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最弱英雄の転生戦記  作者: 小夏雅彦
奔る怒りの炎
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目覚める魂

 降りしきる雨が人々の気力を萎えさせ、体力を奪った。

 連日の屋外泊で弱った体に、突然の強襲は堪える。避難民たちの足取りは重く、北門の前で列をなし座り込んでいる。


「ハイハイハイ、門が開いたらちゃっちゃと逃げぇ。先導はウチらがやる!」


 『共和国』軍所属諜報部隊、忍軍の司令官である金咲疾風は避難民たちに檄を飛ばし、迅速な脱出を行えるように八方手を尽くしていた。

 具体的には配下のニンジャたちに、本来の任務ではない敵勢力との交戦をさせること、避難民たちの撤退支援、グラフェン市内で戦闘を継続している騎士団の支援任務などだ。非難は後で受け入れることにした。


(『共和国』一堅牢な城塞を敷いとるグラフェンでさえこれとはな……こりゃ、ウルフェンシュタインもどこまで保つか分からんで。気合入れとかんとな……)


 完全な負け戦だ。よしんば敵をすべて追い払うことが出来たとしても、グラフェンは向こう何年間か、集中的な復興支援をしなければ再建することが出来ないだろう。

 もし、再建したとしてもここに住みたいと願う人が出てくるかどうかは分からない。


 本来ならハヤテとて、ここから脱出しなければならない身だ。

 だが、ニンジャの中では珍しく敵との直接戦闘を想定した訓練を受けている自分ならばやれることがあるだろう。そう考えて残っている。首都への伝令にはすでに別のものを飛ばしてある。


「ハリさん、門はまだ開かんのか! さっさとせえへんとみんな風邪ひくで!」

「わ、分かっていますよハヤテ様! もうしばらくお待ちください!」


 もうしばらくも待てないのが戦場というものだ、とハヤテは考えて内心で舌打ちした。大通りの向こう側から《ナイトメアの軍勢》が大挙して押し寄せてきている。避難民の顔に恐怖が浮かぶ。

 どうにかしなければならない。ハヤテはだぶついた裾に手を伸ばし、そこから一本の短刀を取り出した。柄には緑色の宝石が怪しく輝いている。


 それを構え、彼女は突撃した。この刀はハヤテが忍軍の司令官として就任した際に記念として贈られた魔導兵装、『風切の刃』だ。風の魔法力を操り、遠隔斬撃等を行うことが出来る優秀な武装である。ハヤテは走りながら短刀を振り抜いた。


 発生した風の刃は道路の端から端までを覆い尽くしていたゴブリンの群れをなます切りにする! 醜悪な悲鳴を上げながら《ナイトメアの軍勢》は絶命する! 残ったオークなどの大型種には風の刃と手裏剣、そして刀身自体を用いた格闘術によって殲滅。一分ほどの時間も経たず、合計で二十体ほどいた《ナイトメアの軍勢》はいなくなった。


(小物ばっかりだったのは助かったわ。大物がおったら、ウチの手には余るからなぁ)


 そんなことを考えながら、風切の刃を元通り袖に収めた。そこで、彼女は見た。


 悠然と歩いてくるゴシックドレスの女を。戦闘前のブリーフィングで話題になっていた、『真天十字会』の《エクスグラスパー》。


 ハヤテは身構えた。

 女が腕を振るった。


 発生した圧倒的な風圧に、ハヤテは抗うことが出来なかった。

 攻撃が行われる寸前、身をかわしていたのが幸いした。彼女は生き残った。

 だが思い切り背中から壁に叩きつけられ、呼吸が乱れた。

 全身を貫く痛みに、動くことが出来なかった。


(ウソやろ、これが《エクスグラスパー》? あんまりに、あんまり過ぎるわ……!)


 かつて彼女は『共和国』が召喚した《エクスグラスパー》、尾上雄大と行動を共にしていた時期があった。彼は冗談めかして『僕は《エクスグラスパー》の中では最弱』と言っていたが、それが現実であったようにハヤテは思ってしまった。少なくとも、尾上の力には何らかの対抗策があった。だが、こんな力に抗えるものが存在するのか?


 視線を映し、避難民の方を見た。見ない方がよかった、と彼女は後悔した。

 避難民の荷物を積んだ荷台は無残に破壊され、彼らが必死の思いで持ち出して来た家財道具が雨風に晒され、汚された。軍馬はミンチ肉のようになり、臓物を辺りに撒き散らしている。


 人々の方は、もっと深刻だった。ほとんどの人間は先ほど巻き起こった風に吹き飛ばされ、壁に激突し、その衝撃で死んでいた。酷いものになると風によって巻き上げられ、苦しみの十数秒間を過ごしてから地面に叩きつけられたものさえいる。そうなれば悲惨だ、生き残る可能性がないどころか、最大級の痛みを味わって死ぬことになる。


 ほとんど、そうだ。風の通り道の関係か、それとも人々が壁となったのか。

 一人の少年はまったくの無傷で生き残っていた。

 彼は現実に適応できず、ただ泣き叫ぶだけだ。


「泣いたってどうしようもならないわよ。立ちなさい。立って、戦いなさい」


 少年は動かない。母親の亡骸に縋りつき、現実を否定し、泣き叫ぶばかりだった。


「泣き叫んだって誰も助けてはくれないわよ!

 泣き喚いて、同情を買おうとして、それでいて自分で何もしない!

 まるで昔の私を見ているみたいじゃない!」


 リチュエは杖の先端を少年に向けた。ハヤテはやめろ、そう叫ぼうとした。

 だが、息がつまってうまく行かなかった。

 収束した風の槌が少年を打ち、彼を肉片に変えた。


「……これで、ここにいる人たちはすべて? これでもっと、褒めてもらえるかしら?」


 雨は勢いを増す。地面を打つ音が鬱陶しい。ハヤテは立ち上がろうとした。


「あら、あなた生きていたの? それなら……止めを刺さないとね」


 リチュエは杖をハヤテに向けようとした。万事休すか?

 ハヤテは観念したように目を閉じた。だが、彼女の終わりは訪れない。リチュエは弾かれたように顔を上げた。地を這うほど姿勢を低くし、彼女に迫る影があり。彼は腰に差した刀を勢いよく抜き放つ。必殺のタイミングで放たれた攻撃は、しかし風の障壁に絡め取られ勢いを減じた。


 リチュエは間一髪横に跳び、致命的斬撃を避けた。

 だが、避けきれなかった。露出した頸部に、うっすらと傷が刻まれる。

 自らの生み出した風に乗って、彼女は後方に跳んだ。


「あんたは……確か、グランベルクの庭にいた……!?」

「酷い状況ですね、これは。ハヤテさん、ご無事でしょうか?」

「無事、っちゅうのは違うかもしれんがな……何とか、死んじゃあおらんわ」


 壁に手を付き、ハヤテはゆっくりと立ち上がった。満身創痍の彼女を、クロードは気遣っているだけの余裕がなかった。リチュエの力は以前よりも遥かに高まっている。


「躊躇いなく殺すんですね。あの城で見た時、あなたはまだこっち側だと思いましたが」

「気付いただけよ。積み上げた屍の高さでしか、私は私の価値を証明出来ない」

「ねじ曲がりましたか。まぁ……どうだっていいんですけど」


 クロードは両手で刀を構え、切っ先をリチュエに向けた。

 綾花剣術の基本形、火の型。

 ありとあらゆる状況に対応できるオールラウンドスタイルだ。


「グランベルクで仕留めきれなかったのは僕の責任です。ここで始末する」

「……ふん。出来ることなら使いたくなかったけど、やむを得ないわね。これは」


 リチュエは懐に手を伸ばし、三つの黒い結晶を指の間に挟んで取り出した。

 その結晶は、かつてクロードたちが帝都の地下で見たものと同じものに見えた。


「やはり、その黒い結晶はあなた方が作り出しているものなのですか……!」

「見せてあげるわ、あなたたちに。私たちが手に入れた、力というものをね!」


 リチュエは黒い結晶を握った。あっさりと黒い結晶は砕け散り、ガラス片のようなものが地面に撒き散らされた。すると、リチュエの眼前に三つの黒い靄が現れた。

 彼女の体をすっぽりと覆うほど大きな靄が晴れた時、そこには異形の怪物がいた。


「やはりそれは、《ナイトメアの軍勢》を操るためのデバイス……!」


 それはこれまでクロードが見たことのない怪物だった。

 『帝国』図書館で見たものとも異なる。


 一体は雄牛を直立させたような怪物だった。肥大化した筋肉と、恐ろしげなねじくれた角がいかにも攻撃的だ。鼠色の厚い皮膚と、重厚な筋肉で全身を覆っている。口の端から泡を飛ばし、血走った目でこちらを見ている。名を冠するならタウラスか。


 一体はスクウェア状の鱗と柔らかく柔軟性に富んだ皮膚に覆われたトカゲのような怪物だった。尾上たちが遭遇したものと同じ、ランドドラゴンだ。


 一体は長身痩躯の成人男性、といった感じの立ち姿だ。目元は蜘蛛のようにいくつもの複眼が備わっており、鋭い牙が生えている。だが一段と恐ろしげなのは背中から生えた四本の腕だ。それぞれ左右に三対の腕が生えている。

 太く短いものと、逆に長く細いもの、そしてその中間に当たるものが真ん中から生えている。尻尾に当たる部分があればスパイダーとでも名付けるのだが、そうもいかない。便宜上シックスアームと名付ける。


「《ナイトメアの軍勢》……ですが見たことのないタイプです。気を付けてください」

「あの化け物どもだけじゃなく、あの嬢ちゃんまで相手にせなならんとはな」


 上空で雷鳴が轟いた。それと同時に、飛来してくるものがあるのをクロードは感じた。


「ハヤテさん、屋内には言って下さい! 雹が降ってきます!」


 弾かれたようにハヤテは跳び上がり、側面にあった集合住宅の窓を突き破って内部に入った。クロードも小刻みなサイドステップを繰り返し、上空から降り注ぐ攻撃を避ける。一撃一撃が石畳を粉砕するほどの威力を秘めている、当たればただでは済まない。

 屋内に入って行ったハヤテを追って、タウラスが頭から壁に突っ込んでいった。脆弱なモルタル壁はタウラスの突進によって粉砕され、大穴を開ける! 残った二体の新顔はクロードの方を油断なく観察する。そして、動く。


(こいつらが近くにいる間は雹が降ってこない……とかだったらいいんですけどね)


 クロードは刀を振るい、眼前にいたランドドラゴンの首を狙った。直線的な一撃はランドドラゴンが掲げた爪によって防がれ、弾かれる。思っていた以上に強度の高い爪だ。クロードは舌打ちし、勢いを殺さず反転。再度刃を振るうが、これも弾かれる。

 横合いから二本の腕が伸びて来た。長く、細い腕。見た目に反して俊敏な動きでクロードの肩と腕を掴んできた。クロードは舌打ちし、体を振るいシックスアームを振り払おうとした。細い腕は大した抵抗もせずはがされるが、しかし残った二本の腕がクロードに向かって殴りかかって来る。彼は刀を握っていた手を放し、それを捌いた。


 雷鳴が轟く。クロードは追撃を諦め、バックジャンプで二体の怪物と距離を取った。一瞬後、彼がそれまで立っていた場所に雷が落ちた。地面が抉られている。


「おかしいわね、あなた。雷を避けるとかどういうことなのかしら? 何してるの?」


 クロードの頬に、うっすらと汗が浮かんだ。

 かなり厄介な使い手だ、と思った。リチュエの持つ《エクスグラスパー》能力は極めて強力、かつ広範囲。この狭いフィールドでは逃げ切ることは出来ないだろう。

 加えて、二体の《ナイトメアの軍勢》。シンプルに強いランドドラゴンと手数の多さと手品の多さが特徴的なシックスアーム。この二体がいる限り、満足にリチュエに近付くことさえ出来ないだろう。


(ハヤテさんはどうなっている? さっさと彼女を助けに行きたいのだが……)


 綾花剣術、水の型をクロードは取る。火の型はオーソドックスで隙の少ない構えだが、それゆえに至近距離での戦闘以外では弱みに付け込まれることも少なくない。むしろ、このような相手ならば動きで撹乱する方がいい。


「もしかしてあなた、まだ私に勝てるとか思ってるんじゃあないのかしら?」


 リチュエは両手をドレスのポケットに突っ込み、いくつもの黒い結晶を取り出した。


「その結晶体、すでに量産体制が整っているということですか……!」

「あなたもこれのことを知っていたのね? まあ知っていてどうなるものでもないけど」


 リチュエは嘲りながら黒い結晶体を砕いた。彼女の周りに何体もの《ナイトメアの軍勢》が現れる。ランドドラゴン、シックスアーム、タウラス。たった一人でこれを相手にするのは、さすがに骨が折れる。リチュエがいるのならば尚更だ。


「どう? 絶望したかしら。あなた一人の力で、この包囲網を突破することが?」

「出来るかどうかはわかりませんが、やるしかないということだけは分かっていますよ」


 クロードは雨に濡れた髪をかき上げ、襟足の方に垂らした。即席のオールバックだ。

 サングラス越しに鋭い眼光が、リチュエを射抜いた。


「仲間を助けなければならない。あなたばかりに構ってもいられないんですよ、僕は。

 ですので、ここからは掛け値なしの本気で進ませていただきますよ……」


 クロードは四肢に力を込めた。彼の足元にあった水たまりに、複雑な波紋が出来た。

 リチュエはそれに気付かない。彼の秘めたる力が少しずつ解放されようとしていた。


 ザリッ(・・・)。足を引きずるような音が二人の耳に、やけにはっきりと飛び込んできた。

 リチュエははっとしたように振り返り、クロードもその姿を見て動きを止めた。




「シドウ、くん……?」


 クロードは最初、それが紫藤善一だと認識することが出来なかった。

 血まみれなり、ボロボロになった衣服を身に着け、うつむいた彼の顔を判別出来なかったというのもあるだろう。いつも後ろ手にまとめていた髪は、水に濡れ崩れて垂れ下がっている。


 だが、もっとそれを強めたのは彼の有り様だろう。右足はあらぬ方向にねじ曲がり、腹部は押し潰されたのかぐちゃぐちゃになっている。そして最も大きな傷は、彼の胸を完全に貫いていた。心臓が潰されていたことは明白だった。それ以外にも大小様々な傷があり、大量に出血している。生きている人間だとは思えないほどに。


「なに、よ。あんた、どうして、どうして生きて……?」


 リチュエはそこまで言って、息を飲んだ。

 押し潰された腹が蠢いているのが見えた。

 複雑に筋繊維が蠢き、結びつき、傷を覆い隠しているようだった。

 心筋が徐々に再生され、胸筋がせり出し結びつき、皮膚が傷口を覆い隠した。


「お前の言っていることは正しいのかもしれないな。リチュエ」


 シドウはつぶやくようにして言った。

 リチュエやクロードどころか、知性を持たないはずの《ナイトメアの軍勢》でさえ動けずにいた。目の前の男に気圧されるように。


「善人は常に虐げられる。世界は犠牲者を求めていて、一瞬先には誰だってその位置についてしまうかもしれない。誰も負けたくない。誰も傷つきたくない。だからこそ人は勝利を求める。勝利とともに生み出される敗者の存在を、人間は何よりも望んでいる」

「だ、だから何だってんの! あ、あんたの意見なんて聞いちゃあ――!」


 リチュエの言葉は中断された。シドウの右肩が蠢いたからだ。何が出てくる?

 注視していた彼女の目の前で鮮血が舞う。

 直った傷口を引き裂いて骨がせり出して来たのだ。


 骨は意思を持ったかのように踊り、伸びて行った。肩甲骨が生成されそこから上腕骨が伸びた。続けて橈骨(とうこつ)尺骨(しゃっこつ)が、そして五指を構成する指の骨がせり出して来た。

 まとわりつくように神経が伸び、肩の傷から蠢くようにして筋肉が腕全体を覆う。

 グロテスクな腕もどきの表面を、人間の皮膚が覆い尽くしていく。


「だけど。そのために他者を犠牲にするというのならば。

 お前の悪意が、人を不幸にするのなら。

 お前のために、消えて行く無垢な命があるのならば……」


 せり出して来た右腕を伸ばし、人差し指をリチュエに向けた。死神のような目で。


俺は(・・)お前を許さない(・・・・・・・)


 恐怖に負けたのか、リチュエは叫びながら杖を振り上げた。いくつもの稲光が天に瞬き、そしてシドウに向かって雷が落ちていった。続けて雹が降り注ぎ、暴風が吹き荒れた。土埃が舞い上がり、落雷が発生させた炎が辺りを包み込んだ。

 クロードは息を飲む。


「ハァッ、ハァッ、こ、ここまでやれば……し、死んでるでしょ……?」


 恐怖を払拭するために、リチュエはつぶやいた。そして、驚愕し目を見開いた。


 そこには、人影があった。影は一歩、舞い上がった土煙の中から足を踏み出した。

 銀色に輝く具足、それはいつも通りのものだったように思えた。だが、細部が違う。

 脛から膝までを守る鋭角のパーツが追加され、具足も一回り重厚なものだった。


 続けて、腹部が現れた。腰には光を放つ、クレジットカードほどの大きさをしたバックルがついていた。腹には腹筋を模したような鈍色に輝く装甲が発生しており、膝周りはいままで通りラバーめいた装甲が露出しているが、それも厚みを増しているように思えた。


 続けて、上半身が露わになる。胸元にはクリスタルのような複雑な輝きを放つブレストプレートがあり、その内側には不可思議めいた文様が刻まれている。


 両肩には柊の葉のような形のショルダーアーマーが取り付けられており、腕全体を銀色に輝くガントレットが覆っていた。ナックルガード部分についていたスパイクは、恐るべき凶獣の牙のように凶悪な形に変わっていた。指先もまた変形しており、鋭い刃のような形になっている。


 そして、頭部が現れた。大きめのバイザーがついたヘルメットのような形になっており、吸気口のような形をしていた部位は凶悪な肉食獣を思わせる牙のような形に変わっていた。

 そして、凶獣の口が開いた。血のように赤い光を放つ口部から、蒸気が漏れた。


 シドウは両腕を広げ、咆哮を上げた。

 咆哮は大地と大気を揺るがし、リチュエが発生させた暴風雨をも吹き飛ばした。

 衝撃波によって窓ガラスが割れ、辺りに舞い踊る。

 複雑に光を反射し、地獄のような戦場を楽園のように彩った。


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