第四試合 獏羽生玲子 vs 謎のエロオヤジ
サクサクと第四試合目が始まりますね。解説の馬込太郎さん、よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
今までの三試合、すべて開始早々のKO勝ちとなっております。
この試合も早く終わりそうですね、文字数二千文字以内で。
グラウンド上では赤コーナー、獏羽生玲子選手がウォーミングアップを行っております。
細身のくびれた身体に見事なまでの爆乳。いいですね。
対する青コーナーは謎のエロオヤジ選手。こちらも両手をワキワキと動かしてウォーミングアップを行っております。
不審者ですよね、完全に。
「フフフ。あれは私の作った改造人間だ」
あっ。また主催者の松戸バーカー博士が放送席にお越しくださいましたよ。
おっ? こちらからは綺麗なお姉さんが……
「ウフフ。松戸博士の改造人間は毎回どうしてエロオヤジですの? 製作者の程度が知れますわ」
「フン! ウシノくんよりも私のほうが優れたマッド・サイエンティストだということをこの試合でお見せしよう」
「あれはどういう性能をもった改造人間なんですの?」
「フフフよくぞ聞いてくれた。相手がエロい身体をしていればしているほど強くなる能力持ちじゃ!」
「……なんだかそれってわたくしが作った超セクハラジョージのパクリではなくって?」
「オマージュじゃ!」
話の内容がよくわかりませんが、どうやらあの謎のエロオヤジ選手、相手の身体がエロければエロいほど強くなるようです。
それは獏羽生選手、ヤバいですよ。
獏羽生選手、馬込さんの言う通りのエロの化身のようなボディーを堂々と揺らし、闘技場中央へと向かいます。
お嬢様ヘアーが揺れてますね。いい感じです。
謎のエロオヤジ選手もマスクとハンチング帽の間からギラギラした目を覗かせ、今にもタックルをしそうな不審者の動きで闘技場中央に向かいます。
R18な展開にならないといいですね。
カーン!
ゴングが鳴りました!
おっと、いきなり謎のエロオヤジ選手が動きましたよ。
「ヒエーッヘッヘ! その乳揉ませろ!」
通行中に見つけた美女にいきなり襲いかかるように謎のエロオヤジ選手、獏羽生選手に手を伸ばします!
完全に犯罪行為ですね。
ぼよーん!
あっ……?
えっ……?
な、何が起きたのでしょう!? 謎のエロオヤジ選手の姿が一瞬にして闘技場から消えました!
おっぱいで弾き飛ばしたように見えましたね。
「汚らしい男はすべてこの世から消え去りなさい」
獏羽生選手、そう言い残して背を向けました。
千文字丁度です




