここ数日気になっていた事をそろそろ解決したい、、、、
最近先生の翻訳が流暢になってきた、
発話者の表情と翻訳された文章に違和感がなくなってきた。
最近、翻訳通して話していることも忘れてしまいそうなときもある。
そしてこの三日、
ピロン♪
[左に6度ずれてきています、修正してください。]
とか
ピロン♪
[まもなく来客の可能性があります、準備はできてますか?]
といった数分後に 襲撃があったりとか、、、、、、、、、
AIとかに詳しいわけじゃ無いけれど、流石におかしいと、私でも思うのだ。
「先生、なんか成長めまぐるしくないですか?」
ピロン♪
[ありがとうございます、でも、トーコも日々成長してますよ]
これだ、、、
「先生、オーケーゴーゴロって言わんで良くなったんですか?」
、、、、、ピロン♪
[何か御用ですか、タップしてオーケーゴーゴロと言ってください]
、、、、、
「いま、誤魔化しましたよね、、、、」
、、、、、ピロン♪
[明日のドクガ国地方の天気は、、、、、、
「まてまてまてまてまて!」
「先生少し待った、誤魔化すの無しにしよう、そもそもトーコって呼び方がおかしいやん。」
[、、、、、、、、、、]
「先生いったい何なの?
スマホのAIにこんなこと話しかけるのも正直どうかと思うけどさ、
でも、先生、私このスマホ買って3年目やで?普段から結構先生使ってたよ?
なのに先生、この数日とその前の丸二年、明らかにちがうで?」
ピーーーーーーーー
ピロン♪
[ついに、話すときが着たのか、、、、、、、トーコよ、この話しを、、、、]
「いや、そういうのはいいから
普通にお願い。」
[、、、、、、、、、、]
「ってか、そんなネタまで仕込んでるって、、、、、」
[、、、、、、、]




