第3章 合流と新たな仲間たち
今、俺たちは影の住民と戦っていた。あの後、香を探すため校舎をでようとした時、運悪く影の住民と鉢合わせしてしまった。そのため俺たちは今必死に戦っていた。
バンッ バンッ バンッ
「くそ!倒しても倒しても銃声の音を聞いてやってくるからきりがない」
「どうする?龍軌?」
「ひとまず校舎に戻ろう。校舎の中だったら隠れやすい」
「わかった」
早速、俺たちは校舎の中に入って逃げた。
廊下を走って階段を駆け上がり最終的には音楽室に逃げ込んだ。
「ハー、ハー・・・何とか逃げ切れたな龍軌。これからどうする?」
「まずは、ここに隠れてようすをみよう」
その後、俺たちは音楽室で10分経過した。外での変化は見られない。
するとそこで一つの放送が流れた。
「また、会いましたね現実の皆さん。闇内陽炎です。あなたたちに言い忘れたことがあったので放送しました。」
言い忘れたことって何だ?
「話したいことはゲームの終わりについてと中間報告についてです。まずは、ゲームの終わりについてです。ゲームの終わりは今日を入れて3日後の5時に終わります。それまでに死ななかった人は現実世界に返ることができます。それまで皆さん頑張ってください。あと言っときますが日にちが立つにつれて敵は強くなるので気をつけてください。」
敵が強くなるだって!冗談じゃない今でも十分に強いのに!早く俺に秘めている能力を見つけなくては!
「では次は、中間報告についてです。中間報告とは、あなたたちが持っている携帯に今生きている人の人数が一日2回送られます。1回目は午後12時。2回目は終わりと共に送られる午後の5時です。ちゃんと、一回一回ずつ確認してくださいね。それではもうすぐ12時なのでこれで失礼させていただきます。
皆さんのご武運をお祈りさせていただきます。さようなら」
放送が終わったと同時に携帯がなった。すぐさまおれは携帯を開く。
ーー中間報告ーー
前回までの生存者 45万5421人
死者 12万3311人
残りの生存者 33万2110人
ーーーーーー中間報告 終わりーー
静かに俺は携帯を閉じた。さっきまでの時間に12万の人たちが死んだ。そんなことがあっていいのか?
携帯を見た俺たちは言葉を一時の間はっすることはできなかった。
するとそこに廊下から複数の足音。どんどんこっちに向かって歩いてくる。俺たちは目を合わせて銃を構える。そして・・・ガラガラッ ドアが開いた。すぐさま銃口を向ける。
そこにいたのは、俺たちが探していた香がいた。その後ろには、クラスメイトの斑と知らない女性が一人。
「かっ、香!」
「龍軌!」
そういった俺たちは飛びつき抱きついた。
「久しぶりの再開を喜ぶのもいいが、俺たちのことは忘れるなよ」
斑が釘を打つ。
「あぁ、ごめん。」
そういって俺たちは照れながら離れる。
「おい、斑。その女性は誰だ?」
さっそく俺が気になったこと口にしてみる。
「蓮のことか?蓮は俺の彼女だ」
斑が蓮と言う女性のこと説明する。すると蓮が挨拶してきた。
「どうもーーー。蓮といいます。よろしく!」
蓮がウインクする。とてもチャライ女だな。
「それよりさー。なんで俺たちの居場所がわかった?」
吹雪が話しを変えて斑に聞いた。
「それは私が調べたの」
「香が?どうやって?」
「私の能力を使ったの。私の能力は探知能力だったから」
「探知能力?」
「そう私は人がどこにいるか、見ることができるの。だから龍軌を探すことができたの。」
「でもどこにいるかだけ見えても、それは敵だったかも知れないのに何で来た」
「それは、探知したとき龍軌たちだけ動いてなかったから・・・」
「それで来たのか、結構香って頭がいいんだな。」
「違うはそう思うのは龍軌だけよ」
「なんで?」
「それは龍軌が馬鹿だからよ」
その言葉と共にみんながいっせいに笑い出した。俺もつられて笑う。なんか久しぶりに笑った気がした。
このゲームがあって以来、笑ってなかったから。
「よし決めた!このゲームみんなで生き残ろう!」
「それは当たり前のことだ」
吹雪がそれは当たり前のことのようにいった。
「いったな!絶対だぞ!」
「いいだろう。絶対だ」
「みんなもだからな」
みんなはうなずく。
「みんな!これから3日間、生き残れるようにがんばろう!」
「おーー」
こうして俺たちは一致団結した。俺たちは絶対に生き残ってみせる。明日のためにも・・・・・。
・・・・第4章に 続く
今回は2000字ぐらい書きました^-^
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