表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移は簡単でした!  作者: 魔竜之介
37/73

第三十四話 魔道具

評価や感想・レビューよかったらお願いします。

「おはよう」


「おはようございます」


 昨日はもちろん3人で寝たので俺の右には今起きた茉莉奈が、左には俺の腕を抱いて寝ているキシリカがいる。


 こっそり聞いたのだが、旅行中は3人で寝てくれるようで逆に1人で寝るのが嫌らしい。


「キシリカも起きてくれ。朝食がくるぞ」


「う〜ん、わかった...」


「俺の服どこいった?」


「帰って来てからお風呂に入った後、すぐに寝室に言ったのでまだ空間魔法の中ですよ」


「そうだったね」


 昨日は結構酔ってしまって記憶がない。

 羽を外しすぎてしまった。


「私の服も出してください」


「わかった。風邪引いてないよね」


「はい、空調がしっかりと効いていたので大丈夫です」


 この部屋に備わっているエアコン買って帰りたいな。


「キシリカもおはよう。ほら服だぞ」


「ありがとう」


 キシリカは服を着るだけで準備が終わる。


 茉莉奈はまだ髪を溶かしているのに、キシリカはそういったことはしない。

 なのに髪は綺麗に整っているので、寝相がいいのかもしれない。


「朝食をお持ちしました。入ってもいいですか?」


「どうぞ」


「失礼します」


 そう言って3人ほどの料理人が入ってきた。


 料理ではなく食材を持って部屋に備わっていたキッチンに行く。

 どうやら出来立てを食べられるようだ。


 俺とキシリカは椅子に座って待つことにした。茉莉奈はまだ寝室の化粧台にいる。


「今日はどこに行くか決めているの?」


「うん、ここでしか買えない魔道具があるからそれを買いに行きたい。だから市場に行こうと思っているんだ。そして、4時くらいにこの街を出て、茉莉奈が行きたいって言っていた街に行こう」


「しっかり計画立てているのね」


「もっと褒めてくれていいよ」


「よしよし」


「2人とも料理人がいること忘れているんじゃないんですか?見ていて恥ずかしいですよ」


 ここで化粧が終わった茉莉奈が帰って来た。


「そうだったわ」


 人前ではイチャつかないキシリカが珍しくデレて来たので不思議に思っていたが、どうやら忘れていたようだ。

 顔を赤くして俯いている。


 ここで料理人が朝食を持って来たので、俺たちは座り直した。


 朝食はこの世界では王道のパンとスープとスクランブルエッグのセットだ。

 この世界では美味しい方なのだが、茉莉奈の料理に慣れた俺たちにとっては普通だ。


 それから朝食を無言で食べ終え、俺たちは観光に行った。


◆◇◆◇


「見てみて!どこもかしこも魔道具が売ってあるわ」


「すごいね、あれ昨日の空調の魔道具じゃないか?」


「そうみたいですね」


 俺たちは魔道具屋に入って行く。


「それで何を買いたいのよ」


「それはね...えっと、これだよ!」


「何これ?」


「これはねカメラって言うんだよ」


「カメラですか!」


 ここで茉莉奈が食いついた。

 茉莉奈はこれがなんの道具かわかっているからな。


「王城で陛下の大きな絵の横に小さいけどむちゃくちゃ上手な絵があるだろ?それはこれを使って描くんだよ」


 写真の説明なんてできないのでこんなもんでいいかな。


「へー、そうだったのね」


「これ買って旅行の写真撮るんだ」


「いいですね、これで後で見返すことができますね」


「そう言うことね」


 結構いい値段するけど、買えないほどではない。

 結構懐に痛いけど...


「これください」


「毎度あり、これ説明書になります」


「わかった」


 説明書は読まないタイプなので空間魔法に入れる。


「説明書は私が後で読んでおきますね」


「ありがとう」


 どうやら茉莉奈は説明書は読むタイプなのだろう。


 助かる。


「私も使いたい!」


「だめ、キシリカは壊しそうだから」


「ぶー」


「ちょっと練習しようかな。2人はモデルになってよ」


「いいわよ」


「ちょっと恥ずかしいですけどわかりました」


 俺たちは店を出て写真を撮る場所を探す。


 すると、近くに公園があった。

 公園と言っても何もなく、カップルや親子が芝生に座って寛いでいるようだ。


「じゃあ、ここら辺に座ってよ」


「わかりました。カメラを撮るときは『はい、チーズ』って言うんですよ」


「なんでチーズなのよ」


「チーズというと口角が上がるからです」


「でも、チーズって撮る方が言うから関係ないわよね」


「言われてみたらそうですね」


「何でもいいだろ。撮っていいか?」


「いいわよ」


「はい、チーズ!」


 カメラはチェキのように撮った後にすぐ写真が出てくる。

 そして写真が出てくるのを見たキシリカがすぐそばに寄って来た。


「見せて!」


「はい、どうぞ」


「すごいわね。茉莉奈はやっぱり綺麗だわ」


「キシリカ様の方が綺麗ですよ」


「え〜、そうかしら」


 写真を見た2人はお互いを褒め始めた。

 それにしてもキシリカは茉莉奈のことを綺麗だと思っていたことにびっくりした。


 あまり人を褒めないから。


「2人とも綺麗だよ。これは俺が貰っていいか?」


「いいわよ。私は3人の写真が欲しいから」


「私もです。タイマー機能とかないのでしょうか?」


「そうだったの?なら俺が分身して取ればいいよ」


「なるほどね」


「分身のこと忘れていました」


 2人が3人で写った写真が欲しいと言ったので、次は3人で写真を撮る。

 しかし、同じ顔のやつを撮っている不思議な光景に少しだけ周りの人たちに注目されてしまった。


 それから遅めの昼食を取り、2人とお揃いのアクセサリーを買ったり、孤児院や家族のためにお土産を買いに行く。

 アクセサリーも魔道具でこれをつけていると肩こりなどが治るらしい。


 磁気ネックレスみたいだ。


「もう次の街に行くのね」


「ああ、次は茉莉奈が選んだ街だよ」


「今回もどんな街か秘密なのかしら」


「そうですよ、楽しみにしていてください」


「わかった。最後に写真撮ろう」


「ええ、そうね」


「でも、こんなに撮って大丈夫なんですか?」


「ああ、フィルムは買い占めて来たから」


 そう言って茉莉奈の肩を抱いて自撮りする。


 もう撮りすぎて慣れてしまった。

 次の街でもたくさん撮らないとな。


 それに茉莉奈がどんな街に行きたいのか気になるので楽しみだ。

Twitter始めました。よかったらフォローしてください!

@doragon_narou8で検索したら出ると思います。名前は魔竜之介です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ