第1話 始まり
2054年5月4日 午後12時30分
俺はあるゲームをしていた。命を賭けたゲームを・・・・
なぜこんなことになったのか誰も分からない。それは、ある出来事から起こった。
それは、5時間前に戻る。
2054年5月4日 午前7時30分
俺はいつものように高校に行くために電車に乗っていた。それは見慣れたいつもの日常生活。
今日の日程はもう決まっている。学校に行き勉強し、部活をやった後すぐに帰る。部活は陸上部に入っていて県1位の実力を持っている。
そんな俺は電車に揺られながら眠りにつこうとしていた。
そこに、一人の女子高校生が近づいてきた。
「龍軌、ねぇ、龍軌ってば!」
っん?誰だ?俺の眠りを妨げるやつは。 俺は仕方なく目を開ける。
そこには、幼馴染の香がいた。
「あっ、やっと起きた」
そう言った香は俺の隣に座る。
「今日、何の日か知ってる?」
そう聞かれた俺は首を傾げた。
「今日なんかあったっけ?」
「えっ!忘れたの?」
その言葉を聞いた俺はますます何なのかわからなくなった。
「龍軌って、馬鹿ね」
「はいそうです。俺は馬鹿です」
「そう、馬鹿ね。自分の誕生日を忘れているなんて」
「えっ!」
「せっかく誕生日プレゼント買ってきたのに覚えてなかったら買って来た意味がないじゃない!」
「ごめんなさい 」
「はいこれ、プレゼント」
香がカバンからプレゼントを出して差し出してきた。
俺は受け取ろうとした時、急に眩暈がした。香を見たが香も俺と同じで眩暈がするようだ。
そして、俺は遂に意識が途絶えた。
ふと俺は目を覚ました。
そこには衝撃的な物が目に飛び込んできた。それは、建物がすべて白と黒ですべてできていたのだ。
明るい色は一つもない明るいといえば俺ぐらいだけだった。
すると、街全体に放送が流れた。
「現実の皆さん、こんにちは。私の名前は闇内陽炎ともうします。さっそくですがこの世界について話したいと思います。皆さん混乱していると思いますがちゃんと聞いてください。では、話します。この世界は、光の世界(現実世界)と闇の世界(影の世界)の2つあります。今いるこの世界は闇の世界(影の世界)です。」
影の世界?光の世界?何言っているんだ?こんなの夢に決まっているじゃないか。しかし、あまりにもリアルすぎるな。もしかして本当に現実だったりして・・・・まぁそれはないか
「では今から、まだ現実だと気付いてない人のために電流を流します。構えてくださいね。」
電流を流す?構える?夢だから構えなくていいじゃないか。
そんなことを考えていると急に体に電流が流れてきた体が痺れる。
夢では絶対にありえないことだった。
「現実だと気付くことができましたか?そろそろ時間が来たので本題に入りたいと思います。今からあなたたちにはゲームをしてもらいます。ルールは簡単です。影の世界の人たち殺されないようにするだけです。殺された後はどうなるのかは自分の目で確かめてください。しかし、このままだとあなたたちが不利なんで銃とライフル、剣を渡します。それとは別に一人一人にある能力をつけました。その能力は自分で探してください。あと、補足ですが銃の玉は無限にあるので心配しないでください。それでは、これよりゲームを始めます。今の時刻は午前8時なので終了時間を午後5時にします。生き残れるように頑張ってください。」
そこで、放送が切れた。
目の前に銃と剣が現れる。俺はそれを取り体に身につけた。
たしか香も眩暈がしていたな?だったら香もこの世界にいるな。まずは、香と合流しよう。
そして俺は影の世界へと第一歩を踏み出したのである。
・・・・・続く
どうも、こんにちは。小説家になろうに初めて投稿することとなった、真龍 虎子といいます。
まだまだ、文の構成がなっていませんがこれからよろしくお願いします。