第八試合 ナーナミ・イート vs げん・ラー
さあ、休憩を挟んで始まりました、第八試合。
サクサクとした展開が気持ちいいですよね。
実況は引き続き私、新館紳一郎、解説はおっぱい評論家の馬込太郎さんの生配信でお送りいたします。
よろしくお願いします。
第八試合、両選手が既に闘技場に入っております。
凄い美人ですね。
二人ともインドからの参戦です。赤コーナー、ナーナミ・イート選手。美しいサリー姿にボインボインの巨乳の妖艶な美女です。
食べられたいですよね。
青コーナーにはげん・ラー選手! ちっちゃくてキラキラしたお目々の美少女だ!
ちょっと謎の物体みたいな感じですよね。
「ウフフ……。げん・ラーちゃん。勝ったほうが漉王様を独り占めよ? いい?」
「いいよー。でも、不死のわたしに勝てるかな?」
「私だって不死鳥だもの。あなたに私は殺せない」
「どうかなー? それはやってみないとわからないよなー(๑╹∀╹๑)」
カーン!
おおっと! いきなりゴングが鳴りました!
試合開始ですね。
「吹き飛べ」
おーっと!? ナーナミ・イート選手の背中に炎の翼が出現しましたよ!?
かっこいいですね。
それをナーナミ・イート選手が羽ばたかせた瞬間! 会場が、炎に包まれたーッ!
う、うわあああっ!?
「だめだよ、ナナちゃん。他人に迷惑かけちゃ。交通弱者を敵に回すと嫌な目に遭っちゃうよ?('◉⌓◉’)」
おーっと! げん・ラー選手、ハンモックに揺られながら反撃だ!
た……、ただ言葉で反撃してるだけのように見えますが……?
「女子社員のランチの会話は辛辣なんだよ? ナナちゃんなんて超弩級のお局で『ドツボ』って呼ばれちゃうよ?('◉⌓◉’)」
「クウッ……!」
あーっ!? ナーナミ・イート選手、ダメージを受けております!
よくわからないですね。
「お米アレルギーの身にもなってみろ(๑╹∀╹๑)」
「グアアアッ!!」
ナーナミ・イート選手、悶えております! 苦しんでおります!
なぜなんでしょうね。
「こんな歪んだ世界など」
あっ! ナーナミ・イート選手の目が血走りました!
これはヤバい気がしますね。
「滅びてしまえ!」
うわあああーっ! 地獄の業火が会場を焼き尽くします!
ははは!
まっ……、馬込さん!? 何を笑ってるんですか!?
人間て、真の恐怖に遭遇した時には、笑いが出ちゃうんですよね。
これは無理だ! 生存者ゼロだこれ!
みなさん、さよーうならー。
七海糸さま、並びに幻邏さまと本文内容には関係がありません




