キョニュレンジャー VS 超セクハラジョージ
キョニューレッドこと獏羽生玲子は、目の前の怪人を見て思った。
『強い……! 前に見た怪人だけれど……。あの時よりも342倍強化されている!』
思わず生唾を呑み込む。
『勝てるの……? 今のわたくし達で……?』
拳を握りしめ、Gカップを揺らした。
『勝つしかありませんわ!』
超セクハラジョージは両手をいやらしくワキワキさせるとゲヘヘと笑った。
「揉み甲斐のありそうなおっπズラリと並べやがって。そんなにこの俺に揉みしだいてもらいたいのか? いいぜ? やってやる」
「揉まれてたまりますか!」
レッドが全員に指令を出す。
「みんな! 一斉に、5方向からプレスアタックよ!」
「「「「おー!」」」」
5方向に散らばった巨乳戦士達が、一斉にその膨らみを敵に向ける。
一気に間合いを詰めると、弾けるその胸で敵を圧し潰し、爆発させにかかる。
ぼよよ〜ん!!!
しかし、超セクハラジョージは余裕の笑いを浮かべ、立っていた。
「なにっ!?」
「私達のプレスが効かないっ……!?」
「ゲッヘッヘ……。なかなか今のは気持ちよかったぜ」
怪人はどさくさに3人のを揉んでもいた。
「もっと……! もっとだ!」
たまらずヒンニューレッドこと千々梨優美が声を投げた。
「忘れたの!? そいつに直接攻撃は効かない! 波動を飛ばしてやっつけるのよ!」
「あなたに言われるまでもないわ! わかってる!」
キョニューレッドが悔しそうに返す。
「硬い攻撃は効かなくても、柔らかい攻撃ならイケると思ったのよ! でもだめだった!」
「もっと柔らかいのを俺にくれぇ〜」
怪人がうかれている。
「エロいの頼むよ〜。思いっきりエロいやつ」
「わかったわ! 望みを叶えてあげる!」
レッドの号令とともに、巨乳戦士達が揃って己の胸を震動させはじめる。
「おっ? それは……エロいねぇ」
「喰らえ!」
巨乳戦士達の胸から、震動波が敵めがけて飛ばされた。
「「「「「巨乳震動波!」」」」」
ボイイ〜ン!
攻撃を喰らった怪人を見ながら、観衆が口々に、悲鳴を上げるような声で言った。
「うわああ〜……キモい!」
「見て! あの怪人……」
「恍惚の表情でめっちゃ震動してる!」
「こけし? ママ、あれ、こけしなの?」
「ダメだ!」
「あんなトラウマになるほどキモいもの子供に見せちゃダメだ!」
「すごくよかったよ、キミたち」
怪人は震動を止めると、スッキリしたような顔で言った。
「次はこっちからイクぜ? 喰らえ! 『すれ違いざまにいきなり前からハグ』!」
怪人が凄まじい速さで次々と、5人の巨乳戦士達に抱きつく!
「うわあっ!」
「いやあああっ!」
「もうお嫁に行けない!」
次々と倒されて行くライバルの姿を見ながら、ヒンニューレッドが仲間に叫ぶ。
「みんな! 私達があの怪人を倒すよ!」




