もっとロマンティック漱石

漱石、四迷風。

例. I love you.

　 月が綺麗ですね。

1. You feel cold,don't you?

　もっと僕の方へよりなよ。

2. You're taller than me.

　 あなたの顔は私より星に近いわ。

3. You're smaller than me.

　踏まれてしまう前に摘んでしまいたいものだ。

4. I'm getting sleepy.

（大人の誘い）

5. Is this an apple?

　 No, it's not. This is two oranges.

　（大人の戯れ）

6. Is this a pen?

　Yes, it is.

　（給料三ヶ月分の）

7. Today's moon is very beautiful,isn't it?

　 僕ら以外に誰もいないね。

8. I'm happy to be with you.

　永遠があればいいのに。

9. My name is Tom.

　 きみと一緒の苗字になりたいな。

10. Sure thing.

　 死んでもいいわ。

　八王子に留学中のTomは都会としての物足りなさと田舎への成りきれなさにかつて抱いた八王子への憧憬を失ってしまう。そんな中、高尾の場末のスナックで働くクミに出会い、理想と立川に揺れ、次第に不変なものを求める。しかし生きている限り手の届かないものだと知る。（口語自由詩）

（中核市八王子　20代　男）