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皐月の断崖

作者: 灰雨りつ

言葉を持たない少年が

間近の少女に向ける爪

深部を掻き出す鋭さは

激しい痛みを自覚させ


印せよ皐月の断崖に

怒号の雨のさらし者

淵へと追い込む礫さえ

正気で狂気の役回り


断ち切れるのか断ち切れないのか

足掻きながら燃え盛る時の帯

あの場所が甦る

際限無く……際限無く……


二度とめぐり会わないように

魔術という名の施術を

冷ややかに見るなら見るがいい


変更可能を挿し込むなら

ビジョンは瞬間のデジャヴ

存在可能に気付いて

ビジョンは未知数のデジャヴ


迫れよ皐月の断崖に

あの子を呑み込む時の帯

呼び込む声に耳澄ませ

今こそ君が出向く時


間に合うのか間に合わないのか

足掻いては燃え盛る時の帯

他でもない君の眼は

何を見付け誰を救う


変更可能を挿し込むなら

ビジョンは瞬間のデジャヴ

存在可能に気付いて

ビジョンは未知数のデジャヴ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 灰雨りつさん、こんばんは!私の理解不足でなかなか難しいけれど、全体から切迫感と緊迫感を感じました。ビジョンは瞬間のデジャヴ、未知数のデジャヴ。という言葉と二度と巡り会わないように魔術という…
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