表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移は簡単でした!  作者: 魔竜之介
60/73

第五十七話 ボスラッシュ

評価や感想・レビューよかったらお願いします。

 俺たちは20階層のボスを倒してから21階層に向かう。

 あまりに呆気なく倒すことができたので、再休憩は行わずに済んだ。魔力はロメオも減っていないらしいので、休憩を挟む必要は亡くなった。


 21階層に進むとそこにはいきなり10m級のドラゴンが丸まって寝ており、道を塞いでいた。

 見た感じこれまで出会ったボスと同じくらいの強さを秘めていると思う。


 すぐに襲ってこなさそうなので、俺は探知魔法で探ってみるとまっすぐと長い道しかないようだ。

 それに寝ているドラゴンから50mくらい行くとまた同じようなドラゴンが道を塞いでいるようで、倒さないと次に進ことはできないようになっている。


 俺は2人に調べたことを伝えてこの階層の攻略方法を考えることにした。


「まっすぐな道に等間隔にいるボスレベルの魔物、ロメオならわかると思うがこれは間違いなくボスラッシュだと思う。もうここまで来たら俺とキシリカだけではボス以外の魔物を倒すのには時間がかかる。だからロメオも手伝ってくれ」


 ボスラッシュは真っ直ぐな道が続き、その奥には次の階層に続く階段が用意してあると言う簡単なダンジョンになっている。

 しかし、等間隔にボスと同じくらいかそれ以上に魔物を倒さないと進めないので、冒険者たちの間ではボスラッシュと言われている。


「まぁ、しょうがないよ。このくらいの魔物は普通の冒険者なら即刻諦めるレベルだからね。今日中にボスを倒さなくていいなら僕も手伝うよ」


「私も分かったわ。流石にこのくらいの大きさの魔物は少しビビってしまいそうだもの」


 キシリカは想像できないほどの大きさをしているドラゴンの姿に少し怖気付いているようだ。俺も最初にこのレベルの魔物に出会った時はこんな感じになっていたので、キシリカが悪いと言うことではない。


 俺たちの前にいるドラゴンは体が赤色をしているので、火を使うタイプのドラゴンである火竜だと考えられる。

 ドラゴンは体の色でどんな魔法を使って来るのかや、弱点属性をすぐにわかるので魔術師としては倒しやすい部類の魔物に入る。


 こんなことを考えられるのは全属性を使える魔術師だけなので、普通の冒険者にとってはドラゴンの色に関わらず近寄らないようにしているので、ドラゴンを倒せる人はこの世界では少ない。


「キシリカは距離をとって一撃を入れられるように周りを見ながら行動してくれ。もし攻撃が通じないと思ったらすぐに後ろに下がってくれ。バフは一応かけておく」


「わかったわ」


 いくらボス級のドラゴンと言っても政宗での攻撃が通じないと言うことはまずないだろう。だが万が一を考えて次の行動を説明することはリーダーとして必要だろう。


「ロメオは一撃必殺の魔法よりも継続ダメージを与えられる魔法を使ってくれ、これから連戦になるだろうから今までのように魔力は節約して使え」


「僕もエルくんが言っていることに賛成だね」


 ボスラッシュはボスを倒すと次の魔物が時間をおかずに行動を開始して、こちらに襲いかかってくる。

 最初の魔物は近寄るか攻撃をするかしないと動かないが、その次からは休む暇がないので魔力は節約して行動しないといけないのだ。


「よし、2人とも準備が完了したな。なら俺が先頭を行く!」


 俺が火竜のいるエリアに近づくと何を感じたのか動き始めた。しかし、いくらドラゴンと言ってもすぐに攻撃することができないので、俺は魔力を込めて矛を叩き込む。


 すると少し火竜が怯みながらも俺に大きな爪を振りかざしてくる。それと同時にロメオが下から氷の塊を生み出し動きを止める。

 これには貫通を付与していないようでドラゴンの腹におもいっきり突き刺さった。


 しかし、まだ倒れないようで俺が最後に氷魔法を放とうと思い、矛先に魔力を溜めているとキシリカがドラゴンの死角から首を一斬りした。

 さすがにドラゴンは政宗の切れ味に抵抗できずに首を切り落とされてしまう。


 俺の溜めていた魔力はどうしようか考えていると、時間をおかずに青色のドラゴンである水竜が全速力で突っ込んできたのでそれに向けてぶっ放す。

 氷魔法は青色の得意属性だったようで全くダメージは通っていないが、攻撃をされたことによって、ヘイトが俺に向い突っ込んで来た。


「ロメオ!全力で風魔法を撃ってくれ!」


「了解!」


 俺は転移魔法でキシリカの方に転移してから、キシリカを抱えてまた火竜の翼の中へ転移を行う。


 俺とキシリカがいなくなったのを確認してからロメオは部屋全体に竜巻を起こしてから少し下がる。


 すると数十秒経ってから水竜が倒れた。それと同時に緑色のドラゴンである葉竜が入ってくるが、そこにはドラゴンの死体しかないので葉竜はキョロキョロと周りを見渡す。

 少し確認してから後ろを確認しようとした葉竜に向かって俺が土魔法を五月雨撃ちする。


「キシリカ、今だ」


「ええ」


 いきなり攻撃を受けた緑色のドラゴンは咆哮をしようと上を向くが、その時にむき出しとなった首にキシリカが一撃を入れる。


 さすがに火竜のように斬り落とすことはできなかったが、大動脈は切れたようで大量に血を噴き出す。

 その痛みと驚きで暴れ出してしまうがほとんどの血が体から出てしまったので、何をしないでも動きがだんだん止まっていく。


 あまり時間が経たないうちに息が絶えたようで、次は岩で覆われたドラゴンの岩竜がノロノロとやって来た。

 今までのドラゴンと違って足は遅いが防御力は高そうだ。


 しかし、貫通の才能を持つロメオの前ではその防御力は意味を成さない。


 ここは俺の番だと思ったのかロメオが火の玉と一緒に飛んできた。貫通を付与した火の玉は岩を通り抜け体の中に入っていく。

 入っていくと同時に悶え始めた岩竜は口から火の粉を出しなが倒れていった。


 さすがに体の中は岩でできていないようで、ダメージは大きいようだ。


 次にやって来たドラゴンは全身が骨で出来たドラゴンだった。どうやら死霊系のドラゴンのようで回復魔法をぶつけなければならない。

 死霊系は逆に回復魔法がダメージを与えることができるのだが、それ以外はほとんど通じない。


「ロメオはヘイトを取ってくれ!俺が倒す」


「任せた!」


 ロメオが回復を自分でしているところを見たことがないので、回復魔法を使うことはできないだろう。

 なら俺が少しずつだが回復魔法をかけていった方が良い。


 ロメオは逃げながら魔法を撃つがどれもダメージを通すことができない。しかし、ロメオに向かってまっすぐ進んでいるのでヘイトはロメオに向いているようだ。


 それを確認してから俺は骨竜の背中に転移してから、右肩の関節に向けて回復魔法をかける。

 するとポロッと右腕が取れた。取れた右腕はもう動かないようなので、思った通り取れたら骨竜はコントロールができないようだ。


 それから同じように全関節に回復魔法をかけてから、動けなくなった頭に全力で回復魔法をかける。

 今まで真っ赤に光っていた目が消えたので、どうやら倒すことができたようだ。


 次はどんなドラゴンが来るのかと考えていたが、全く来ないのでボスラッシュは終わった。

 どうやらここは5体で終わりのようだ。


「ふー、お疲れ。どうやら終わったようだな」


「ええ、そのようね。でもあなた達2人はすごいわね。すぐに弱点を見つけてから倒すなんて」


「まぁね。でもドラゴンは弱点がわかりやすい魔物だから。勉強していたら結構簡単にわかるよ。キシリカも魔物図鑑読んでみたら」


「そうなのね。あなたがそう言うなら読んでみるわ」


 魔法が使えないキシリカからしたら属性による弱点なんて関係ないだろうが、魔物の特性について学ぶのに無駄なことはないと思うので進める。


「ロメオはどうだ?多分次の階層もボスラッシュだと思うけど魔力はどのくらい使った?」


「5%くらいかな?まだまだいけるよ」


「そうか。ならここの階層の魔物が復活する前に次に進もうか」


「そうだね」


 俺たちは次に進むがこのダンジョンの誕生した日数を考えたらもうすぐダンジョンマスターの場所に辿り着くことができるだろう。


 俺はそう考えながらドラゴンの死体を回収していないことをギリギリで思い出して、回収に戻る。

 さすがの俺もこのレベルの魔物を捨てるほどお金持ちではない。

Twitter始めました。よかったらフォローしてください!

@doragon_narou8で検索したら出ると思います。名前は魔竜之介です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ