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婚約破棄ですか?喜んで!
「リーレイン・アウテリア、お前の所業は、目に余る。よって「婚約破棄ですか?喜んでっ!」婚約破棄をさせて………へ?」
リーレインことリンは、家族にしか見せない、笑顔を振り撒きながら、言った。
リンの婚約者である王子は、呆け面になった。
「やっとお気づきになったのですね。私が、いじめていたことを……!」
「は?へ?……あ……そうだっ!お前が、アリスをいじめて……」
「アリスとは、どなたですか?」
「……へ?今、いじめたと……」
「残念ながら、私アリスと言う方知りませんわ。確かに、私は、いじめを行いましたが」
「え……と、誰に……」
「あら、気づいたから、嫌になったのではなくて?私がいじめていたのは、王子」
まっすぐ、王子を見つめていった。
「あなたですわ」
王子の口が唖然と開いた。
「はぁぁぁぁあ!?」
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