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異世界転移は簡単でした!  作者: 魔竜之介
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第四十五話 ご報告

評価や感想・レビューよかったらお願いします。

 朝食を食べてから茉莉奈はキシリカに連れられて病院に行った。


 俺も行きたかったが教師の仕事があるのでダメだった。

 分身を使えばいいと思うかもしれないが、小さいことでこう言うのを使っているとサボり癖がついてしまうと茉莉奈が言うので今日は断念したのだ。


「先生!聞いていますか!」


「ああ、ごめんごめん。何だっけ?」


 考え事をしていたため生徒の話を聞いていなかった。

 

「だからですね!ドーナツ屋さんが学校の近くにできたからみんなで食べに行きたいなって、孤児院に住んでいる生徒以外はもうみんな食べに行っているのに」


「ああ、そういえば結構前に挨拶に来ていたな。忙しかったから覚えてなかったけどドーナツ屋さんだったのか。今月のお願いはドーナツで良いんだな」


「はい。もうみんなからの了承をもらいましたよ」


 孤児院では何も問題なく1ヶ月過ごしたらご褒美として簡単なお願いを聞いている。

 大体のお願いは肉やお菓子などを食べていと言っているので、比較的簡単なお願いが多い。


 毎月同じ日付に聞いていて、ちょうどそれが今日だったのでこの話をしているのだろう。

 なので茉莉奈は無理かもしれないがキシリカが帰ってきたらみんなで行こうと思う。


「よし、ならみんなで行くか。来られない子の分はお土産を買ってくるから後で人数を数えてきてくれ」


「わかりました」


 そう言って、教室から出て行った。

 今日も2時間の授業が終わり生徒のみんなが部活に向かうようだ。


 俺の担当のテニス部は師匠のサッカー部と違いガチの部活ではないので、遠くから見守るだけ。

 怪我をしたらすぐに回復魔法をかけられるようにスタンバイしているのだが、この世界の子供は皆運動神経がいいので滅多に怪我をしないので楽だ。


 一応キャプテンを決めて、どんな練習をしたらいいのかを前世を思い出して教えたのだが、それから何をするのかはキャプテンや部員に任せている。

 これは俺がめんどくさくてそうしているのではなく、運動能力よりも連帯感を強めて欲しいのでこう決めた。


 そしてそのキャプテンが俺のところにやってきた。


「先生、報告があります!」


「お!なんだ?」


 突然の発表にびっくりしてしまった。


「試合が決まりましたよ。相手はシュトレント学園です」


「え!まじで?でも試合はできるのか?」


「はい。許可が出ましたよ」


 テニスはサッカーと違いまだそこまで認知度が高くない。なので、他校と試合なんてまだ先になると思っていた。

 それにこの学校は平民の学校で、俺が前に陛下に頼まれて教えたシュトレント学園は貴族の学校なので試合ができるとは思わなかったのだ。


 それとキャプテンはどうやって連絡をとっているのだろうか?俺に言ってくれたらよかったのに。


「よく試合の許可が出たな。シュトレント学園に友達がいるのか?」


「そうです。テニスを通して知り合いました。あっちもサッカー部のようにガチでやっていませんが、力を試してみたいそうです」


「いいね。ダブルスをするのか?それならペアを決めないとな」


「もう決めています。今日はそのペアで練習試合をしようと思います」


「仕事が早いね。お前をキャプテンにして正解だったよ。ならもう俺ができることはほとんどないから、俺は優勝賞品を考えておこうかな」


「いいんですか?ならお願いしますね」


「先生に任せておきなさい」


「はい」


 それからキャプテンが戻っていった。シュトレント学園と交流ができて嬉しい。

 キシリカと茉莉奈を連れていつか見に行こう。


 2人のことを考えていると、ちょうどキシリカがやって来た。

 どうやら病院から帰ってきたようだ。


「キシリカ、何しているんだ?」


「え!別に何にもないわよ!ちょっとここら辺を散歩しているだけよ!」


 何かテンパっている。こういう時のキシリカは何か隠し事をしていると決まっている。

 しかし、絶対に認めないのでこのことには触れない。


「ふ〜ん、それで茉莉奈の病気は何だったんだ?」


「え!そうね!それは茉莉奈から聞いてあげて!」


「何でだよ。今日1日このことを考えていたんだよ。もしかして結構大変な病気だったとか?」


「違うわ!そんな死ぬような病気じゃないから!でも茉莉奈が自分で言いたいって言っていたの!もうすぐ部活が終わるから一緒に行くわよ!」


「わかった。お〜い、そろそろ帰る準備を始めろ〜!」


「「「「「わかりました!!!」」」」」


 無理矢理部活を終わらせ、俺も帰る準備をする。

 死ぬような病気ではないと聞いても、治らない病気かもしれない。心配しすぎかもしれないが、こればりはどうしようもない。


「よし、キシリカ帰るぞ」


「そうね!」


 俺たちは急いで家に帰った。生徒よりも早く帰る日があっても別にいいだろう。


◆◇◆◇


 家に帰ると茉莉奈は普通にキッチンにいた。


「あれ?もう大丈夫なのか?」


「いいえ。でも病院に行ってから少し体調が良くなったので今日は私が夕飯を作りますね」


「そうなんだ。それで、病気は何だったのだよ。茉莉奈から伝えたいってキシリカが言ってたぞ」


「まぁまぁ、せっかくなのでご飯を食べながら話します」


「え!そんなに勿体ぶらないでよ。早く無事って言ったくれ!」


「無事ですよ。はい、席に着いてください」


 無理矢理話を終わらせられ、席に着かさせられる。しかし大丈夫らしいので俺は一応安心した。

 それからキシリカと一緒に配膳をする茉莉奈を待つ。


 ようやく夕食が揃い、2人が席に着いた。

 そこで茉莉奈が一度咳払いをしてから話し出した。


「実は旦那様にご報告があります」


「ああ、教えてくれ」


「私は体調が悪い原因は大体予想が着いていたんです。でも初めてだったので自信がなくて言えませんでした」


「そうなのか」


「でも病院の先生に確証を貰ったのでお伝えします」


「ああ」


「私.....................................................................妊娠しました!!!」


 茉莉奈はすごい笑顔で教えてくれた。


 そして茉莉奈の報告に俺は大きな声でこう答えた。


「でしょうね!!!」

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@doragon_narou8で検索したら出ると思います。名前は魔竜之介です。

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