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超ボロアパートから結ばれた縁で  作者: 築50年もの大歓迎ボロアパ物件研究所
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(04)その泣きが思わぬ花開きへ

市民図書館ライブラリーでゆっくりと本でも読もうと思った五嶽だったが、生憎あいにくにも図書館内の本を読むために座るテーブル席で「その図書館の本を読んでいる」というよりは「勉強しに来ている」と思われる大学生カップルを見かけてしまい、ここもあえなく退散した五嶽。これまでのカップルの姿を見かけただけで感じてくる気持ちの落ち込みを和らげるためにコンビニで衝動買いをしてアパートへ帰る途中の五嶽はもう歩いている途中、自分の「彼女がいないこと」に対する孤独の辛さから泣き出した。





市民図書館のほうから見て、五嶽の住んでいるアパートは一度、市道を向って快速も止まる駅のほうへ曲がって若干行ったところにある。五嶽はもう本泣きになり市道の曲がり角を快速も止まる駅のほうへと曲がった。その直後のことであった。ちょうどまもなく泣きながらアパートに到着しようとしている五嶽の後ろから何やら若い女性の声が聞こえてきた。その女性がこれからこの物語で五嶽と並んでサブ主人公的な登場人物となる川崎葉月かわさきはづき(以下「川崎」と書いていく)で五嶽とは1歳年下。川崎は泣きながらこれからアパートの1室に入ろうとしている五嶽を見かけ、泣いていることが心配となって五嶽に優しく話しかけた。


川崎「ねえ、どうしたの・・・?何か辛いこととかあったのでしょうか?・・・」





五嶽が後ろを振り向くとそこにはグレーのスーツ+パンツ姿でショートヘアー、眼鏡をかけている若くて可愛いらしい女性の姿があった。彼女はこの日、どうしたわけか仕事から早めの時間に帰ってきてこれから五嶽とともに五嶽の住んでいるアパートの2つ隣の部屋に入ろうとしていたところだった。





五嶽はまだ泣きながら


「・・・ちょっと今・・・、気持ちが落ち込んでしまうほど辛かったことがありましてね・・・」


川崎「気持ちが落ち込んでしまうほど辛かったことって、何だったのでしょうか・・・?」


五嶽は川崎の顔の可愛らしさから少し泣きが弱まった。


五嶽「今、ここのアパートの入り口前で立ち話してても前の道を歩いている通行人に私たちの話してることが聞こえちゃったら不味まずいかと思いますので、もしよろしかったら私の部屋にお邪魔して、お話をしましょうか?」


川崎「そうですよね~。こういった話はアパートの前の道を通りすがる人が聞くものじゃありませんから、あなたのお部屋にお邪魔してお話ししましょう」





このアパートには今やこの2人しか残っていない入居者同士である五嶽と川崎はアパートの五嶽の部屋に上がり、テーブルの椅子に座った。それからいろいろとお話を始めた。





五嶽「その前に、これどうぞ飲んでください。さっき私が図書館の近くのコンビニで買ったものです」


川崎「いいの~?じゃあこれコップに1杯頂いちゃおうかな~ww」





五嶽はコンビニで衝動買いしてきたオレンジジュースをコップに注ぎ入れ、2人で飲んだ。





川崎「このジュースとってもおいしいわ~」


五嶽「飲み物1杯飲んだらさっきまでの辛くて泣きだしてしまった気分も取り戻したかのように回復したようですね?」


川崎「さっき、アパートに入るところであなたが泣いてた辛かったことって、どんなことがあったのでしょうかね~?」


五嶽「実は、今日、仕事が休みでこの日のお昼にちょっと手のかかった手料理を作ろうと思い、材料とかを買いに駅前のスーパーに行った時にね・・・朝っぱらからカップルというか若い夫婦というかの男女2人組を見かけてしまい、その瞬間この日のお昼を作るやる気を失ってしまったのです・・・」


川崎「それは、それは・・・せっかくの休みの日だっていうのに朝から見たくないものを見てしまってこの日のやりたい気持ちを失せさせてしまったなんて、それはもうあなたにとっては朝から辛かったですよね・・・?」


五嶽「どうして私が、街中でカップルの姿を見かけるだけでも気持ちが落ち込んしまい辛い思いをしてしまうのかといいますと、私は今に至るまでにまともに出会える機会に恵まれなくて・・・街中で楽しく過ごしてるカップルというか2人連れというのかが羨ましく見えてくる上に、未だ誰も相手になってくれる女の方がいない1人『ぼっち』な私が見るとどうしても気持ちというか精神的に落ち込んでしまうのです・・・どうやったら気の合う女性と出会えるのか、以前、結婚相談所やマッチングサイトを見てみて利用の申し込みをしたのですけどもね・・・『収入の問題』とか『障害を持ってる方は入会できない』 とその都度断られ、『これだったら問題なく参加可能かもしれない?』ということで市の福祉団体が主催している障害者向けのお見合いパーティーのほうにも応募した見たけども、こちらもやっぱり申し込んだ時期が遅かったのか男性の参加可能枠が埋まってしまい抽選にも外れて参加できずにいて、以降今日までそのまんま『もう誰とも女の人とは出会えるチャンスなんてないんだ・・・』と楽しげに過ごしてる男女2人連れを横目に1人淋しく毎日を過ごしてたのです・・・」


川崎「それは・・・私、この話を聞いててすごく自分でも辛くなってきました・・・」


五嶽「それはどうしてでしょうか?」


川崎「実は私も、今に至るまでに独身な上、彼氏になってくれる男の人に出会えるチャンスに全く恵まれずに今日までいたのです・・・今の会社に勤め始めてから今年で7年というところでです・・・今の会社でも働いてて私に『付き合って』って声をかけてくれる男性なんて1人もいません・・・私、顔つきが可愛いほうだから男性のほうからも声をかけてくれやすそうだったのですけどもね・・・?」


五嶽「えっ、あなたもまだ彼氏がいない状態なんですか?!」


川崎「はい・・・そうなんですよね・・・ところであなたのお名前は何さんというのでしょうか?」


五嶽「はい。私は『五嶽拓哉』っていうものです。五嶽の『嶽』という漢字が難しい字なのですが、もしよろしかったら簡単なほうの『八ヶ岳』の『岳』って書いてもらってもいいですよww」


川崎「あなたの名前は『五嶽拓哉』さんなんですか~。ちなみに私は『川崎葉月』といいます」


五嶽「あなたは『川崎葉月』さんですね。よろしくお願いいたします」


川崎「こちらこそよろしくお願いいたします」


五嶽「話は戻るけども、川崎さんって未だに彼氏がいないって聞いたのですが、川崎さんとしても私みたいに彼氏になってくれるような男性と出会える場とかに行かれたことってあったのでしょうか?」


川崎「私も実は・・・今の会社に勤め始めた頃、携帯の出会い系サイトを使い彼氏と出会おうと考えたことがあったのです・・・」


五嶽「携帯の出会い系サイトを使って・・・?それかなり怖い方法ですよ。出会い系サイトってメールのやり取りをするためのポイントを買うだけでもかなりの出費となってしまう上に、下手にメールをやり取りし続けてても結局はメール交換の相手は約束した場所にはいなくて、『サクラ』っていって偽物のメール相手の役をしてる人とは気付かずにメールをやり取りし続けてると十万単位のお金が消えてしまうこともよくあるのですよ。それはもう詐欺サギとしか言いようがありません」

「川崎さんの場合、その出会い系サイトでどうなったのでしょうか?」


川崎「はい、五嶽さんの仰ってる通りのことしか起こりませんでしたよ・・・私が出会い系サイトを使って出会いを求め始める前、メールボックスに普通に届いたメールの中に何やら私の彼氏になってくれてほしい男性と思われる人からのメールが届いてたのです。私はすぐにその男性へメールの返信をし、しばらくはその男性とのメール交換を楽しんでたのですが、しばらくしてその男性が『普通にここでメールしていると少し都合が悪い』と言ってきてメールの中にあったその男性のプロフからメール交換をしてほしいと・・・」


五嶽「ここで出会い系サイトの登場?」


川崎「そうです。その男性とのメール交換をプロフから行うことになったのですがそのプロフの調子がおかしいという変な理由で気が付いたらその男性とメール交換するために出会い系サイトに登録してしまったのです。以降、その男性とのメール交換にメール交換に必要となるポイントを買わなければメールの交換ができなくなり私はまだ、勤め始めて間もない頃のあまりお金がない状態でしたが、とにかく『彼氏になってくれるかもしれない男性とのメール交換のためのお金』として最初、6万円を使ってポイントを買っちゃったの・・・そのあとはポイントの量にも限りがあるのでメール交換もほどほどにしたかったのですが、もう一度ポイントを購入してしまいメール交換をしてたところ、何と実際は五嶽さんが仰ってるように本当の世界には姿がない男性という『サクラ』というメール交換の相手役からどこかで会う約束をしてもらえることができ、ここでようやく『私にも彼氏と出会えるチャンスがあったんだ~』ってその時は思ったのです・・・」


五嶽「当然ながら、メールの相手は『サクラ』だったわけだから?」


川崎「メール交換をしててやっと会えることになったその男性と会う約束の場所に私がその男性のやって来る時間に合わせてやってきたのはいいのですけども、その男性、約束の時間になっても全然やって来なかったのです。私は『変ね~?』と思いましたよ。この時は祝日の昼前でした。私がその男性と会う約束をしてた場所はとにかくカップルの姿を多数見かける危険のある場所だったのです。私はもう、この場所で会う約束をしてた男性がやって来るまでずっと待ち続けてましたけども、いくら待っても全然その男性はやって来なかったのです。もう、この時私はかなり辛く泣き出しそうにまでなりましたよ・・・結局、その日の夕方、私は家に帰りましたよ」


五嶽「それで、川崎さんは家に帰ってからその男性の方とメールしたのでしょうか?」


川崎「実は、その日、帰ってからその男性へメールしたらこれまでの楽しい雰囲気の文章が急に荒っぽい怖い内容になってたのです。それで、もう出会い系サイトを使った出会いは危ないからやめたほうがいいうことでもっと自然な方法で出会える方法を考えることになるのですけども、それが全然、何をやったらいいのかがさっぱりとね・・・?」


五嶽「それは川崎さんも大変なことをしてしまったわけですよね・・・?出会い系サイトというのはそもそも『サクラ』が大量のお金を荒稼ぎするために必死になって出会いたい人の心理を悪く使って匠にメールをしまくってるやからの集団としかいいようがなく、まともな出会いを求めている人はそもそもそんなバカらしいところなど使わないですよ!サイト名が華やかな雰囲気のものもよく見られるけども、あれも結局は悪の集団に過ぎませんからww」


川崎「あの時は、もう本当に『彼氏に出会えることを期待してポイント買っちゃった』から残ったお金でやりくりしてくのがもう大変で、おまけに会社の行き帰り、街中や電車の中とかではカップルというか男女2人連れの姿も見かけられてしまうこともしばしばあって、五嶽さんと同じ気持ちですよ。私もまた会社の行き帰りの辛い時間を乗り切らなければ家に帰れないから、もう今に至るまでに彼氏と出会えずに1人『ぼっち』のまま長い間、辛い思いをしてたのですよ・・・」


五嶽「確かに、お互いに辛い思いをしてきたのですか?ところで、川崎さん、ちょっと長くお話してると喉が渇いてくるでしょ?私が買ってきたジュースもう1杯飲みます?」


川崎「はい、もう1杯飲みたいです」





五嶽はコップにもう1杯オレンジジュースを注ぎ入れた。





川崎「長くお話しちゃった時にも1杯飲むと喉が潤んでくるわ~?」


五嶽「それからそのあとは、男性に出会えるチャンスを見つける努力ってしたのでしょうか?」


川崎「それが・・・結婚相談所とかネットの広告によく出てくるマッチングサイトとかはあくまでも『真剣に結婚を考えてる人』向けの異性紹介の方法であって、私のように決して結婚までは考えてない状態の人・・・せいぜいお喋りのお相手をしてくれるとか、お茶してくれるお相手、そのほか一緒に過ごしてたら楽しくなってくる楽しみを過ごすお相手といった程度でのいわゆる『男友達』としてはどうやって出会ったらいいのかが・・・でこれまで悩んでたのですよ・・・」


五嶽「私もまた女性の相手がいたとしても決してその女性と結婚することまでは意識してません。川崎さんが仰ってるとおりに自分を楽しませることに付き合ってもらうお相手さんとしての『女友達』だと思っています。それに、たとえその相手の女性が私のことに好意を強く抱き始め、私と一緒に同じアパートの部屋で暮らすようになっても婚姻届けを出さなければそれは結婚したことにはならないから『同棲中の恋人同士』にとどめることができるのです?」


川崎「そうねえ・・・婚姻届けまで出してしまう『結婚』じゃなくても好きなった人同士で同じアパートのお部屋で暮らしてる『同棲生活』までだったら『それを目標にした男友達』としての男性と出会いたかったです・・・」





ここで五嶽は川崎の彼氏になってもらえるかどうか聞いてみた。





五嶽「川崎さんって今もまともな男友達っていうか彼氏がいないのですよね~?もしよかったら私が『川崎さんの彼氏』になってあげたいかな~って?思うのですが・・・?」


川崎「えっ!五嶽さんがですか?・・・」





川崎は少し考えてから再び五嶽からの話に答えていった。





川崎「えっ、五嶽さん。本当なの?」


五嶽「はい、私もやはり今日の今まで、まともな女友達というか彼女がいなかったので・・・」


川崎「本当に五嶽さん、私の彼氏になってくれるの?」


五嶽「はい。そうですよww」


川崎「わあ~、これまで一度もまともに男の人に出会えたことがなかっただけにまさか、このアパートの中で五嶽さんという彼氏に偶然な出会いを果たせたなんて~・・・もう感動する・・・」


五嶽「私もやっとこの場所で川崎さんという彼女とまともに出会えて、こちらもとっても嬉しいですよ~」





あまりの川崎にとっては感動的な出来事だったのか川崎は泣き始めた。





五嶽「川崎さん、ここでようやく私という彼氏と出会えてそんなに嬉しいのでしょうか?」


川崎「・・・ものすごく嬉しい・・・五嶽さん・・・」


五嶽「私と出会えてすごく嬉しいのですか~。もう泣くのは止めて・・・これで涙を拭いて」





五嶽はポケットにあったハンカチを川崎に手渡し、川崎は目から感動泣きで出た涙を拭いた。そのあとも色々と2人はお話をし続けていた。




川崎「ところで、話が変わっちゃうのですが五嶽さんには兄弟とかいらっしゃるのでしょうか?」


五嶽「はい。私がその長男で、妹と弟が1人ずついます。弟が一番下で、弟は今はやはり私と同じように就職のために実家からは離れてます。真ん中の妹は未だまともに仕事に就いてなくて今もまだ実家にいて、時々私と夜や私が休みの日などの暇な時にメール交換の相手をしてることがありますが、妹もまた私とメール交換してて楽しいと言ってますよww」


川崎「ちなみに私にも兄が1人います。兄は仕事はしてるけども実家の近くの地域の会社に勤めてるので実家から直接通ってます」


五嶽「川崎さんの兄ともメール交換ってしてるのでしょうか?」


川崎「いやいや、兄はもう『家と会社の往復』で精いっぱいにしんどいといってるから仕事自体は然程さほど忙しくはないけども『忙しいこと』を理由にしてメールも私にはあまりしてくれません・・・」


五嶽「川崎さんにも兄がいるけども、私の特に妹とは全く逆に『仕事はそれほど忙しくはない』けども『忙しいフリをして』あまり川崎さんお相手にはなってくれないのですか~。同じ『男女1対1』でもたとえそれが身内の『兄妹関係』とか『姉と弟の関係』、ほかにも『いとこ同士』の関係では偶然出会えて知り合えた男女の関係とはまた違ったものだと思います?」


川崎「確かに、偶然出会えて知り合えた相手としての2人と身内の中の、例えば『兄と妹』とか『姉と弟』という関係としての2人は簡単に言っちゃえば別物だけども、街中で歩いてて見かける男女2人連れってカップルなのかそれとも夫婦なのか、さらには同じ身内の中の兄妹、姉弟の関係の2人なのか全く見分け付きませんよね~?」


五嶽「そうなんですよね~?実は、同じ身内の中でできた『兄と妹』とか『姉と弟』の関係では法的には結婚することはできないのですよ」


川崎「私が、まだ今の会社に勤め始める前、実家にいた頃は兄とは意外と仲良く過ごすことができてました。休みの日には近所をお散歩して時々、私の口に小さくて一口で食べられるものを『あ~ん』って食べさせてもくれたくらいです。実は私が今、ここのアパートに引っ越してきてからメールで物淋しさを訴えて兄にこのアパートまで遊びに来てもらいたいと思ったことがありましたが兄は『仕事が忙しい』という理由で遊びに来てくれませんでした」


五嶽「私の妹もまた、子供の時こそちょっと仲が悪いかと思われた面もあったようですが、大人になってきてから次第に仲が良くなってきて、私が今の食品加工工場へ勤めるために実家を離れこのアパートへ引っ越す時に妹は私と離れるのを寂しがってました。それから、引っ越してまだ間もないころには時々私のアパートに妹が遊びに来たことがありましたが、妹は親から『あんまりお兄ちゃんのところへ遊びに行ってるんじゃない!そんなことだったら早く仕事を見つけてきなさい』と親に注意され、以降、ピタッと妹はここには遊びに来なくなってしまいました・・・」


川崎「お互い、『兄妹』関係としては同じことをたどってきたわけなんですよね~?ww」


五嶽「wwですよねwww私の妹も可愛かったけども、今、ここにいる川崎さんのほうがもっとかわいいですよwww」


川崎「本当!私『可愛い』って言ってくれるとものすごい嬉しいよww」


五嶽「ところで、川崎さんってどちらにお住まいなのでしょうか?」





川崎は少し顔を赤くして





川崎「www何言ってるのよwww私は五嶽さんと同じアパートの五嶽さんのお部屋の2部屋先のお部屋ですよwwwやだぁ~www」


五嶽「そうでしたか~。それはそれは失礼いたしました」


川崎「でも、いいのよwwwこのアパートに根気良く暮らしてきたおかげで今日、五嶽さんという私にとってようやくな彼氏と出会うことができたのだからwww」


五嶽「これが私の携帯の番号です。私の部屋には固定電話がありませんのでこの携帯が私の電話番号でもあるのです。ついでにメールアドレスもお教えいたしますよ」


川崎「はい、これが五嶽さんの携帯の番号とメールアドレスですね。私の携帯にも登録しときます」





2人はお互いに携帯の番号とメールアドレスの交換をした。2人とも今時当たり前な「スマートフォン」ではなく一昔前の携帯電話の形状である、いわゆる「ガラケー」を持っている。














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