第4章 能力の力
香、蓮、斑、と合流した俺と吹雪はまだ音楽室にいた。
香の能力を使って調べたところ、音楽室の近くに敵がいたので動けずにいたのだ。
こんなときは香の能力は使えるがその能力には弱点があった。香の能力は敵、見方がどこにいるか分かることができるがその能力を使うには立ち止まった状態でしなくてはならない。歩きながらや走りながらではできないのだ。そのため、使う場所をが悪かったら運悪く敵に見つかる可能性がある。
「香の能力ってなんか不便だよなー」
「何か悪い?いまは使えているからいいじゃない!それより、自分の能力を見つけなさい。まだ見つかっていないんでしょ?」
「そうだけど・・・。いろいろ試したけど見つからないんだ、俺の能力。」
すると、突然部屋の中に冷気が漂う。
「そうか、おれの能力は凍りなのか。」
吹雪がそう呟いた。どうやら、能力が見つかったようだ。それよりも、吹雪のせいで部屋中がが寒くなった。
「あっ!私もみつけた!」
蓮が叫ぶ。蓮の上には火の玉が飛んでいた。どうやら蓮の能力は炎のようだ。
蓮のおかげで何とか部屋の温度がもとどうりに戻った。
これで能力がわかったのは香、蓮、吹雪の3人だ。まだわかってないのは俺と斑だけとなった。
「吹雪と蓮さんの能力が分かった所でそろそろここから出よう。1つの場所に長いするのはよくない。危険になる。」
俺がみんなに合図を送る。そして俺たちは音楽室から出た。出たところ敵はいないようだ。
廊下を走って渡り、2階に降りる階段のところに付いた。俺を先頭にゆっくり1段1段ずつ降りる。
そこで階段を上がってくる足音が聞こえて来た。足音は2つ。
「俺たちがやろう。能力の力も試したいし。いいだろ蓮さん?」
「ok!私も試したかったの。能力」
そういって吹雪と蓮が前に出る。ここは吹雪たちに任せよう。
吹雪と蓮は少し話し合うと隠れて相手が来るのを待った。
カタッン カタッン カタッン
そしてその時が来た。
吹雪が始めに飛び出す。その後に続いて蓮も飛び出す。
まず吹雪が相手に向けて雪を吹かせた。
相手は雪のせいで視界が奪われた。それを見逃さず炎の玉を投げ飛ばした。
その玉は見事に命中。相手はその場に倒れた。
あっとゆうまの出来事だった。相手に攻撃の余裕もなく相手を倒したのだ。
そこで能力の本当の強さを知った。能力は強い、強すぎる。これだったら、生き残れるかも知れない。
俺たちはそこで少しの希望を持つことができた。
学校内に放送が流れる。1日目のゲーム終了の合図だった。
俺たちの携帯がなる。俺は携帯を開いた。
ーー中間報告ーー
前回までの生存者 33万2110人
死者 9万3594人
残りの生存者 23万8526人
ーーーー中間報告 終わりーーー
また、たくさんの人が死んだ。
早くこのゲームを終わらせた。それが俺たちの思いだった。
しかし、そんなことできるはずがない。だから決めた。死んだ人の分も生きると・・・・。
「能力があるからなんとか生き残れそうだな。吹雪」
「そうだな。」
「このままがんばろうぜ!」
「あぁ、がんばろう!」
そして俺たち5人は疲れを休めるために、明日のために深い眠りについたのだった。
この時までの俺たちはまだ知らなかった。
このゲームの恐ろしさを・・・・・・・。
・・・・第5章に 続く
今回は能力を中心で小説を書きました
まだ、明かされてない人たちもいますがそれは後ほど明らかにしていきたいと思います。
特に主人公の能力には期待していただきたいです
こんな小説ですが読んでいただいた人にはとても感謝をします。
それでは、今後も期待に答えられるようにがんばります