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✧ 詩 ✧ ふたり

冬の光




世界はなぜ こんなにも美しいのだろう――――

冬の光が 僕を透明にするから?



つらら


きたかぜ しもばしら


あおぞら ゆきぐも なみきみち



風は 透きとおった体を吹き抜け 迷うように渦巻いて 午後の太陽を振り返る

海の輝く瞳を あなたのみつめる水色の活字を いつまでも探して



尾根道 稜線 遠い海、白い街――――



世界から僕は見えない

物語は僕を通り過ぎて消えていく


遙か彼方へと




けれど透明な僕は今、世界を抱きしめる


僕をこの世界にとどめてやまない 冬の、いとしい光を

僕がこの世界にもとめてやまない あなたの、明日の言葉を信じて





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