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異世界転移は簡単でした!  作者: 魔竜之介
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第四十八話 ミスリルの剣

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 陛下にダンジョン攻略を任命されてから、暗い顔で家に帰る。

 これからのことを話し合わないといけないな...


「これからどうしようか...もうダンジョンに行かないって選択はなくなってしまったけど」


「どうしようも何も私のことは気にせずにお仕事頑張ってください」


「本当に大丈夫なのか?俺が無理でもキシリカくらいはここに残れるように頼めるかもしれない。俺としてはキシリカも連れて行きたくないし」


 孤児院は常に俺が守ってきた。今まで俺が守っていると周知しているので盗人などはここに来たことはない。

 しかし、俺がいないと感づいた人がここに悪いことをしにくるかもしれない。


 その時に師匠は茉莉奈よりも子供達を優先してしまう。

 別に間違ってはいないのだが。


 旅行の時は分身を置いていたからそんなことはなかったが、今回俺が行くのはダンジョンのそれも攻略をしなければならない。

 無駄な魔力を使っていたら俺自体が危ないので分身を残すことができない。


 そこで戦力になるキシリカが孤児院に残ってくれたら師匠と協力して、上級魔導士意外なら倒すことができるかもしれない。

 なので、どうにかしてキシリカには残ってほしい。


「それは無理ね。お父様は私とあなたを入れて3人でって言っていたわ。もう1人が誰かは知らないけどあなたの横で戦うのは妻である私の役目よ」


「だがな、キシリカが戦えるのは俺の予想だと50階層までだと思う。これはキシリカの実力不足なわけじゃなくてキシリカが持っているミスリルの剣が駄目なんだ」


 キシリカが使っているミスリルの剣は俺が買ってあげた剣だが、実は実戦に向いているものではない。

 なので斬れるとしても中級の魔物までだ。


 そして、実践用つまり本物のミスリルの剣は普通の鍛治師が作れるものではない。

 それに必要なものは実力や時間ではなく才能だ。

 ミスリル鍛治師という才能の持ち主がミスリルの本当の実力を引き出させることができる。


 しかし、王国にいたただ1人のその才能の持ち主は5年前に寿命で亡くなってしまった。

 今からキシリカのために今から用意しても間に合うほどありふれたものではないのだ。


「私も本当のミスリルの剣は聞いたことがあるわよ。私も一度だけみたことがあるけど、そこまで変わっているところはなかったわ」


「見た目は同じミスリルだから同じだよ。大事なのは魔力を通せるかどうかなんだ」


「なら私が持っていもしょうがないわね。魔法を使えないから」


 普通のミスリルの剣はただ頑丈な鉱石でできた剣って感じだけど、本物の方は魔力を通すと重さを変化させることができる。

 それだけかと思うかもしれないが、剣は重量が威力に直結しているのでこれだけで戦い方の戦略が多くなる。


 それに持ち運ぶのが楽になるしね。


 キシリカは魔力が使えないから断念したが、ミスリルの剣は昔からあるので実はしっかりとそこら辺を解決してあるのだ。


「魔法がない人は魔蓄機を接続して使うんだ。俺が魔力を補充すればいいからって、こんな話をしても本物のミスリルの剣がないから無駄なんだけど」


「そうね。でもどうするか考えないと」


「クソ!せめてもう1人の協力者が誰なのか聞いとけば良かった。気が動転していて忘れてしまったよ」


 協力者が上級とは言わないけど魔導士だったら戦い方が変わってくる。

 それに、防御特化の魔導士ならキシリカの生存率が上がる。


「私のことよりも茉莉奈のことを心配してあげなさいよ。どうするの?」


「もうここは父上に頼るしかないだろう。金を準備しておけば医者も用意してくれるだろうし。あと師匠だ。師匠なら戦力面でも頼れるから」


「私もそれでいいです。それよりも旦那様はダンジョンの深くまで潜らなければいけないキシリカ様のことを心配してあげてください」


「いいや、私よりも茉莉奈よ」


「いいえ、キシリカ様です」


 2人はどっちを心配するか言い合っている。


 しかし、俺からしたらどっちかだけではダメなんだ。

 どっちも無事でなければ俺は一生後悔してしまう。


「このことはもう一度陛下と話し合おうと思う。2人はどんな結果になってもいいように備えていてくれ」


「わかったわ」


「わかりました」


 俺は2人にそう言うとまた考え込んだ。


 あまり茉莉奈を不安にさせたくなかったのだが、不安がらせてしまったことに申し訳なく思う。


 そう考えながら茉莉奈を見ていると、ドアをノックした後師匠が入ってきた。


「エル、お客さんよ」


「悪いけど今は忙しいから追い払ってくれ」


「忙しいのはわかるけど、どうやら異世界人らしいのよ。このままほっとくわけにはいかないわ」


「マジか...」


 タイミングの悪い異世界人だな。

 考えてみれば今日はちょうど前の異世界人掛けてから1ヶ月経つ。


「ならこの部屋に呼んでください。茉莉奈は自室に戻ってくれ。異世界人が全員安全だとは限らないからな」


「わかりました。でも必要な時は呼んでくださいね」


「ああ」


 茉莉奈が部屋から出ると同時に異世界人が入ってくる。


 今回はどんな異世界人なのだろうか...

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@doragon_narou8で検索したら出ると思います。名前は魔竜之介です。

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