第二試合 微風ユレン vs 青野ヶ原虚無子
さあ、第一試合から死人が出てしまいましたね、馬込さん。
死んだのがあの人でよかったですね。みなさん納得して大会が中止になることもなく進みますからね。
さて、第二試合が始まりますよ。
いいですね。女の子どうしですね。
赤コーナー、微風ユレン選手。青コーナー、青野ヶ原虚無子選手、グラウンドの上で対峙します!
作者が描写し忘れてましたけど、闘技場に使用されているのは高校のグラウンドです。大勢の観客が取り囲んで、まるで運動会みたいな雰囲気ですね。
実況の私、新館紳一郎に代わっての説明をありがとうございます、馬込さん。今度私の仕事を横取りしたらぶん殴りますよ?
ははは! さて、試合を見ていきましょう!
「お相手がいきなりユレンはんだなんて、奇遇どすなぁ」
青野ヶ原選手がニセ京都弁でフレンドリーに話しかけます。
「親友になったばっかりどすけど、手は抜きまへんで? 正々堂々、やりますどすえ」
「……」
微風選手、何か言ったんですかね?
口がモゴモゴ動きましたね。
「うん、それでこそ我が親友や。その通り、どちらが勝っても負けても恨みっこなしどすえ」
青野ヶ原選手には聞こえたようです。
耳がいいんですかね。
両者、がっちり握手をかわしました。
しかしどちらもいいおっぱいですね。
青野ヶ原虚無子選手はDカップ。微風ユレン選手はBカップ。大きさに違いがありますが……。
青野ヶ原選手はツンと上向きの美乳、微風選手も小さいながら体操着を柔らかく盛り上げるその曲線美には見るものがありますよ。
ちなみに2人とも高校生。両者それぞれの学校の体操服姿で戦闘に臨みます。
いいですね。
また、ちなみに作者は設定を書いたノートを誤って削除してしまったようで、もしかしたら既に書いた部分との矛盾が今後出るかもしれないけとご了承くださいとのことです。
いい加減ですね。
カーン!
ゴングが鳴りました! 試合開始です!
わーい。
「ユレンはん! 申し訳ありまへんけど一瞬で終わらせますどすえっ!」
おーっと! 青野ヶ原選手、弓矢を取り出しました!
武器使ってもいいんですかね。
「キョニュー・ブルー奥義! 百烈弓閃!」
おおーっと! 青野ヶ原選手、じつはキョニュレンジャーのメンバー、キョニュー・ブルーだったーっ!
全国ネットの生配信でバラしちゃいましたね。
青野ヶ原選手の放った一本の矢が百に分かれて微風選手を襲うーっ!
散弾銃のようなものですね。これは避けられませんよ?
「……」
おおーっとーっ! 微風選手、何かをモゴモゴ言いながら、優雅に腕を振ったーっ! これは……
おおっ!?
水の龍です! 微風選手が振った腕から水の龍が出現しました!
これってもしかして、ヒンニュー・ブルーの必殺技『水龍波』じゃないですか!?
そんな必殺技ありましたかね?
さあ? 何しろ作者、設定ノートを削除しちゃいましたから。
水の龍がすべての矢を絡め取り、微風選手、素早く間合いを詰めますっ!
胸がないぶん動きが素速いですね。
「ま……、参りましたどすえーっ!」
あーっ!? 青野ヶ原選手、まだ何もされてないのに降参だ!?
弓使いは間合いを詰められたら弱いんでしょうね。
勝者、微風ユレン選手です!
めちゃめちゃあっけない結末でしたね。
では、勝者の微風ユレン選手にインタビューしてみましょう。
マイクを通せば声も聞こえるでしょうね。
「……」




