目覚め
小説は初投稿です。
プロットから本気で作って書いていったものです。
笑いあり、涙あり、たまにhな冒険活劇を目指して書いてゆくつもりです。
ぜひ読んでみてください。
執筆での基本ルールを十分に理解せずに書いているので、読みにくい部分も多々あります。
申し訳ありません。
物語は暗闇から始まる
音が聞こえる……
風が吹いているような……
何かの生き物が唸っているような……
ノイズ音?
視界が明るくなってゆく……なにか幾何学的な図形が現れる……
ノイズ混じりの映像が視界を覆う…先程聞こえていたノイズはこの音か……
しだいに意識がはっきりとしてくる……視界に映る映像や音から不快なノイズが消えてゆく……
映像には壊れた機械のパーツが映された……なにかのパーツが近くに置いてある。
周りを見渡せば映像も付いてくる……そうか……私が見ている景色か。
どうやら廃墟のようだ、広めのホールのような空間、天井は一部が崩れて光が差し込んでいる。
私は視界を覆うカメラ映像を外すために、ゴーグルに手をかけた。
が、しかし……外れない!
外すはずのゴーグルを装着していない! 混乱している私にさらなる混乱が襲う。視界に写った手は人の物ではなく機械の手であった。
!!私はどうなっているのだろう?!! 私はそもそも何故ここに居る?
……私は……誰だ?!! わからない!! 何もかも思い出せない!!
とりあえず落ち着こう……心臓の鼓動がおさまるのを……えっ?!! 心臓が!! ドキドキしていない!! いやそもそも機械の手だったし……心臓が無いのかも!!
ていうか…死んだの? 私はもしかして死んでしまったの?!! 死後の世界に来ちゃった?!!
いやいや落ち着け……まずは状況を把握しないと……
なかばパニックになりそうな心を鎮めつつ、自身の体に目を落とした。
視界に入ったのは、座った姿勢のまま無惨な状態で半壊した機械の身体であった。初めに映し出された機械のパーツは、自身の足が脱落したものだったのだ。
「?! あひゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」
廃墟の彼方まで響き渡る奇怪な再起動音とともに目覚めた少女型の機体、彼女の冒険がこれより始まる。
とても短い文章ですが、感想や評価が頂けると励みになります。
楽しい展開や厳しい展開も出てくるので、ぜひ次も読んでみてください。