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第1話 拳しかない男

はじめまして。アツアツと申します。

「拳だけで世界を救え」を読んでいただきありがとうございます。

この作品は、武器も魔法も使えない冒険者が拳だけで魔王を倒そうとする、ギャグ寄りファンタジーです。

楽しんで読んでもらえたら嬉しいです!

「お前、冒険者なのに武器ないの?」


酒場の受付の女が、心底あきれた顔で言った。


「ない」


俺は答えた。


「剣は?」


「持ったら折った」


「槍は?」


「振り回したら飛んでった」


「魔法は?」


「火花が出て終わった」


受付嬢は深いため息をついた。


「じゃあどう戦うの?」


俺は静かに拳を握った。


「拳だ」


沈黙。


酒場の客が全員こっちを見る。


「……え?」


受付嬢は真顔になった。


「冗談よね?」


「いや、本気」

そのときだった。


バァン!!!


酒場のドアが勢いよく開いた。


「大変だ!!」


兵士が飛び込んでくる。


「魔物が出た!!」


「しかもデカい!!」


酒場の冒険者たちは一斉に席を立つ。


「お、仕事だ」


「報酬いくらだ?」


「行くぞ!」


俺も立ち上がった。


すると受付嬢が言う。


「あなたは座ってて」


「いや行く」


「武器ないじゃん」


「拳ある」


「帰って」

村の外。


そこには巨大な魔物がいた。


「グオオオオオ!!」


デカい。

マジでデカい。


他の冒険者が言う。


「くそ、Aランク魔物だ!」


「剣が効かねえ!」


「魔法も弾かれる!」


そのとき。


「どいて」


俺は前に出た。


「おい待て、武器は?」


俺は答える。


「拳」


「帰れ!!」

魔物が飛びかかってくる。


俺は拳を振るった。


ドゴォン!!


魔物が吹っ飛んだ。


地面にめり込む。


沈黙。


冒険者A

「……え?」


冒険者B

「今、拳で倒した?」


受付嬢

「嘘でしょ」


俺は手を振る。


「よし」


「今日も調子いいな」


そのとき空が暗くなった。


遠くの空に巨大な影。


魔王城だ。


誰かが言う。


「魔王……」


俺は空を見上げた。


そして言った。


「殴れば勝てるかな」


こうして――


拳だけで世界を救う男の物語が始まった。


第1話を読んでいただきありがとうございました!

主人公は、これからどんどん変な仲間を集めていきます。

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