表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

⭕ 断れない誘い

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  【 女子高生とヤクザ 】を読んでくださって有り難う御座います。

  ホラーっぽく無いですけど、もう1作品投稿させて頂きます。


〔 は?

  なに言ってんの?

  ユコちゃんは俺のでしょ?

  彼氏なんて許すわけ無いでしょ。

  じゅさつるけどいよね?

  よね? 〕


「( おん君──、そのへんる怪異をまえて雑巾絞りするのめたげて )」 


〔 こうしてないと平常心をたもてない状態なんだよ。

  コイツはとうとい犠牲になるんだ。

  怪異めいりに尽きるんだよ 〕


「( みょうね……。

   別に付き合う訳じゃ無いよ。

   ただにんずう合わせで参加するだけだし… )」


〔 はぁ?

  にんずう合わせなら、ユコちゃんじゃなくてもいよね?

  俺がるのになんで受けるの!

  なんで断らなかったの! 〕


「( 女子高生には断れない付き合いが有るの。

   特にカースト低位の私とかはカースト上位のリーダー的な子の誘いを断れないの )」


〔 じゃあ、その子をじゅさつれば、ユコちゃんは誘いに応じなくてもくなるよね! 〕


「( おん君、駄目だからね!

   そんな事したら、おん君をはらう事になるよ。

   おん君をとどめてるのは── )」


〔 分かってるよ。

  じゅさつるなんてしない。

  言ってみただけ★ 〕


「( そろそろ怪異を離してあげたら? )」


〔 そうだね。

  新しい怪異はないかな? 〕


 おん君は雑巾絞りにしていた怪異を解放してくれる。


 おん君は私にいてるじゅおんれいで、得意技は “ 怪異の雑巾絞り ” で、必殺技は “ じゅさつ ” だ。


 じゅおんれいになるまえは、みかどからももっとも信頼されていた凄腕陰陽師(超絶エリート)だったらしいけど、優秀で有能ぎた所為で、親友や弟子達にねたまれてしまった。


 きた状態で滅多しにされたあと、人身御供として怪異のニエにされ、われてしまった悲運な陰陽師──。


 私はついほうえいゆうと言って、せいぜんおん君をうらった弟子──陰陽師の子孫の末裔みたい。


 名前に “ ほう ” と “ とら ” がはいっている事も有って、とりの式神ととらの式神を使役していた。


 だけど、私の2体の式神は覚醒する事なく、いんねんぶつに分類される強力なじゅぶつに封印されていたおん君にあっ無くわれてしまった。


 私の式神をらい人の姿を手にれたおん君は、私にいてしまった。


 私にいたおん君には、“ ユコちゃん ” と呼ばれて、したわれている。


 “ 人の姿を手にれた ” と言っても、いてる私にしか姿は見えない。


 おん君とは念話で会話している。


 私の実家に届いたいんねんぶつが誰から送られてた物かは今でも不明みたい。


 早く犯人を見付けてつかまえてほしいけど──、本家は分家の為に重い腰をげて動いてはくれないみたい。


 むすめの私は2体の式神を失う事になってしまったけど、本家や分家からは「 無事だったんだからいじゃないか 」って言われていて放置されている状態。


 2体の式神は失っちゃけど、せいぜん陰陽師だったじゅおんれいに絶賛かれちゅうなんですけどぉ!!


 私にしか見えないから、家族に言っても信じてもらえないし──。


 式神を失ってしまった私は、陰陽師を育てる専門の学校にかよえなくなってしまった。


 いっしんじょうの都合というめいもくで、一般人がかよう私立のマンモス校へ “ 転校 ” する事になってしまった。


 小学生5年生で、保育園,幼稚園,小学校,中学校,高校,大学,大学院をエスタレーター式でがれる私立のマンモス校への転校。


 私の教育費と通学費はか本家が全額負担してくれている。


 怪しいよね?


 ものすんごく怪し過ぎないかな??


 なんで本家が私の教育費と通学費を全額負担してくれるの??


 そんな事よりも、私の家に危険ないんねんぶつを送り付けやがった不届き者を探しして、取っつかまえて、私のまえに引きしてほしいっ!!


 もしかして…………犯人は……本家の関係者??


 本家が関わってるなら、証拠なんての昔に隠滅されてるかも知れない……。


 本家が犯人をかばっていると仮定して──、なんで幼い双子のていまいを狙ったの??


 幼い双子のていまいを守る為に、2体の式神に頼ったとうの弱い私がいんねんぶつに封じられていたものう筈はなくて──。


 2体の式神はていまいと私の目のまえべられてしまった。


 それを直視したていまいは強いショックを受けて──、さいわいにも怪我はしなかったけれど、心にひどふかい傷をってしまった。


 あの日から、ていまいは精神病院で入院生活を送っている。


 私は人の姿を手にれて、自我を取り戻した “ じゅおんれい ” に変貌したおん君にかれてしまって…………。


〔 ユコちゃん、バックレようよ。

  俺がく誤魔化してあげるからさ★ 〕


「( 怪異をなにさせるつもりなの? )」


〔 恥辱な強姦レイププレイ★

  人間の女をさ、ヤるのが大好物な怪異を知ってるからさぁ、ソイツにプレゼントしてやるよ 〕


「( ………………事件になっちゃうじゃないのよ。

   却下! )」


〔 事件にならないように細工すればいだろ。

  ほんじゅさつしてりたいけどさ、ユコちゃんにはらわれるのいやだからさ 〕


「( 映画を観て、昼食ランチして、カラオケするだけだから…… )」


〔 それだけで済めばいけどな……。

  ユコちゃんは俺のだから、少しでもらちな真似しやがったら、容赦無く怪異のエサにするぞ。

  これはゆずれないからな! 〕


「( …………分かったから。

   悪意を持ってタッチ(さわ)してたら、煮るなり焼くなりおん君の好きにしていよ。

   私だって親しくも無い男子に馴れ馴れしくさわられたくないし── )」


〔 それでこそ、俺のユコちゃんだよ!

  張り切って監視してやるよ 〕


「( やり過ぎないでよ。

   死なせちゃうのは駄目だから! )」


〔 分かった分かった。

  死んだほうがマシって思えるていめとく 〕


「( そうして。

   慈悲しんを忘れないでね )」


 待ち合わせの《 はた駅 》が見えてた。


 男子生徒4人,女子生徒3人がすでに揃っている。


 待ち合わせをした時間よりもだ5分以上も有るのに、えきまえに7人がせいぞろいしているなんて、明らかに不自然過ぎる。


 まえもってて7人で相談をしていて、なにかを仕組んでいるのかも知れない。


 からぬ事が起きなければいんだけど……。


 私を内密に監視している本家関係者は、助けにはいってはくれないだろうし……。


「( おん君、くない事が起きたときは、私を助けてね )」


〔 当たりまえだろ。

  ユコちゃんは俺のなんだらかさ★ 〕


 受けてしまった以上は、覚悟を決めて7人の茶番に付き合わないとね──。

◎ サブタイトルを変更しました。

  振り返ればヤツが憑る ─→ 断れない誘い


◎ 訂正しました。

  私の家に危険物な ─→ 私の家に危険な

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ