特殊な殺し合いと特殊な巡り合わせ
遂に三つの特殊組織が集う! それぞれの実力は!? 遅群は恋人を助けられるのか!? 遅群達の敵組織に意外な人物が登場! 意外な人物に対して特殊制裁班の徳魔 陽が意外な発言!遅群は徳魔の発言に対して―― ……そして、意外な二人が駆け付ける!
死夢現間~特殊な殺し合いと特殊な巡り合わせ~
時間は光武祭決勝戦の時間帯に巻き戻る――
現実の世界では【特殊部隊壊滅派】と言うテロリストが暴動を起こしていた。
渋谷(特殊討伐班)では爆弾を使って特殊討伐班を誘き出して特殊討伐班に罪を擦り付けていた。(特殊討伐班があるから渋谷は襲われて負傷者が出たと言い付けた)
調布の元北口方面では特殊制裁班が暴動の鎮圧を行っていた。
(男性(徳魔))「負傷者は直ぐに白衣のコートを着た男性の元へ!」
元北口方面の近くでは白衣のコートを着た男性が負傷者の治療を行っていた。
(男性(心究))「負傷者はこちら!」
その時、白衣のコートを着た男性に【特殊部隊壊滅派】の一員が襲って来るが一本の槍が【特殊部隊壊滅派】の一員を貫いた。
(男性(淨櫳))「心究に手を出すって事は死人を増やすって事だ。忘れるな!」
(男性(徳魔))「雪、親父さんと連絡は出来たか!?」
徳魔の後ろで携帯電話を使って何所かに連絡をしている女性が居た。
(女性(雪))「駄目! お父さん、電話に出ない!」
(男性(徳魔))(まぁ、相手【特殊部隊壊滅派】が連絡を取らせる気は無いだろうからな)
(女性(雪))「徳ちゃん! お母さんも電話に出ないの!」
(男性(徳魔))「酉さんが! …淨櫳、馬の準備は出来ているか!?」
(男性(淨櫳))「バッチリだ」
淨櫳の横には六体の馬が並んでいた。徳魔と雪は馬に乗った。
(男性(徳魔))「…匠は負傷者…特に酷い方々の治療を終えたら馬に乗って国会議事堂に向ってくれ! 淨櫳は匠とバディだ。 地泉と獅血はバディを組んで関係者の安全確保を頼む!」
全員は頷き、徳魔と雪はその場を去った。
調布にある他の特殊組織である特殊逃走犯捕縛班では【特殊部隊壊滅派】の鎮圧を行っていたが途中でメンバーの家で一緒に同居している人を人質に取られて行動が出来なくなっていった。
(特殊部隊壊滅派の一員)「お前らが少しでも妙な事をしたら人質を殺す!」
【特殊部隊壊滅派】の一員は人質に銃口を構えた。
(男性(林寸))「…刻苦怒、頼むわ」
(刻苦怒)《任せろ!》
その時、時が一瞬止まり、特殊逃走犯捕縛班の皆は人質を救出させて安全な場所に移動させて元の位置に戻って時を再び動かして特殊逃走犯捕縛班の全員は思いっ切り【特殊部隊壊滅派】の人質を取っていたグループをぶん殴りまくって捕縛した。
(男性(林寸))「これから、如何する?」
(男性(鬼孫))「…これから、我々は国会議事堂に向う!」
全員は承諾してオートバイク(7台)に乗って国会議事堂までフルスピードで走った。
その頃、国会議事堂では警備員が無残に殺されていた。
その時、日本中のTVが占拠されて【特殊部隊壊滅派】のリーダーが映し出された。
(特殊部隊壊滅派のリーダー)「俺達の抗議は既に終えた。結論を言う。我々【特殊部隊壊滅派】は今から《特殊組織》を全て壊滅させる。保守する勢力も敵意と見なして攻撃を行う。以上だ!」
そう言って映像は途切れた。
その頃、徳魔と雪は雪の家【天雲家】に着いていた。
(男性(徳魔))「地脈監視……間違い無い。酉さんは捕まっている。雪、お前が助けに行け、俺は援護に回る」
(女性(雪))「徳ちゃん、あれを使っても良い?」
(男性(徳魔))「構わない。先程、【特殊部隊壊滅派】のリーダーから皆殺しの決断が下った。こっちも余力は残さずに行く!」
徳魔の背後から武装した【特殊部隊壊滅派】の一員が襲うが雪が強烈な冷気で【特殊部隊壊滅派】の一員を冷凍漬けにした。
(男性(徳魔))「雪、相手の本拠点に行くまでは余力残しとけ」
(女性(雪))「私だって、それ位の事は分かってるわよ」
その時、天雲家の扉全体から銃弾の弾幕が徳魔達に襲うが一瞬で銃弾の弾を全て上空に吹き飛ばした。その後、徳魔は天雲家に居る全ての敵を外に居ながら一掃した。
(女性(雪))「徳ちゃん、援護に回るとか言って敵を一掃して如何するの?」
(男性(徳魔))「俺がお前に敵を倒せと言ってはいないだろ? 早くお母さんの元に行ってやれ」
雪は徳魔の思いを受け止めて家に入って行った。
(男性(徳魔))「さてと、残りの残党を片付けるか」
徳魔の周囲には【特殊部隊壊滅派】の武装隊10人以上が囲んで居た。
その頃、特殊討伐班では一般市民の反感もあり、士気が下がり始めていた。だが、その時、墓道が現れた。
(墓道)「お前ら、俺達は闇の組織だ。闇を背負う覚悟があるのなら民からの反感などで気力を失う気か? 遅群は臆さずに行く、何があろうと敵を殲滅する。お前らも気合い入れて敵を殺す気で行け!」
墓道の指揮で特殊討伐班の士気が上がり全員が渋谷の全ての【特殊部隊壊滅派】の部隊を一掃した。
(墓道)「民達に告げる。お前らは反対し様がなにしようが構わない。だが、その先に本当の平和が在る方を選べ! …皆、国会議事堂に向う。この戦争に決着を着ける!」
(特殊討伐班のメンバー一同)『了解!』
特殊討伐班の皆は国会議事堂に向った。
その頃、特殊組織の全員が国会議事堂に向って行った。
それから数時間後、遅群が目を覚ますと麟が目の前で縄に縛られて武装させられた人物達に人質として扱われた。
(遅群)「麟!」
(麟)「遅ちゃん!」
(特殊部隊壊滅派の一員)「目が覚めたか。お前の大切な奴等は既に我等の手中にある。そこから一歩でも動けばこの女は…死ぬ!」
その時、部隊を遅群は一瞬で一掃した。
(遅群)「甘く見るなよ。言葉の速度を微かに変えてお前らの視力を微かに低下させた。もう、お前らは俺を止められない」
その時、遅群の周囲を手榴弾が囲むが一瞬で手榴弾を跡形も無く消した。
(遅群)「俺は…進化した。力の制限を解いた。今の俺は御先祖の力と略、同等だ!」
遅群は目を虎の目に変えると直ぐに麟と共に三弓家から直ぐ出た。すると、目の前に馬に乗った二人の男性と遭遇した。
(遅群)「…お前らは?」
(男性(淨櫳))「君は遅群 暁だね? そして、遅群君の恋人の三弓 麟さんですね? 辰岐摩病院に行って下さい。あそこなら敵は来ません。急いで行って下さい!」
(遅群)「…一つ訊く。敵の本拠地は?」
(男性(淨櫳))「…国会議事堂だ。我等もそこに行く。君の仲間も行く」
(遅群)「…そうですか…では後で」
遅群と男性二人は別れて遅群は辰岐摩病院に着き麟を辰岐摩病院で降ろした。(移動中はお姫様抱っこで抱えられて居た)
(遅群)「麟、此処に居ろ」
(麟)「嫌よ! 私も行く」
(遅群)「…弟と母親が心配なのか?」
(麟)「…そうだけど、一番心配なのは遅ちゃんだよ! 相手の数も知らないのに相手の本拠地に向うのは無謀だよ!」
(遅群)「大丈夫だ。俺は必ず、お前の元に戻って来るから、此処で待ってろ」
そう言って遅群は直ぐに国会議事堂に向った。麟は後を追うと近くに遇った自転車(鍵が掛かっていない)を拝借して向おうとすると麟の背後から白衣の女性が現れた。
(女性(復実))「貴女が追いかけようとしても無駄よ! むしろ、危険だわ」
(麟)「貴女は?」
(女性(復実))「私の名前は臓 復実、この辰岐摩病院で雇われている看護婦よ …今、君がやれる事は信じて待つ事だけね」
(復実)(…そうは言ったものの私も非戦闘員の民間人を護る事に精一杯だけど)
(麟)「でも、私は彼が無茶をしないか――」
(復実)「大丈夫よ、私の彼氏も現場に居るから死ぬ事は無いわよ」
臓は笑顔で安心させようとした。
(麟)「逆に彼氏の心配はしないのですか…貴女は?」
(復実)「大丈夫よ、私の彼は《生きていて生きていない》から」
(麟)「如何言う意味ですか?」
(復実)「う~ん、話すと難しいわね。事件が解決したら話してあげる。だから、病院の中に入りましょう。敵の侵入は不可能だから」
(麟)「意味は分かりませんが分かりました」
その時、車道の反対側に【特殊部隊壊滅派】数人が居た。復実は直ぐに気付いたが【特殊部隊壊滅派】は拳銃を取り出して麟達の方向に銃口を向けた。復実は麟に建物(辰岐摩病院)の中に入る事を進めた。麟は直ぐに入ろうとするが敵は麟に狙いを定めた。復実は銃口が麟を狙っている事に気付き復実は麟を突き飛ばして死角になる茂みに麟を移動(無理矢理)させた。復実は手を前に翳すと車道の辺りが歪み始めた。
(復実)「…霊の熱気!」
復実は敵が翻弄される隙に自分自身も茂み(麟の反対側)に隠れた。
(復実)「これから、如何しようかしら?」
(麟)「復実さん、今のは?」
(復実)「あれは唯の目暗まし、私に敵意在る者のみに見える現象。まぁ、麟ちゃんも見えたのは私を疑っているからよ」
(麟)「何故、私の名前を?」
(復実)「私って《とある事情》から病院を転々としていたから色んな人のカルテを見ていたのよ」
(復実)(彼の復讐する相手を探す為に必死になって体も売って全てを捧げたわ)
(麟)「今の中に病院に入るのは駄目ですか?」
(復実)「駄目ね、ぼんやりだけどこっち側は見えているし、そろそろ相手も拳銃を乱発射させて来るに違いないわ! それに今、狙われてるのは麟ちゃんだから迂闊に動けばやられるわ」
(麟)「…如何して私だけ――」
(復実)「私の知り合い(年上)からの情報だけど貴女の家族(母親と弟)は国会議事堂で人質らしいわね」
(麟)「今日は亡き父の大事な定義が可決するかを決める日で母は国会議事堂に向って弟も私よりも母親と一緒に居させた方が安心できると思って――」
(麟)(【死夢現間】の世界に弟を行かせる訳にもいかなかったし、触れれば何処にでもその人を無理矢理ペンダントが司る世界に行かせてしまう。弟は絶対に触れてしまう。だから、母と一緒に行かせた。だけど、それが逆効果になってしまうなんて……私は駄目なお姉ちゃんね)
麟の目には涙が流れていた。復実は麟が涙を流している事に気付いた。
(復実)「…私は正しかったと思うわよ …だって弟さんは一人じゃないでしょ? それに今、貴女の彼氏が助けに向っている。信じなさい、無事に帰って来る事を!」
(麟)「…えぇ」
(復実)「…可笑しいわね、発射音が全くないわ」
(麟)「諦めて逃げた?」
(復実)「いえ、気配はあるけど…こっちに殺気を感じられない」
(麟)「如何言う事?」
その時、歪みを通ってこっち歩いてくる女性が居た。
(女性(酉))「復実ちゃん、良く護り抜いたわね」
(復実)「雪のお母さん! 如何して此処に!?」
(女性(酉))「徳魔君から『辰岐摩病院に行って下さい!』と言われてね」
(復実)「徳魔君は相変わらず先を読むのが上手いわね」
(女性(酉))「お譲さん(麟)、大丈夫かしら?」
(麟)「はい、貴女は一体――」
(女性(酉))「私は天雲 酉ね、宜しく」
(復実)「急いで病院内に入りましょう、敵の増援が来る前に!」
(酉)「それは無理ね、目の前の建物(反対側のアパート)の屋上から私達…いえ、病院に入ろうとする人を容赦無く撃ち殺すスナイパーが居るわ」
(復実)「…これじゃぁ、入れませんね」
(酉)「大丈夫よ、今、無鎖ちゃんが動いているから」
(麟)「…無鎖?」
反対側のアパートの屋上では確かにスナイパーが病院の正面出入り口を狙っていた。だが、その時、背後から女性が現れた。
(スナイパー)「何時の間に!?」
(女性)「5分前から居たけど」
(スナイパー)「馬鹿な! アパート内には仲間が居た筈だ!」
(女性)「あぁ、20人は居たわね。でも、全員ぶち殺したわよ」
(スナイパー)「武装集団をどうやって!?」
スナイパーがそう言うと女性はスナイパーの首を右手で握り(死なない程度)左手でスナイパーの両腕を関節ごと潰した。
(女性)「私って格闘技習っているから容赦(生かす事)は出来ないわよ」
そう言って女性はスナイパーを屋上から地面に勢いよく落した。スナイパーが落ちた音に麟達が気付いてアパートの方を見た。すると、アパートの玄関から女性が出て来た。
(酉)「終わったようね」
(復実)「先輩、何時からアパートに入っていたんですか?」
(女性)「十分前に酉さんと一緒に近くまで来ると敵が辰岐摩病院に向っているのを確認して酉さんに相手の作戦を盗み聞いて私がアパートの方を担当して酉さんが外の方を頼んだのよ」
(麟)「…この人は?」
(女性)「私は鎖矢 獰子…格闘家」
(麟)「…でも、酉さん、さっき、《無鎖ちゃん》って――」
(獰子)「酉さん、またそのあだ名を言ったんですか?」
(酉)「だって事実を言っただけよ」
(復実)「…私から説明するわ。先輩は鎖につないでも直ぐに壊してしまうほどの怪力を使うのよ だから、酉さんは《鎖は無意味》と言うことから《無鎖ちゃん》と言うあだ名を良く使っているの ……まぁ、先輩自身は嫌っているけど」
その時、酉のスマートフォンが鳴った。酉はスマートフォンに出ると徳魔からだった。酉は直ぐにスピーカに変えた。
(徳魔)『聴こえるか?』
(獰子)「えぇ、聴こえてるわよ。何か用でも?」
(徳魔)『少し、陣形に付いて語ろうと』
(復実)「…こうなる事も予測していたのかしら?」
(徳魔)『あぁ、敵は【特殊部隊壊滅派】だ。特殊組織に賛成する者は皆殺しにして反対する者は負傷させる程度だろう。だから、この日本に安全な場所なんて一ヶ所も存在しない。だが、避難先は学校では無く病院にさせた、そこなら戦闘中の戦士達を治療出来る場所の方が良いと考えた。だが、敵も襲ってくる。だから、敵にとって重要人物達を辰岐摩病院に避難させた。そうすれば相手の撹乱を防ぎ、一箇所(辰岐摩病院)を攻めて来る。だが、主戦力も居れば大丈夫と踏んだ』
(酉)「…陣形の前に雪ちゃんは大丈夫かしら?」
(女性(雪))『お母さん、私は大丈夫よ、必ず、戻るから、お母さんも気を付けて』
(復実)「…それで、陣形は如何する気なの?」
(徳魔)『陣形は正面玄関口に獰子先輩を置き、裏の玄関には酉さんを置く。臓は酉さんの護衛を頼む』
(復実)「…分かったわ」
(獰子)「仕方ねぇなぁ」
(酉)「構わないわよ…私の能力の見せどころね」
(徳魔)『後、もう一人呼んどいた。徳魔一族の裏切り者を! 健闘を祈る!』
そう言って電話は切れた。
(復実)「…さてと、配置に着きましょうか」
(獰子)「そうだな、命令に無視と言うより護衛が失敗したらどうなるかハッキリ知っているからな」
(麟)「…今の男性は誰ですか?」
(酉)「私の娘の恋人兼護衛人の徳魔 陽よ。恐らく最強の予知者と言っても良いわ」
(麟)「予知者――」
(復実)「――とは言っても予知能力じゃ無くて相手の行動を先読みする技術が半端無く高い。だから、こちらが先を読んでもその先を導き答えを出す。皆が死なない様に生きて――」
(獰子)「だからこそ、私達は相手を殺さずに殲滅させる」
(復実)「さてと、麟ちゃんは病院の中に入って民間人の精神ケアを頼みたいの」
(麟)「でも、私にはそんな事出来ません」
(復実)「大丈夫よ、麟ちゃんが思っている事を避難民に伝えれば良いの。…避難民の精神が危ういと感じた時に」
(麟)「…分かりました」
そうして、麟達は別々に行動した。
その頃、国会議事堂前ではSATが【特殊部隊壊滅派】の鎮圧をしようとするが透明な何かに襲われてSATは壊滅寸前だった。【特殊部隊壊滅派】の武装隊約250人の中6人がライフル銃でSATに止めを刺そうとするが6人は何者かに狙撃された。それは玄蛇の狙撃だった。
(墓道)「良くやった。全員で片付けるぞ!」
特殊討伐班は250人の敵陣に突っ込んで行った。
(隊員)「さっき、何が起きた!?」
その時、特殊逃走犯捕縛班も到着した。
(鬼孫)「俺達も行くぞ」
特殊逃走犯捕縛班も敵陣に突っ込んだ。
数十分後、遅群が到着すると墓道が重傷で戦っていた。
墓道に一つの銃弾が襲うとするが遅群が銃弾を一刀両断した。
(墓道)「おせぇぞ、遅群!」
(遅群)「墓道、無茶しすぎだ! お前は戦闘経験が零に近いんだから」
(墓道)「遅群、加勢してくれ」
(遅群)「言われるまでも無い! だが、墓道、相手は一体何者だ?」
(墓道)「相手は【特殊部隊壊滅派】と言って特殊組織の反対派のグループだ。SAT発足時期から動いているグループだ。だが、昔は隠密に動いていた。だが、数年前にリーダーが変わってグループの精神も変わった。武装隊となり暴動をしてでも特殊組織を壊滅させるのが目的に変わった」
(遅群)「…成程ね、あいつ等を止める前に…」
遅群は墓道を相手の狙撃が中らない木の後ろに移動させた。
(遅群)「此処に居ろ」
そう言って遅群は敵陣に突っ込んだ。
その時、特殊制裁班(徳魔と天雲以外)が到着した。
(心究)「徳魔の作戦通りに行くぞ!」
心究と地泉は負傷者の治療に努めて淨櫳と獅血は敵陣に突っ込んで行き、敵を戦闘不能にさせた。
数分後、国会議事堂の周囲が凍りつくほど威圧が全員(特殊部隊壊滅派・特殊討伐班・特殊逃走犯捕縛班・SAT)を襲った。
(徳魔)「一瞬で片付ける!」
徳魔は左手を前に翳すと武装隊が宙に浮いた。
(徳魔)「微風の手…スクラップ!」
武装隊は首元から急に斬りつけられて血が大量に出た。
(徳魔)「早く中に居るリーダーを捕らえないと」
(雪)「急ぎましょう」
その時、特殊制裁班・特殊逃走犯捕縛班・特殊討伐班の全員が急に何かに押さえつけられた。
(獄美)「何だ!? 何か見えない物が上に!」
特殊逃走犯捕縛班・特殊制裁班・遅群は霊視を上げて見た(特殊逃走犯捕縛班は悪霊と目を同調させて・特殊制裁班は悪魔と目を同調させて・遅群は目を卑紅舞の目と同じにした)。
(徳魔)「これは…霊では無く――」
(徳魔&林寸&遅群)『式神!』
その時、国会議事堂の中から増援が現れて拳銃で全員を狙おうとした。だが、徳魔は左手を上に翳そうするが式神(狼)に左腕を食い千切られた。其れを見た雪が怒りを表に出した。
(雪)「…良くも徳ちゃんの左腕を!」
雪の周囲が急に温度が急激に下がり始めた。
(地泉)「やばい、皆! 命在る様に踏ん張れ!」
そう地泉は全員に言った。すると、【特殊部隊壊滅派】の増援全員が一気に凍り漬けになった。
(雪)「絶対零度…氷結の氷柱!」
徳魔は式神を自分の能力で吹き飛ばし、林寸は式神の時を止めて立ち上がり、遅群は卑紅舞の力で式神の主人契約を書き換えて上から退かした。
(徳魔)「良くやったぞ、雪」
徳魔は雪の頭を撫でた。すると、周囲の冷気が急激に消えた。徳魔は雪の頭を撫で終わると左腕を持って心究の所に持って行った。
(徳魔)「匠…頼む」
(心究)「ああ」
心究は徳魔の左腕を渡せられると左腕の切断部分に左腕を重ねると徳魔の左腕が元に戻った。
(徳魔)「済まないな」
(心究)「良いさ」
徳魔と林寸と遅群は式神の使い手を探すと国会議事堂の屋上に小さな女子が立っていた。
(徳魔)「…あいつが式神の使い手か」
(林寸)「あいつを倒せば式神も消えるか」
(遅群)「……嘘だろ、隴美が俺(達)を襲ったのか」
(徳魔)「…絞める!」
徳魔は遅群を見てそう言うと左腕を隴美に翳した。其れを見た遅群は徳魔の前に出た。
(徳魔)「…邪魔する気か?」
(遅群)「隴美を殺すのか?」
(徳魔)「…そうだが」
徳魔は冷たい目で答えた。遅群はそれを聴くと徳魔に向けて日本刀を向けた。
(遅群)「頼むからそれは止めてくれ!」
(徳魔)「…断る」
(遅群)「あいつは大事な従妹だ! 殺さないでくれ!」
(徳魔)「…殺さなければこちらが全滅する あいつはお前も狙った 間違い無く敵だ」
(遅群)「敵じゃ無い! あいつは俺よりも賢いだから――」
その時、徳魔の頭を殴る女性が現れた。
(雪)「…神海さん」
(徳魔)「何でこっちに!? あんたには辰岐摩病院の方を頼んだ筈!」
(神海)「女の勘で君達の方が危ないと思って来たのよ!」
その時、遅群の頭を撫でる女性が現れた。
(遅群)「姉貴! どうして此処に!?」
(霊狐)「神海と一緒に鎮圧をしていたら神海の奴が急にすっ飛んで行ったから私も後を追いかけて来たのよ」
(神海)「あの女の子は私と霊狐がやるから陽ちゃんは黒幕を捕らえなさい!」
(霊狐)「あんたも一緒に行きなさい!」
そう言われた二人は頷き国会議事堂に入って行った。(ついでに林寸も少し後から入って行った)
(神海)「霊狐…如何見る?」
(霊狐)「…洗脳されているわね」
(神海)「恐らくそうね、だから陽ちゃんは殺すと言ったのでしょうね」
(霊狐)「えぇ、《本人》を殺すのではなく《洗脳》を殺すつもりだった。だが、暁は本人を殺すと誤解した」
神海は左手に水の剣を出現させた。霊狐は式神を逆に上書き契約して全員の上から退かした。
(神海)「行くわよ!」
神海と霊狐は隴美に突っ込んだ。
隴美は式神を複数出現させるが霊狐が上書き契約で式神を無力化した。神海は水の剣を変形させて水の手に変えると隴美を掴み国会議事堂の玄関前の地面に思いっ切り叩き落した。
(神海)「水圧の深打!」
(霊狐)「精神盗聴!」
霊狐は隴美の脳に洗脳を解く為に隴美の精神世界に入った。
隴美の深層心理では隴美が鎖で繋がっていた。(裸体で)
精神世界に霊狐(裸体で)が侵入した。すると黒い霧が霊狐を襲った。
(霊狐)「これは…洗脳に利用された隴美の心の闇…必ず救いだす!」
(黒い霧)「…ワタシハオニイチャンノコトガスキ」
黒い霧はそう言うと霊狐に攻撃を始めた。霊狐の精身体は攻撃を受けた所は消えた。
(霊狐)(精神世界ではダメージを与えれば精身体の損傷は本体にも影響を与える! 私が消えれば今までの記憶も全て消滅する! その前に隴美…あんたの従姉としてあんたを絶対に助けるよ!)
そう思いながら霊狐は片手に力を集中した。
(霊狐)「精神世界は夢の世界と似ているけど違う! この世界は自分の気を飛ばす事が出来る!」
霊狐の左手には野球ボール程の大きさの黄色い弾が出現した。
(霊狐)「気弾!」
霊狐は気弾を鎖に投げた。すると黒い霧が攻撃を止めて後退した。
(霊狐)「…隴美! あんたが如何して洗脳されたかおおよその見当はつく! だが、私は…お前の恋は応援するわよ! 誰を好きになろうとそれはその人の自由よ! 誰も止めはしない! 男性が複数の女性を好きになるのも、女性が複数の男性を好きになるのも、複数の男性が一人の女性を好きになるのも、複数の女子が一人の男性を好きになるのも、私は良いと思う! だけど、同性愛だけは流石に勘弁だけど……隴美、私はあんたが従弟の事を好きだって事は知ってる! それに私は許してる!」
(黒い霧)「ウソヨ! ワタシハキイタ! オネエチャンハワタシノコイジヲジャマシテイルコトヲ!」
黒い霧は形を変化させて巨人と化した。
(霊狐)「私が何時、邪魔をしたの!? 何処で邪魔をする行動を取ったの!?」
(黒い霧)「……」
(霊狐)「言えないわよね!? 私は心の底から何があろうと仲間に手を出す奴は許さない! 隴美…アンタだって仲間よ! …今も暁の事が好きだと言うのなら戻って来なさい! 隴美!」
その時、隴美を縛っている鎖に亀裂が走った。
(黒い霧)「ワタシハ――」
(霊狐)「…さっき、あんたは《あきら》を殺しかけた。それでも貴女は良いの!?」
更に亀裂が走った。
(霊狐)「戻って来なさい! 貴女が居るべき場所に!」
霊狐は気弾を更に十弾投げた。すると、鎖が粉々になり隴美を縛っていた鎖が消滅した。
(霊狐)「隴美! 目を覚まして!」
隴美は霊狐の願いが通じて目を覚ました。(精神世界だけど)
(隴美)「私…何をして」
隴美が周りを見渡すと霊狐が黒い霧と戦闘中だった。(霊狐は避け続けているだけ)
(隴美)「お姉ちゃんに何をするの!」
隴美は気弾を黒い霧に投げつけた。黒い霧には当たらなかったが隙が出来た。その隙に隴美と霊狐は合流した。
(霊狐)「隴美、良かった」
(隴美)「お姉ちゃん、これは一体どうなってるの?」
(霊狐)「…詳しい事は後で説明するけどあの黒い霧はあんたの《暁への強い好意の塊》だ。あれを消せば一件落着だがあれを消すと言う事はあんたの《暁への好意》を消す事になる。其れだけは絶対にしたくない」
(隴美)「お姉ちゃん――」
隴美は霊狐の右手を握った。
(隴美)「…構わない! だって、これまでの好意に関する事が消えても記憶には残るから…だから、黒い霧を消して」
隴美は笑顔で言った。其れを見た霊狐は顔には出さなかったが悲しい感情があった。だが、従妹の思いに答える為に霊狐は全力の気弾を投げた。
(霊狐)「好遺邪消気弾!」
黒い霧は消えた。
現実の世界――
霊狐が目を覚ました。
(神海)「無茶をしたようね」
(霊狐)「悪いわね、足が上手く動かないわね、少し休ませて」
神海は霊狐を近くの木に所まで担いだ。
(霊狐)「隴美は?」
(神海)「もう少し、時間が掛かると思うけど霊狐が戻って来たのなら洗脳事態は解除出来たから だから、大丈夫だと思うわよ」
その時、中から敵の増援が現れた。(約500人)
(獄美)「多すぎるわよ」
(雪)「諦めないで必ず徳ちゃん達が決着を着ける時まで耐えるのよ!」
(神海)「…あの子(雪)、強くなったわ」
(神海)(昔は陽の近くに居ただけなのに今じゃ、離れていてもちゃんと動いてるわ)
(霊狐)「…現実で離れていても心の中に好きな人が居るからこそ強くなれる」
神海は笑みを浮かべると敵陣の中に突っ込んだ。
(墓道)「霊狐さん、お久しぶりです」
(霊狐)「桂ちゃん、久しぶりね」
(墓道)「此処は敵が来ませんね」
(霊狐)「来ないと言う保障は出来ないわよ 唯、敵の銃弾は来ないと言う事だけよ」
その頃、国会議事堂の内部では遅群が敵を片付けていた。
(徳魔)「君はそのまま敵の駆除を頼む」
(遅群)「命令するな!」
徳魔は左手を床に着けた。
(徳魔)「内部透視!」
徳魔は国会議事堂の内部を一瞬で全てを見た。
(徳魔)「…人質の居る場所は本議場だ!」
(遅群)「何故、分かる!?」
(徳魔)「俺の力は物を自在に操る能力だ。だからこそ、内部構造を見る必要がある。それを逆に応用した業だ」
徳魔と遅群は急いで議論室に向った。その時、背後からロケットランチャーからロケット弾が放たれた。徳魔と遅群は回避が間に合わないと分かり不味いと思った瞬間、徳魔と遅群は近くの部屋の中に居た。
(林寸)「危なかったな」
(遅群)「お前は?」
(林寸)「俺の名は林寸 日太だ。特殊逃走犯捕縛班の副班長を務めている」
(徳魔)「…俺は徳魔 陽だ。特殊制裁班の班長を務めている」
(遅群)「俺は遅群 暁だ。特殊討伐班の特攻隊長を務めている」
(林寸)「…所で、徳魔は先程、女の子を殺害しようとしたのか?」
徳魔は林寸の質問を無視して部屋を出て人質のいる本議場に向った。遅群と林寸も後を追いかけた。すると目の前から敵が10人現れるが徳魔は一瞬で片付けた。
(徳魔)「邪魔をするなら本気で殺すぞ!」
徳魔の目は冷めて居ながら威圧感が半端無かった。
遅群達は先に進むと本議場に近付くと上から奇襲されたが遅群は日本刀で攻撃を受け止めて回避して林寸はギリギリで時を止めて攻撃を回避した。だが、徳魔は攻撃をまともに受けた。
(遅群)「…何故避けない!?」
(徳魔)「こう言うので死ぬのなら俺達の組織は務まらない!」
徳魔は奇襲してきた敵に左手を触れさせると悶え苦しんだ。
(徳魔)「今、お前の服は無数の針(1ミリ以下)が仕込まれている。体内に入らない事を祈るよ」
仲間が悶え苦しんでいる姿を見て敵は逃げた。
(林寸)「仲間を救わずに自分の事しか考えない奴らだ」
(遅群)「あいつ等はこんな場所に――ちょっと待て、徳魔はこの場所にあいつ等が居る事を知っていた筈だ。だったら何故に此処を通った?」
(徳魔)「…答える義務は無い。急いで人質の救出が先決だ!」
徳魔はそう言うと先に進もうとすると背後からロケットランチャーのロケット弾が発射された。
徳魔達はロケット弾を回避した。
爆発は外にも響いた。
(淡堕)「二度目の爆発だ!」
(白川)「あいつ等、大丈夫なのか!?」
(雪)「徳ちゃんなら大丈夫よ」
(雪)(…嫌な胸騒ぎがする。何か不吉な予感が――)
その時、雪は背後から銃弾をまともに受けてしまう。
(雪)「…今の攻撃の意味が分かっているのでしょうね?」
雪の周囲が再び冷気が覆い始めた。
(雪)「雪女の後悔!」
周囲の敵が一瞬で凍り漬けになった。
(雪)「私への攻撃は仲間を殺す事と同意だと知りなさい」
雪は冷気で敵の動きを封じた。
(地泉)「天雲!」
地泉は手の平から水を出現させると雪の方に放った。雪は見ずにかわして水に手を入れると水が凍った。地泉は水を止めた。雪は氷から氷の剣を作った。(氷を腕力だけで粉砕して剣の形に変えた)
(雪)「氷剣…シルグムル」
雪は氷剣で敵を一瞬で片付けた。
(獄美)「…凄い」
全員が呆気に取られていると更に敵の増員約425人が現れた。
(雀)「数が多い【特殊部隊壊滅派】のメンバーは一体何人居るのよ!?」
(神海)「聞いた話によるとざっと日本の人口の半分位は居ると聞いているわ」
(青村)「半分って俺達だけで何とかなる数じゃぁ――」
(雪)「…早く終わらせましょう」
その時、上空の雲行きが変わり雷雲が現れた。
(心究)「不味い! 皆、樹の下に隠れろ!」
心究の言葉で全員は樹の下に隠れた。
(雪)「…大白雷…超特大!」
その時、雷雲から白い雷が敵に落ちた。敵全員が感電して戦闘不能となった。
(心究)「まだ、樹の下に隠れろ!」
その頃、遅群達は【特殊部隊壊滅派】のリーダーと遭遇していた。
(徳魔)「リーダーさん、お久しぶりですね」
(リーダー)「お前の事なぞ知らぬ」
(徳魔)「嘘は止めましょう。俺のブレインの事務所に勤めていたスタッフの一人が知らぬとは――」
(リーダー)「俺はお前の事なぞ――」
その時、徳魔は一瞬でリーダーの懐に潜り込み左手で掌低を放った。
(徳魔)「遅群と林寸は直ぐに人質と共に議事堂を離れろ! 俺は此処に残って作業する事がある!」
二人は徳魔の目から嫌な予感がして二人は徳魔の言葉の通りに人質を解放して議事堂を脱出する為に急いだ。
(徳魔)「…これで良い」
その時、背中からサタンが現れた。
(サタン)「徳魔…急げよ」
(徳魔)「あぁ、議事堂内に爆弾は100個以上ある。全てを解除するのは無理だな…だから」
徳魔は床に左手を置くと力を集中させた。
(徳魔)「上位物質変化…解除!」
その頃、遅群達は議事堂から脱出できた。
(墓道)「遅群!」
(天子)「遅群君!」
(完素)「林寸!」
(神海)「…二人とも、徳魔君は如何したの?」
(遅群)「分からない。俺達(人質を含む)を先に逃がしてあいつは『残って作業することがある』って言った」
(雪)「……議事堂には爆弾が仕掛けられていたのよ 徳ちゃんはそれを一人で解除して居るのだわ」
(雪)(…あの時と変わらないじゃない)
(青村)「早く爆弾処理班を呼んだ方が――」
(雪)「…無理ね、徳ちゃんが説明もしない時は時間が無い事を意味するわ」
(完素)「詰り、爆弾は時限爆弾の類と言う訳か?」
(雪)「恐らくそうね 急いで離れましょう 此処に居ると爆発の被害を受けるかもしれない!」
(墓道)「そうだな、全員、もう少し後退して待機だ!」
全員(雪以外)は国会議事堂から離れた。
それから数分後、小規模の爆発が議事堂内で起きた。全員が徳魔の安否を心配する中、議事堂の中から徳魔がボロボロの姿で現れた。
(雪)「徳ちゃん!」
徳魔が倒れそうになると雪が駆け寄り抱き付いた。
(雪)「良かった。無事で」
(雪)(今度はちゃんと抱けた)
雪の目から嬉し涙(色々な意味で)が流れた。
(徳魔)「済まないな、雪、何時も大変な事に巻き込んで――」
(雪)「私が決めた道だから関係ないわよ」
その様子を見ていた神海は少し嫉妬していた。
(神海)「…はぁ、死んだかと思った。取り敢えず、これで終わったわよね」
(徳魔)「…いや、まだだ、淨櫳、如何だ?」
(淨櫳)「あぁ、徳魔の読み通りだ。辰岐摩病院に《黒幕》が現れた」
其れを聴いた全員が急いで向おうとするが徳魔は止めた。
(遅群)「如何して止める! あそこには――」
(徳魔)「分かっている。だからこそ、動くな! 後は淨櫳の役目だ」
淨櫳は笑みを浮かべた。
その頃、辰岐摩病院の正面玄関では黒幕が現れた。
(黒幕)「特殊部隊とて人間だ。失敗はするだろう……だが、一度の失敗が取り返しのつかない事に陥ることだってある事を教えてやる!」
黒幕が笑みを浮かべると背後に気配を感じて振り向くと其処には大きなドラゴンが立っていた。
(黒幕)「馬鹿な! 何所から現れて――」
その時、ドラゴンの頭の上に《青い鎧を纏った忍者》が乗っていた。
(青い忍者)「最初から居た。お前が計画を実行して数分が経過した時だ。我等はこっそりと辰岐摩病院を監視していた」
(黒幕)「誘き出されたのか!?」
(青い忍者)「そうだ。我等の班長は最初から催眠術で仲間を操っている事に気付いていた。だからこそ、我の本体は我等を呼び出した。透明の能力を付加させて――」
(黒幕)「そんな馬鹿な!?」
(青い忍者)「お前は昔のリーダーを殺した張本人だ」
(黒幕)「何故その事を!?」
(青い忍者)「班長は【特殊壊滅派】の前リーダーの死に疑問を感じて独自で前リーダーと【特殊壊滅派】の行動履歴を色んな方法で詳細に調べた。その結果、死ぬ直前に複数の人間がみとっていた事が判明した。更にそこから前リーダーの最後を看取っていた人間の素性や血筋を細かく調べた。お前の歴史には催眠術の関連本や資料本や催眠術を調べている事が判明した事で前リーダーは催眠術で危篤状態に陥られた可能性が出て来た」
(黒幕)「催眠術で危篤状態にさせるのは不可能だろう?」
(青い忍者)「いや、不可能ではない心臓自体に催眠を掛ければ可能だ」
(黒幕)「心臓だと?」
(青い忍者)「心臓は心を司り命の大事な居場所の一つだ そこに催眠で危篤状態に陥る様に吹き込めば前リーダーは死ぬ 催眠術や暗示での犯罪は裁判での証明は不可能だ 裁判は化学や物的証拠が多数存在して判決を言い渡せられる」
(黒幕)「…だったら、逮捕出来ねぇなぁ?」
(青い忍者)「…確かにお前を逮捕する事は出来ない だが、お前の罪は大きい、仲間を洗脳して操り、多数の人間を殺した。その罪を償う方法は唯一つだ お前はこのドラゴンに喰われて死ね!」
ドラゴンは涎を垂らしながら腹を空かして目の前の黒幕を喰いたがっていた。
(青い忍者)「ドラゴンよ、この者を喰ってしまえ!」
ドラゴンは黒幕を右手で掴むと頭を食い千切った。
(青い忍者)「…死ぬ事は無いだろうお主の精神を喰っただけだ。命までは取らんが」
青い忍者とドラゴンは霧になり消えた。それを獰子は見ていた。
(獰子)「お疲れ様」
その頃、議事堂では――
(淨櫳)「終わったぞ」
(徳魔)「淨櫳、良くやった」
(雪)「徳ちゃん、あまり喋らないで体が壊れるわ」
(徳魔)「…悪い」
(雪)「良いのよ、何時もの事だから」
(墓道)「これで事件は解決したのか?」
(鬼孫)「みたいだな」
全員は気が抜けて地面に倒れた。
(遅群)「やっと、終わった」
(徳魔)「雪、鏡魔に連絡を頼む」
(雪)「分かってるわよ」
その時、雪のスマートフォンが鳴った。雪が出ると鏡魔からだった。
(鏡魔)(全て見ていたわよ。何時も通りね)
(雪)「鏡魔さん、お願いです。辰岐摩病院の警告レベルを通常モードに変えて下さい」
(鏡魔)(了解! …後で雪ちゃんには徳魔君の議事党内の戦闘映像を作っとくからね)
そう言って電話は切れた。その時、徳魔と雪の所に一人の男性が駆け寄って来た。
(男性)「徳魔君、無理をしちゃいかんな」
(徳魔)「……はい」
(雪)「お父さん! 徳ちゃんはお父さん達を救出させる為に必死で――」
(男性)「分かっておる。私は酉の方を見に行くよ。また後で」
そう言って雪の父親は雪の母親の所に向った。
遅群達は事件が解決して一段落した。
これにて【特殊壊滅派】VS【特殊組織の3チームタッグ】を幕は閉じた! 次回は事件解決の打ち上げと宴が繰り広げられる。そこで遅群はとんでも無い一言を語って事態は妙な事に!
死夢現間~特殊な殺し合いと特殊な巡り合わせ~ 完
死夢現間~生存の宴と運命を大きく変える一言~ 続く――
事件は無事に解決した! 双澤 隴美は催眠術で操られていた事や実力や歳の事を考慮されてお咎め無しとなるがこれは遅群と霊孤達の上層部に頭を下げて更に特殊制裁班の徳魔 陽が協力してくれたからだった! 力が強い者は利用されるのが運命なのか? 次回は事件の宴!