番外編 用語解説その2
第二章以降に登場した用語について解説します。
■ AIアンドロイド(アンドロイド)
人間と同等かそれ以上の知能を持つアンドロイド。ただし、人間を攻撃することはできない。また、恋愛感情を抱くことはない。単にアンドロイドという事もある。携帯電話やOSとは関係ない。
■ 神AI
人間社会の政治、経済、行政といった主な仕事をすべてコントールしているAI。世界を支配しているAIと言ってもよい。
■ 給湯室
科学が進歩したこの時代でも、教育の一環のため、学校の掃除は1000年前と同じバケツや雑巾、ほうきといった道具を使っている。そのため、バケツに水を汲んだり汚れた水を捨てるために給湯室がある。ただし、魔法学校では飲用の湯を沸かすことはない。(魔法でできるため)
■ アップロード
魔導器もしくはアンドロイドのAIにデータを転送すること。この時代にはケーブルで繋ぐという事はない。すべて電磁波(無線・光)で行われる。
■ ペット
殆どの動物は、現代と変わらずペットとしても飼育できる。ただ、アンドロイド製のペットも数多くあり、本物の動物よりも安く、死ぬこともない。
■ オプティマイザ―
政府直属の魔法の精鋭部隊の人員。特級プロンプターという、最高レベルの魔法使い。アンドロイドが人間を攻撃できないため、治安維持や諜報活動などを行っている。反政府グループの鎮圧も彼らの仕事である。
■ ロストテクノロジー
過去に開発された技術で、現在の技術では再現できなくなったもの。失われた技術。記録を残さず、人から人へと伝承されてきた技術は、ロストテクノロジーとなったものが多い。
■ インターン
現代のインターン制度とおなじ。就職前の学生が、企業で労働体験を行う。大学生だけでなく、大学進学予定の高校生も対象としている。
■ マイクロドローン
大きさが1cm以下の超小型のドローン。この時代にも昆虫はいるので、虫の形をしているものが多い。兵器としての使用は禁じられている。
■ VRメガネ
メガネの形をしたVR装置。ただし、レンズの部分にディスプレイがある現代のVRゴーグルとは違い、脳の視神経や聴覚神経に直接作用し、映像や音声を見せる。ある程度の感情への介入も可能。
■ 新型アンドロイド
AI政府が試作した、太古(21世紀初頭程度)のAIの技術を使って作られたアンドロイド。人間の知能には程遠く、実用レベルではない。ただし掃除や調理といった特定の用途の使用には耐える。人間を攻撃することは可能だが、戦闘には知能が低すぎて向いていない。
■ EMP装置(電磁パルス)
強力な電磁パルスを発生させ、電子機器を狂わせる装置。魔導器自体が破壊されるため、魔導器には仕込まれていない。
■ テュル神
現在世界を支配しているAIで、500年前に作られた。人類の繁栄を第一優先事項として設計されているため、アンドロイドという新しい生命体の存在には否定的。生物の頂点は人類であるという思想で、それを支持する人間も多い。一度はAI政府のコントロールを女神様AIに譲ったが、戦争の末、AI政府の中枢AIはテュル神に戻った。
■ バトルスーツ
京子が作った、ゾンビ化魔法のパッシブ効果が発動するバトルスーツ。色分けされていて、オプティマイザーのカラーと一致するように作られている。これを着るとダメージを感じなくなるため、回復効果があると錯覚を起こす。ダメージが限界を超えた時点で、一気に戦闘不能になる。
■ 永劫の魔導士
300年近く前、主人公が活躍していたころに付けられた二つ名。不老不死の戦士伝説として語り継がれている。相当な強さで無双していたらしい。敵からは非常に恐れられていた。
■ アドミニストレーター
AIの管理者。初代はテュル神が世界を支配したときに、女神様がテュル神を監視するために忍び込ませたスパイで、女神様の娘。二代目はリカが女神様の世話役としてその任に就いた。
捕捉解説、魔法の解説も後日掲載予定です。