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Girl's in Love

 合宿最終日。学校で解散の予定だが、片道2時間程度ということが判明したので、だいたい18時ぐらいを目処にここを発つらしい。

 天文部の方は夜ぐらいしか活動できないので、今日のところは料理研究の方を手伝ってくれるようだ。主に味見のみだけど。誰も料理の手伝いをしてくれるなんて期待してません。


「そうね、今日はお昼ご飯を作りましょう。一つ聞きたいんだけどアリサちゃん」


「なんですか?」


「ここの余ってる食材って学校の方で使わせてもらえないかな〜って」


「いいですよ。まあ、保存が効くものだけになっちゃいますけど。生物は今日使っちゃいましょう」


 失敗しないとは限らないしな。

 かくして、厨房には5人いる。一人一品作ってもいいが、不安なんだよなあ。後輩二人が。


「なんで私も含まれてるんですか」


「あくまで相対評価でできるだけであって、いうほど得意なわけでもないだろ香夜ちゃん」


「なんだ?そこのちびっ子は苦手なのか?俺が教えてやろうか?」


「あなたに教わるぐらいなら先輩から教えてもらいます」


「俺の方がこいつより上手いんだぞ!」


「人間性の問題です」


「俺がこいつより破綻してるとかありえねえーから!」


「上等だ!表に出て一戦交えてやろうか⁉︎」


「お前ら喧嘩すんな!」


「で!」


「だっ!」


 秘技、調理器具投げ。

 奴のコントロールは野球選手も真っ青。

 確実にデッドボールにするからな。いろんな意味でストライクだが、そんなところでストライク判定はとりたくない。


「美沙輝ぃ!調理器具投げんなって言ってるだろ!」


「何かしら?あんたが私に逆らっていいとでも?」


「すいませんでした」


 山岸はこんなナリなのに、美沙輝相手だとかなり平身低頭。

 まあ、自分がかなり迷惑かけてるってわかってる証拠だね。自覚があるのはいいことだ。


「あんたは自覚が足りないようね……次はお玉じゃなくて、包丁投げてやりましょうか?大丈夫、下手に動かなければ致命傷にならないところに当てるから」


「当てること前提で話すな!」


「あの〜料理、始めませんか?みんなお腹すかせちゃいますよ」


「目処は?」


「大体1時ぐらいに完成すればいいかなって感じかしら」


「まだ3時間あるぞ」


「それだけあっても足りるかどうか……」


 酷い評価だな。


「じゃあ、私が山岸先輩から教えてもらいます。香夜ちゃんと相性悪いみたいなので。香夜ちゃんの方は美沙輝先輩と佐原先輩お願いします」


 しょぼくれていた山岸の元へアリサちゃんは向かった。分け隔てない子で良い子ですね。正直、山岸は見た目だけで見ると偏見の塊になりそうだからな。

 いや、髪色違うけど、あいつのあれは地毛じゃないからな?別の国の人じゃないからな?


「……山岸だけで足りると思うか?」


「あいつはアリサちゃんの実力を知らないから……」


「じゃあもう一人つくか……」


「まあ、香夜ちゃんは別に器具を使えないわけじゃないから、あんたに任せるわ。私もアリサちゃん見てくるから。香夜ちゃんの方よろしくね」


「おう」


 ということで、アリサちゃんには美沙輝と山岸が、香夜ちゃんには俺がアドバイザー兼アシスタントでつくことになった。


「先輩」


「何かわからないことがあったか?」


「そもそも何を作るか聞いてません」


 そうだったな。何作るか決めなければ、何を手につけるかも分かるまい。

 自分で勝手に決めて良いのなら別だが、何かしらテーマでもあるのだろうか。

 まあ、夏場だから冷たいもんが良いよな。

 まあ、そうだとするとあまり手の込んだものにはならなさそうだけど。


「美沙輝〜こっち何作ればいい?」


「いっそのことカレーにしましょうか。こっちは付け合わせを担当するから、二人でカレー作ってちょうだい。全員甘口でいいかしら」


「美沙輝先輩。心配しなくても、ここには辛口のルーなどありません」


「ねえの⁉︎」


「適当に定番になりそうなものを頼んで送ってもらったんですが、辛口なんて私がとても食べられたものではないので」


 君の舌の問題かい。

 まあ、持ってきてもらっておいてそこを言及するつもりもない。

 恵も甘口しか無理だしな。食べられないことはないだろうけどギブアップしそう。


「香夜ちゃんは辛いの平気か?」


「私は基本的に食べたことないもの以外はちゃんと食べますから」


「……なんで好き嫌いないのに大きくならないんだ?」


「先輩に好まれるように成長したんだと思います」


「なるほど」


「そこ。イチャついてないで早く取り掛かりなさい。育也は自分が主体的にやらないこと」


「へい」


 山岸と対応があからさまに違う香夜ちゃんはさながら恋する乙女です。

 成就するのはまだ先の話になりそうだけど。

 そう考えて、今度はアリサちゃんの方を見る。あの子、絶対なんも考えてないタイプの男キラーだけど、きっと恋に恋してる子だからな。みんなに優しいと耐性のない男はみんなコロッといくぞ。

 そういや、恵もモテるようなことを言ってたな。恵本人からというわけではなく、香夜ちゃんからの情報だが。ただ、贔屓目だけでなく、ちゃんとした人気もあるようだけど、あいつはフラフラしながらかわすらしいからな。酔拳でも覚えてんのかという話である。さながら、あいつは恋を知らない女の子である。


「山岸ぃ!余所見するな!あ、アリサちゃん。ここはこうやって持って……」


 同級生と後輩に対する態度差が激しすぎる美沙輝を見た。

 あいつは、言い方は悪いが恋に敗れた子、ということになるのかな。

 それでも、きっと、もっといい恋があると思う。あいつにはそれだけの器量とひたむきさと……


「山岸!ウロチョロすんな!そこで作業しろ!」


 男を尻に敷けるだけの力があるからな。

 まあ、あまり強引すぎるやつに会わないことだけは祈るとしよう。

 そういや、あれから特になんの連絡もなかったが、あいつは見つけられたのだろうか。


「先輩。手止まってますよ。考え事ですか?」


「ん、ああ。ちょっとな」


「美沙輝先輩のほう見てましたけど」


「ああ。あいつに終業式の日に相談を受けてな。俺たちは進路希望を聞かれてんだけど、あいつ夢がないっていうから、探すのを手伝って欲しいって言われてな」


「そうですか。料理人とか……なる気は無さそうですね」


「なって店を開いたら通ってやるって言ったけど、赤字経営が目に見えてるから来んなって門前払だぜ?」


「先輩、意外にケチですからね。確かに1番安い定食でも頼み続けるのが目に浮かぶようです」


「こういうのは他の意見も聞くことが重要だな。香夜ちゃんは美沙輝はどういう仕事が向いてそうだ?」


「上に萎縮して、同級生に横柄で、後輩に甘くて優しい人ですか……そうですね……」


 いや、基本的に横柄なのは俺と山岸だけであって、同級生にも基本的に優しいからな?あいつ。クラスで人気もあるし。

 俺?クラス内でブーイングが出るぐらいに知名度はありますよ。人気はないな。


「やっぱり、自分が好きなこと。そこから道を探すことが1番やりたいことに繋がると思うんですけど。美沙輝先輩は、何か料理以外に好きなことはあるんでしょうか?」


「散歩とか好きそうだな」


「おばあちゃんじゃないんですから……」


「子供も好きそうだぞ。多分、年下を世話したいみたいな感じだろうけど」


「確かにそんな感じはありますね。私たちからの目線だと頼れるお姉さんですから」


「俺たちからは横柄な同級生だけどな」


 美沙輝に憧れてる男子諸君。それは表向きの顔だということを覚えておくといいぞ。慣れた相手には、礼儀を叩き込んでくるからな。


「それでも礼儀がなってない先輩はなんなんですか?」


「なんなんでしょうね」


 二人でニンジンの皮を剥きながら、会話をしていた。


「香夜ちゃん、皮剥きすぎ」


「このまま適当なサイズに切って、鍋に投入すればいいんじゃないですか?」


「煮込んだ後にニンジンだけ消滅するぞ。普段どうやって作ってんだ」


「いや、話しながらやってたら手元が留守だっただけです。まあ、先輩のようにそんな薄く綺麗には出来ないのですが」


「まあ、これも慣れだしな。まだあるし次は綺麗にやってくれ」


「どれだけ剥く気ですか」


「生物は今日中に片付けるって言っただろ?野菜はあらかた持ってきた」


「野菜ゴロゴロカレーになりそうですね」


「健康にはいいだろ。ジャガイモと豚肉でも入れとけばいい感じになる」


「先輩は技術があるくせに、理論がないから料理として適当なんですね」


「適量とかおよそとかそんな適当な表記で料理本が売られてるせいだと思う」


「あくまでもそのレシピ通りにやってるのであって自分は悪くない発言はやめてください。これなら美沙輝先輩がいてくれた方が良かったです」


「美沙輝は香夜ちゃんのために俺を残したんだと思うけどな」


「……分かってますよ。先輩とこうやって話してるだけで私は楽しいですから」


「そっか」


「はい」


 それからはお互い気恥ずかしさからか、会話も返事程度のことで作業を進めていった。

 でも、その空気も心地よく、黙っていても安心感を覚えていた。


「先輩〜目が痛いです〜」


 一瞬誰かと思ったが、タマネギを切っていた香夜ちゃんがだーだーに目から涙を流していた。これ、耐性だからな。やらなきゃ慣れないから困ったもんだ。

 俺は作業の手を止めて、香夜ちゃんの涙を拭った。


「アリサちゃんかと思ったぞ。口調のせいで」


「私だって間延びするような口調を話すこともあります……目が痛いです」


「タマネギは俺が切っておくよ。香夜ちゃんはジャガイモを切っておいてくれ。芽はちゃんと取っときなよ」


「言われなくても分かってますよ」


「俺の胃はジャガイモの芽程度ではビクともしないがな」


「じゃあ、捨てるのもったいないので先輩のお皿に全部よけておきますね」


「ゴメン。嘘言った。正直食べたことないから耐性あるかどうか分からない」


「つまらない見栄を張らないでください」


「へい」


 毒と知っていて俺の皿に入れようとしないでください。


「カレーは2時間もあれば完成するでしょうか?」


「香夜ちゃん作ったことないのか?」


「学校行事でやった程度で、こうやって一人作業することがなかったので……。簡単と言いますが結構手間かかりますし、それに加えて量も多いので」


「なんのために俺がいるんだ。多い量を分担してやるためだぞ」


「じゃあ8割やってください。2割はなんとかします」


「誰のための料理特訓だこれは」


「アリサちゃんのためでしょう?」


「香夜ちゃんもだ」


「心外です」


「君はもう少し自分の力量を見極めるべきだと思うんだ。というか、見極めてるのに放棄してる説すらある」


「その通りですが何か?」


 開き直りおった。


「このまま大人になってしまって先輩に美味しい料理を食べてもらえないのはいけないのでちゃんとやります。……美沙輝先輩には到底及ばないでしょうけど」


「香夜ちゃんが一生懸命やってくれればいいんだよ。俺にとっては香夜ちゃんが誰のために作ってくれるか、それが大事だと思うからな。まあ、美味しいに越したことはないけどな」


「先輩は私の料理が不味いって言うんですか」


「いや、言うほど香夜ちゃんの手料理って食べたことないような……」


「じゃあ、私弁当作ります。先輩のためにです」


「そりゃ嬉しいな。じゃあ、俺は香夜ちゃんのために作ってあげよう」


「それ、いつも作ってるのと変わらないじゃないですか」


「だから交換すればいい。俺が香夜ちゃんの作った弁当を食べて、香夜ちゃんが俺の作った弁当を食べる」


「中身はめぐちゃんの好みになりますよね」


「それは致し方なしだ」


「私が起きれなかった場合は先輩の弁当はなしになります」


「……香夜ちゃん。陸上部入らなかったの朝が弱いからじゃないよな?」


「理由の一つとだけ言っておきます。ジャガイモ終わりました」


「じゃあ、先に入れちゃうか。ジャガイモは茹でるのに時間かかるからな」


「ちょっとアリサちゃんのところ見てきましょう」


「ちゃんと火は見ておきなさい」


「はーい……」


 火を使うときは余所見をしないようにな。お兄ちゃんとの約束だぞ。

 まあ、香夜ちゃんのお兄ちゃんではないけども。

 アリサちゃんの方が気になるのは確かだが、二人もついてるんだしなんとかなるだろう。

 これでこちらの方はなんとかなるだろう。


「こうしてると新婚さんみたいです」


「俺の方が嫁スキル高いけどな」


「むぅ。確かに私は料理もそんなに上手ではないですし、裁縫もできないですよ……」


「ちょっとずつやっていけばいいさ。まあ、最近なん家事ができない人多いみたいだし」


「先輩はお嫁さんにやってもらいたいですか?」


「亭主関白ってわけでもないけど、まあ奥さんの方が主体的にやってもらいたいかな」


「私、頑張ります」


「うん……。まあ、頑張りすぎないようにな。美沙輝ならあいつ家事スキル高いからな。教えてもらうといいぞ」


「本当にお姉さんですね、あの人」


「たぶん……姉への対抗心じゃないのか」


「そういえばお姉さんがいるって言ってましたね」


「俺は一度会ったことがある。まあ……あまり会わない方がいいかもな」


「どんな人なんですか……」


 俺が男だったからかもしれないが、もう一度会おうものなら面倒くさい事態に陥ることは間違いない。

 美沙輝が会わせたくないと言っていた理由がわかったような気もする。


「こうなんか、美沙輝を第一に考えてる人だったな」


「先輩と近いじゃないですか。先輩はめぐちゃんが第一ですし」


「いやあ、度が過ぎると美沙輝みたいになるってことを学んだから」


「逆に考えれば、めぐちゃんも美沙輝先輩みたいになれる素養があったってことじゃないですか」


「む?そうなのか……」


 美沙輝はある種反発した結果今の自分が出来上がったのだとしたら恵も多少なりとも俺に反発をしていればもう少し自立した自分ができていたのかもしれない。

 まあ、反発どころかベタベタ甘えてきたから今の恵が形成されたのだけど。

 あれ?俺が悪いの?


「もし俺があいつのお兄ちゃんじゃなくて一人っ子だとしたらどうやって育ったんだろうな?」


「……どこかでイジメられて性格歪んでたと思います」


「そんなひねくれた恵なんて見たくねえな」


「その場合、先輩と接点は全くないので気にする必要ないと思います。その場合、めぐちゃん生きていられるんでしょうか」


 そこまで心配されるレベルかよ。


「まあ……性格の形成はともかく、先輩がいないのなら彼氏の一人でもできるかもしれませんね」


「なあ……今のあいつに彼氏できるのか?」


「どうでしょうね。恵ちゃんの1番好きな人ってなんだかんだ先輩だと思いますから。異性がどうとかってないと思いますし、そもそも恋なんてめぐちゃんが今する必要はないですし……それとも先輩はめぐちゃんに彼氏ができて欲しいんですか?」


「いやだ」


「ダメではなくイヤだというなんという自分本位な否定なんですか」


「恵は俺のもんだ」


「先輩の所有物みたいな聞こえでアレなんですけど……めぐちゃんも嬉しいと思いますよ。先輩、そろそろルー入れますか?」


 鍋の中を確認して、香夜ちゃんは話題転換に入ろうとした。頃合いだし、このまま続けるのも不毛だと感じ取ったのだろう。俺も不毛だと思う。というか、埒があかない。

 結局、誰も恋を概念として理解しきれていないんだから。

 俺はジャガイモを箸で刺した。

 煮えてるかを確認するには硬いものが柔らかくなってるかが基準となってくる。


「痛いです〜」


「あ〜言わんこっちゃない。ほら、じっとしてて絆創膏貼ってあげるから」


 向こうはまだ苦戦してそうだな。

 と言いつつも、アリサちゃんだけじゃ進行上に不都合しか出ないために山岸が大半を終えているようであったが。


「ありがとうございます山岸先輩」


「気をつけてやんな。こっちで米研いどくから仕上げやってくれ」


「手際がいいのです」


「家でも料理は俺の担当だからな。料理っつーのは食べる相手を待たせないのが基本だ。出す側がもたついてたら怒られちまうぞ」


「は〜。そんなこと考えたことなかったですね」


「ま、スピードも大事だが、それも料理する腕あっての元種だ。そんなに指ケガしてたら心配されるからな。気ぃ付けろよ」


「はい!精進します!」


 山岸は山岸で後輩が素直な子なので、ぶっきらぼうな物言いだが、ちゃんと気にかけつつも少し照れ臭そうにしていた。


「今度は何アリサちゃんのほう見てるんですか」


「いや……アリサちゃんの彼氏になるだろうが、旦那さんになるだろうがそれはそれで色々大変そうだなって、少し思っただけ」


「何事もチャレンジですからね。そのうちなんとかなるでしょう。先輩はもう少しこっちを気にして下さい」


「悪いな。変わるよ」


「そうじゃなくて……。私の方を見てください」


「……見てるよ。いつでも」


「……なら、いいんです」


 恋する乙女には敵わなさそうだ。

 俺はいつでもそれに振り回されてしまう。それが心地いいと感じてるから、仕方ないんだけど。

 いつか、みんな恋をする日が来る。

 もう一度のやつだって、初めてのやつだって。

 俺はそれを見届けてやれるんだろうか。

 笑って送り出してやれるんだろうか。

 今度は庇護じゃなくて、背中を押してやらないとな。そうなった時には。

 でも、まだ手の届く距離に置いておきたいと願ってしまうのは、心配とかではなく、信用しきれてないのかもしれない。

 まずは、お兄ちゃんから信用を勝ち取ることだぞ、恵。

 恋をするのはそれからだ。




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