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アモンの旅12

 助け出した人々はひとまずグリーンハウスで保護してもらい回復を待つようだ

 アモンとレディナは次なる施設を目指す

 そこは妖精たちと、自然と共にあるグレイたちが閉じ込められている施設らしい

 解放すればグリーンハウスの大幅な戦力増強になる

 仲間たちを救うためには解放するのがベストだろう

 施設にはすんなりと入れた

 どうやら異世界人が解放されたことが伝わり、そちらの対応で手いっぱいなのだろう

 グリーンハウスは現在見つかることはない

 異世界人を探して警備が手薄になっている今がチャンスだった

「ここに妖精たちが・・・。わたくし許せません!」

 レディナは怒りをあらわにし、手をプルプルと震わせている

「ああ、助け出そう、必ず」

 アモンはレディナの手を取って施設内を歩きだす

 警備は最低限で、簡単に通り抜けれた

「妖精たちの気配が強くなってきましたわ。その奥です」

 奥には頑丈そうな扉があり、その前に数人の警備が立っていた

 緊急事態のため妖精や仲間のグレイたちはこの部屋に集められているようだ

「警備は強そうですわよ」

「まぁそう簡単に入れてはくれないよね。一応眠らせておくか」

 アモンは力を使って警備数人を眠らせた

 以前の彼なら眠らせるという力は使えなかっただろう

 あっさり警備を潜り抜けて中に入ると、悲惨なありさまだった

 どの妖精も羽をむしられ、手や足が無い者、目がない者など、体の一部を失っている妖精が多かった

 そんな妖精たちを介抱している優しいグレイたち

「何だ? 急に扉が」

「助けに来ましたわ!」

 姿は表せない

 一度姿を見せてしまうとエランダの力が解けてしまうからだ

「この声は、レディナ様!?」

「ええ、エランダの力で隠れながら来ましたの。警備は全員倒したから脱出するなら今ですわ! それと怪我人はわたくしの声の方へ、回復させますわ」

 羽や手足がなくなった妖精はレディナのおかげで全快、これで逃げ出せると大喜びだった

 無事に妖精や優しいグレイたちも助け出せた

 残すは精霊やアモンの仲間が囚われている施設

 そこはこれまで以上に警備が厳重で、ウルのメンバーも警備にあたっているという

 妖精たちをグリーンハウスのほうへ 誘導した後、二人は次なる施設へ急いだ

 今までの二施設でよくわかった

 ウルに与しているグレイたちはろくな研究をしていない

 それどころか人や妖精、精霊を傷つけて楽しんでいる節もある

 急がねば仲間が危険だとアモンは気を焦らせながら第三の施設へと走った

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