ドゴォ
人型の鉄の固まりが数え切れないほど、まるで軍隊のように布陣した2つの鉄の固まり達の固まりがあった
それらは土煙を上げながら動きだし互いに距離を取りながら土煙で見えにくい相手に手にした火器で打ち合う
火線が、勢いを持った鉛が、土煙を吹き飛ばしながらあるものは外れあるものは巨大な鉄の固まりにぶち当たった
鉄の固まりはあるものはその場で倒れまたあるものは下がりまたあるものは撃ち返す
そうした泥臭い戦闘のなか
『おいヒヨッコなに止まってやがる動け!おい!聞こえてんだろ!』
(…目の前がぼやけて…ん?何か言われてる?)
「ぅぁ…」
(…なんだ?声が、のどが渇ききって変な声が出た)
『おい動け!マークお前は下がってヒヨッコを見ろ、サンディ出過ぎだ周りを見ろ、ジョン……』
(どこだここ?狭い……無線からみたいにジリジリした声が聞こえる……)
『おいヒヨッコ大丈夫か?』
(さっきの人とは違う?)
「あ゛の゛ぅ゛、う゛んっ…ゲホゴホ、あーあー、あのここはどこですか?『……』なんで僕はこんな狭い所に居るんですか出して下さい」
『おい隊長』
『どうしたヒヨッコは?』
『ダメだ壊れちまった動かすのも無理だ誰かに引っ張って下げさせるしかねぇ』