俗に言う、一目惚れ?
ギリギリセーフ、ですかね?
「そんな……はずわっ!だって、貴女は王子のことが好きで、わたしを……!」
愛らしい姿をした、お姫様でした。
リンは、思わず見とれてしまった。
「これは……かわいいお嬢様。失礼ですが、お名前を聞いても……?」
「な……!わたしは、アリスよっ!アリス・ティファニー!」
アリス
口のなかで、言葉を転がす。
(なるほど、彼女が……)
「ティファニー様……あなたがこのバカ……コッホン、殿下の……?」
「そうよっ!わたしたちは、愛し合ってるのっ!邪魔をしないでっ!」
「ティファニー様……お礼を申し上げます。ありがとうございます。よろしければ、うちの兄貴……お兄様と、婚約していただけないでしょうか?」
「だから………へ?」
(あぁ、そのポカンとした顔もかわいい。あの、王子とは、大違い)
「え……でも、」
「お兄様も、あなたを一目見たら、気に入りますわ。公爵夫人もきついですけど、お妃様修行よりは大分ましですわよ」
「……そ、そうなの?」
「アリスっ??」
王子が喚き出す。
(うるさいわね、今アリスちゃんを口説いてるところなのに!あ、アリスちゃんって馴れ馴れしいかな。晴れて兄貴のお嫁さんになってくれたら……呼んでいいのかしら?)
「あの、アウテリア嬢?考えてることが、全部出てますよ?」
そーと、王子の取り巻きが、伝えてくる。
「あら、失礼。」
リンは、口許に手を宛ながら微笑んだ。
目の前では、顔を真っ赤に染めたアリスと放心状態になった王子が、いた。
(邪魔ですわねぇ、アリスちゃんの背景にはいれないでくれないかしら?)
「だから、声に出てますよ。アウテリア嬢」
そして、リンは、また口許に手を当てて微笑んだ。
アリスちゃん、ヒロイン登場です。
早速のブクマ、ありがとうございますっ!
自分で書いときながら、支離滅裂になってるなと思いつつ……このまま投稿していきますっ!
※2、3話増やすかもしれません。