第4話 野宿というやつ
第4話です。
ケンとリリア、野宿をします。
森の道を歩いていた。
俺とリリアは炎の城に向かっている。
でもまだ遠い。
「遠いな」
リリア
「遠いわね」
太陽がだんだん沈んでいく。
空が赤い。
リリアが言った。
「今日はここで野宿ね」
俺
「のじゅく?」
「なにそれ」
リリア
「え?」
「野宿知らないの?」
俺
「知らない」
リリアは少し引いていた。
「外で寝ることよ」
俺
「それ普通じゃないの?」
リリア
「普通じゃない!!」
リリアは杖を出す。
「火つけるわ」
「パスタ魔法!」
「ペペロンチーノ・ファイア!」
ボッ!!
小さな火がついた。
俺
「おお」
「便利だな」
リリア
「でしょ?」
リリアは袋を開けた。
「晩ご飯作るわ」
俺
「パスタ?」
リリア
「当然」
少しして。
皿が二つ並んだ。
湯気が出ている。
カルボナーラだ。
俺は食べる。
「うまい」
リリア
「ふふん」
「パスタは世界を救うのよ」
俺
「俺は拳で救う」
リリア
「役割違う!!」
食べ終わる。
夜は静かだった。
星が出ている。
リリアが聞く。
「ケン」
「魔王倒したらどうするの?」
俺
「考えてない」
「殴るだけ」
リリア
「本当にバカね」
そのとき。
ガサッ。
茂みが揺れた。
俺
「魔物か」
俺は拳を構える。
出てきたのは――
ウサギだった。
俺
「殴る?」
リリア
「殴らない!!」
こうして
俺たちの最初の野宿が始まった。
第4話でした。
ケンとリリアの旅はまだ始まったばかりです。
次回も少しゆるい話になります。
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