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ルニアとサニア

 彼女はもともと姉であるサニアの双子の妹、人間として生まれた

 およそ数千年ほど前のことである

 サニアとルニアは仲良し姉妹として、人間の両親の元幸せに暮らしていた

 そんなある日、ルニアの元に何かが飛来した

 その何かはルニアの体を奪おうと彼女を狙って落下したのだ

 いち早く異変に気付いた姉サニアはルニアをかばってそれに肉体を奪われる

 それはサニアの体を使ってルニアを襲うが両親が駆け付けてルニアをかばったことで両親は死亡

 二人は最後までサニアを元に戻そうと抵抗したが、それもむなしく燃え尽きた

 目の前で涙を流しながら向かってくるサニアを見てルニアは恐怖する

 しかし大好きな姉を元に戻すために抱き着いた

 それにより、ルニアの力が覚醒して二人の体を融合させ、二人は魂だけ別世界へと飛ばされたのだった

 サニアを乗っ取った何者かはその際にはじき出された

 融合してしまった二人はやがて地球へと転生し、人間として生まれ育つ

 だがその人生はどれも長く続かず、何度も何度も転生し、そして日本の少女として生まれた

 サニアの記憶は既に薄れ、自分がもともと誰だったのかも思い出せないほどになっていたが、ルニアはその魂の内側でずっと姉の苦しみを見続けていた

 出来ることなら変わりたい。大好きなサニアの苦しみを自分が肩代わりしたい

 そう願っても魂だけのルニアには何もできなかった

 そして、サニアは最後の転生を果たした

 最後に生まれ変わっていた地球の少女は、両親に虐待されていた

 そして十歳の誕生日の日、とうとう両親のもとから逃げ出したが、飲酒運転をしていた男の車にひき逃げされてその短い生涯を終えた


 サニアが目を覚ますとそこは異世界

 しかも最初に生まれた世界だった

 元々の記憶は相変わらずなかったが、どこか懐かしいこの世界

 サニアは目を覚ました古城らしき場所を歩き回る

 そこで鏡を見つけ、自分の姿を見た

 見知った自分の体ではなく、まるで悪魔のような姿

 翼に獣のような爪、それに角

 まるで化け物のようなその姿にサニアは絶望した

 愕然としていると扉が開き、剣を携えた男と、魔導士らしき女性が現れてサニアを見つけ、魔物と勘違いして攻撃してきた

 しかし恐れ、失禁までしたサニアを見て、二人は武器を納める

 目の前にいるのは化け物ではなく、怯えるただの子供だったからだ

 そんな二人に保護されたサニア

 やがて第二の母と言えるミシュハと出会い、心は癒された

 そんなサニアを内から見ていたルニアは一つのことに気づいた

 中から姉に呼びかけれることに

 それにサニアも気づき、二人で会話するうちにサニアはかつての記憶を取り戻したのだった


 その後、二人はツキの起こした大戦争で中心的な活躍をし、神となって今に至る

 ルニアは今も昔も、姉であるサニアが大好きだった

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