貧乳戦隊おっぱいナインジャーZ vs 超セクハラジョージ
「超セクハラジョージさん」
怪人超セクハラジョージの脳に直接埋め込まれた発信機を通じて女の声がした。
「ウシノか。なんだよ?」
「貧乳戦隊、倒せますか?」
「まぁ、俺ロリコンでもねーし、やる気にはなんねーけど、なんとかなんだろ。揉む乳がないなら普通に暴力で……」
「やる気にさせてあげます」
「なんだと?」
ウシノ・チブサの言葉を聞くと、超セクハラジョージの表情が生き生きとした。
立ち向かってくる貧乳戦隊を眺めながら、ワキワキと最強の武器であるそのてのひらを動かしはじめる。
「行くぞおっ!」
ピンクが先ほどよりも速いスピードで弾丸のように飛ぶ。
「ハイパー・ダンガン・ピンク!」
怪人にぶつかった瞬間、抱きしめられていた。
怪人はとても気持ち悪い口調で言った。
「キミ、可愛いね」
「おええええ!!!」
ピンクが抱きしめられながら、泣きはじめる。
涙で濡れたその頬を、怪人がベロリと舐めた。
「ギャアアアアア!!!」
「いけないっ! ピンクが発狂寸前だわ!」
「大体、あの怪人に直接攻撃は効かないって言ってるのに!」
ヒンニューレッドとイエローがそう言いながらハグし合い、Aカップどうしの隙間に風を発生させる。
「ヒンニュー・スキマカゼ!」
二人の胸の隙間から鋭い風が飛んだ。
カマイタチのようなその攻撃が、怪人超セクハラジョージの首をはねようとしたその瞬間、
「キミたちも可愛いねぇ〜」
超セクハラジョージは瞬間移動していた。レッドとイエローの胸の隙間に。そこから覗き込むように、二人の顔を見上げる。
「きゃあっ!」
「うわああっ!」
すんでのところで二人は飛びのいた。逃げていなければ頬にキスされていたところだった。
「女の子はおっぱいだけではないんだよね〜」
超セクハラジョージがニタニタとすけべな笑いを浮かべる。
「俺は女の子の可愛い顔も好きなんだ。ウシノに言われてひしひしと思い出したよ」
怪人超セクハラジョージのパワーが、5人の貧乳戦士の可愛い顔を堪能することでブーストされる!
次の瞬間にはグリーンとブルーがまとめて抱きつかれていた!
「うあぁ……」
「ぃ……ゃ……」
「ああっ……! グリーンとブルーもいっぺんひヤられたっ!」
「レッド! こうなったらアンタの『貧乳聖撃波』しかないっ!」
残されたレッドとイエローが並んでファイティングポーズをとる。
イエローが前へ出た。
「あたしが隙を作るっ! そこへアンタが聖撃波を撃ち込んで!」
「かわいいいいー!」
怪人がイエローに抱きつき、顔をベロベロ舐めはじめる。
「ウッギャアアア! ……今よっ! レッド!」
「イエロー……! あなたの犠牲は無駄にしないっ!」
レッドの貧乳から聖なる光が産まれ、怪人に向けて発射された!
「喰らえ! 貧乳聖撃波ァッ!」